兵庫県病害虫防除所(同県加西市)は、果樹類に被害を与える「カメムシ」が大量発生しているとして、県内全域に令和2年病害虫発生予察注意報第1号を出しています。「カメムシ」は隔年で発生量が増減し、今年は多い「表年」だそうで、過去にないほどの数。気温が上がるにつれ、さらに増えると予想されると注意を呼び掛けています。
県病害虫防除所によりますと、果実が小さい段階で「カメムシ」が果汁を吸うと跡が残り、品質低下を招く。同所はナシやモモ、カキなどを生産する県全域の農家に、見回りの強化や早めの袋掛けを推奨。発生や被害を確認すれば、すぐに薬剤で防除するよう求めています。
同所内で4~5月、誘引剤を使って調査したところ、「チャバネアオカメムシ」 ・ 「ツヤアオカメムシ」 の捕獲数が、過去5年の表年で平均の約5.3倍に上っています。県立北部農業技術センター(朝来市)でも約3.4倍でした。裏年の昨年に大量発生 し、暖冬で越冬できた個体も多かったことが原因と考えられ、発生が長期化する恐れもあるとしています。
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Posted at 2020-06-01 14:27
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Posted at 2020-06-01 14:52
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