<秋葉美希>が自身の父との別れの経験をもとに手がけた作品で、若手監督の登竜門である第17回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞した作品です。
父「陽平」の死から背を向けて生きてきたダンサーの「暖」でしたが、やがて踊ることを止めてしまった彼女は、故郷からやってきた幼なじみの「壮介」によって、「陽平」の残した一枚のメモに記された場所をたどる旅へと連れ出されます。
その旅の中で2人は「陽平」の面影に触れ、咀嚼できずにいた思いを飲み込んでいきます。
<秋葉美希>が監督・脚本のほか自ら主演を務め、主人公の「暖」を演じています。彼女を旅に連れ出す幼なじみの「壮介」役は『赫くなれば其れ』などで活躍する<田中爽一郎>、父「陽平」役は<川瀬陽太>がそれぞれ演じています。そのほか<森羅万象>、<鈴木卓爾>が共演しています。