欧米では、植物性たんぱく質で作った人工肉が定着しつつあるようです。その勢いは、ファーストフード店にも広がってきています。
アメリカで人気のファーストフード店バーガーキングが、今月牛肉を使っていないハンバーガーの販売を開始しました。シリコンバレーのベンチャー企業インポッシブルフーズと共同開発した「インポッシブル・ワッパー」です。
同社の主力商品のハンバーガー「ワッパー」と見た目は変わりませんが、100パーセント大豆由来の人工肉を使い、脂質は15パーセント低く、コレステロールは90パーセントカットされているといいます。トランス酸脂肪も含まれていません。
代わりに値段は、5.59ドルと普通のワッパーより1ドルほど高くなっています。そして見た目だけではなく、味もほとんど普通のハンバーガーと変わらないのが、人気の秘密だそうです。
大豆の根から抽出された「ヘム」と呼ばれる物質を配合させることで、肉独特の鉄の味を作り、肉汁滴るパティを再現しています。売れ行きは上々のようです。
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