<ミン・アウン・フライン>国軍総司令官
ミャンマーのクーデターで権力を握った国軍に対抗し、民主派が樹立を宣言した「統一政府」は22日、<ミン・アウン・フライン>国軍総司令官がデモを弾圧し、多数の死者を出したとして、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に逮捕への協力を要請しました。
総司令官は東南アジア諸国連合(ASEAN)が24日にインドネシアのジャカルタで開く首脳会議に出席する予定です。「統一政府」はICPOに書簡を送り、総司令官のジャカルタ訪問時に逮捕できるようインドネシアの警察当局との協力を求めています。
インドネシアでの逮捕の可能性に言及し、総司令官が「ミャンマー代表」として会議に出席するのを阻む狙いもあるとみられています。書簡では、総司令官には西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害の責任もあると指摘されています。
一方、国営テレビは「統一政府」が副大統領や首相、閣僚などに任命した計26人を国軍が反逆罪で指名手配したと報じました。反逆罪の最高刑は死刑。国軍は「統一政府」を「非合法組織」に指定しています。
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