四国88か所のお遍路さんは、すべてを一気に巡る「通し」と、何回かに分けてつないでいく「区切り」の二通りがあります。
本書は「区切り」のお遍路ながらも、全行程を歩いて四国一周を果たした体験記です。
文章の頭に、全行程の四国のイラスト図と高低差のわかる図表がありましたので、著者の文章を読みながら、合わせて場所等の確認ができて助かりました。
宗教心も悩み事もない著者は、お遍路自体に意味を見出すことなく、ただ単に四国一周を歩き通したいという理由だけで一番札所「霊山寺」から始め、八十八番札所「大窪寺」、そして「結願」として一番札所に戻るまでの64日が、旅とレジャーの執筆を生業とする目線で綴られています。
足のマメの傷みに耐え、行く先々で「お接待」を受けながらの道中記、<熊倉伸宏>氏の 『あそび遍路』 を読んで以来のエッセイですが、ハウツー物としての知識も増え、面白く読み終えれました。
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Posted at 2015-01-02 15:46
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Posted at 2015-01-02 16:59
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