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今年の読書(40)『満つる月の如し』澤田瞳子(徳間文庫)

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今年の読書(40)『満つる月の...
第32回新田次郎文学賞(2013年)を受賞している本書ですが、多彩な登場人物を見事にまとめ、全476ページは圧巻でした。

治安2(1022)年法成寺金堂・五大堂の造仏の功績により、仏師として初めて「法橋」になった<定朝>の伝記小説ですが、<藤原道長>の時代を背景に、<定朝>16歳から天喜5年8月1日に52歳で没するまでが描かれています。

タイトルの『満つる月の如し』は、天喜2(1054)年に造仏した京都西院の丈六阿弥陀如来坐像が当時の公家たちを魅了し、「尊容満月の如し」と称賛されたことに由来しています。

平安時代の殺伐とした都を舞台に、<藤原道長>一族の権力争いを中心に据え、<定朝>の御仏に対する心の変化を機微に描き、また<定朝>の後見人として登場する比叡山内供奉の僧侶<隆範>もいい脇役として描かれていました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2015-03-19 22:19

歴史上の人物を描くのは難しそうですが、綿密な調査とイマジネーションで長編になるんですね。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2015-03-20 04:32

史実とかけ離れての展開はできないでしょうが、隙間にこそ作者の思い入れがあると思いますね。

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