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本来朝鮮語の「チゲ」には、「鍋料理」という意味をすでに含んでいますので、たまに見かける「ちげ鍋」という書き方は、言葉が重なりおかしな表現です。
お店の立て看板に「チゲセット」(900円)というのが目に入り、ビルの2階ですが、興味を引かれて覗いてみました。
白木のテーブルに赤色や黄色の椅子が組み合わさり、明るい感じのお店で、雨の土曜日にも関わらず若い女性客ばかりで、男はわたしだけでした。
大きなモニターでは、韓流歌手の音楽が流されていますので、皆さん画面の唄い手の話しをしながら食事をしているようです。
「チゲ」には豆腐が入っていますので、正確には「スンドゥブチゲ」に当たりますが、深海深層水からとれるニガリと神戸布引の水で作られた豆腐で、口当たりは良かったです。
ご飯も、お米だけでなく穀物が入っていますので、スープとよく合いました。
「辛いはず」と気を利かして、お店のお兄さんがピッチャーでお冷をテーブルに置いてくれましたが、水を飲むこともなくおいしくいただいてきました。
今週は【すが井】さんへ、お昼の日替り定食に出向けませんでしたので、夜の部に顔を出しです。
小上がりの席も満員で、カウンターも予約客の箸が並んでいましたが、なんとかカウンターの隅の席に落ち着けました。
いつもは壁にたくさんのメニューが貼られているのですが、今宵は寂しげな枚数しかありません。
カレー味の「突き出し」をいただきながら、何にしようかと迷っていますと、大将から「白子がいいですよ」と言われ、おすすめをいただきました。
とろけるような「白子」が口の中に広がり、いい味わいです。
「自家製」という言葉に魅かれ、次なる肴は「豚バラチャーシュー」にしました。
これまた柔らかく煮込まれており、脂身とのバランスがいい部位のお肉で、カラシと共に美味しくいただいてきました。
11月に入り各お店では、「カキフライ」や「カキフライ定食」が季節限定で始まっています。
先だって、 「麻婆豆腐定食」 を食べたおりに、「牡蠣の天ぷら」(580円)のメニューに気付き、「天ぷら」とは珍しいなと気になっていました。
水分が多いだけに、揚げるのが難しいのかもしれません。
今宵はその「カキの天ぷら」で一杯と考え、【燕楽】さんに足を向けました。
フライとは違った上品な味わいで柔らかく、これはおいしくて、病みつきになりそうな一品でした。
「野菜サラダ」(280円)も冷たくしゃきっとしており、「酢豚」は 「酢豚定食」 で味が分かっていますので、これまた安心して頼める料理です。
牡蠣のシーズン中、再度「天ぷら」に足が向きそうです。
昨日のお昼ご飯は中国料理【燕楽】で 「麻婆豆腐定食」 でしたので、今日は和食にしようと思い、<家庭料理の店>【やよい】に足を向けました。
新開地で三代目としての女将さんが、ご夫婦で頑張られているお店です。
季節限定の「カキフライ定食」(850円)が目についたのですが、選んだのは「アジフライ定食」(700円)です。
大きなアジフライが2枚、すでにデミグラ風のソースが掛っています。
定食に決まりの小鉢が2品付き(今日はほうれん草ときんぴらごぼう)、香の物として茎ワカメでした。
ネコ舌としては、揚げたてのアツアツのフライ物は厳しいのですが、身の厚いアジフライ、しっぽまで残さずいただいてきました。
お勘定の支払いのとき、 旨み処【きはた】 の大将もそうですが、三代目の女将さんもお勘定は両手で受け取られる自然な姿勢に、気持ちよくお店を出てきました。
農林水産省が、2007年に「郷土料理百選」として「じゃこ天」を挙げています。
愛媛県南予地方の特産品として有名で、ホタルジャコを頭と内臓を取り除き、皮ごととすりつぶした魚肉の練り製品を、油で揚げています。
久しぶりに「じゃこ天」(250円)を頼みました。
約12X6センチばかりの扁平な形をしていますが、カマボコと違ったキシキシといった歯ごたえが楽しめます。
醤油を掛ける人もいますが、ネギとショウガだけのほうが、じゃこ本来の味がよく分かります。
一人で二枚頼まれる方もおられ、根強い人気の酒の肴です。
四川料理として陳建民が日本にもたらした「麻婆豆腐」ですが、すっかり日本的な料理として定着しています。
寒くなってきますと、花椒の効いた「麻婆豆腐」が食べたくなります。
なかなか町中のお店で辛い味に出会うことはありませんが、豆腐料理のひとつとして割り切れば、好きな中華料理のひとつです。
本日は【燕楽】の「麻婆豆腐セット」(680円)を食べてきました。
<細切りザーサイ・レタスサラダ・玉子スープ>は、どの定食にも共通でしたが、<玉子スープ>が、<ワンタンスープ>に代わっており、これまた美味しくいただけました。
「麻婆豆腐」は四川風の辛さはなく、隠し味に八丁味噌が入っているかなという味わいで、辛さは強くはありません。
お勘定のとき、カワイイ娘さんではなくお母さんがレジに立たれ、「680円です」と言われて千円札を出しますと、やはりお釣りは(350円)でした。
今宵は、ボリュームのある「ベーコンエッグ」(300円)を、ビールの肴に選びました。
以前に 「目玉焼き」 を紹介しましたが、(50円)アップで<ベーコン>が追加されます。
同じ玉子2個を使用した料理ですが、「目玉焼き」は」日本語で、<ベーコン>が入ると「ベーコンエッグ」と横文字になりますが、さすがイギリスの朝食としての貫禄でしょうか。
「目玉焼き」と同様、玉子の下には「千切りのキャベツ」が隠れて敷かれていますので、量的に十分な一品です。
黄身のとろみ感も良く、キャベツとからめて美味しくいただいてきました。
キリンの黒ビール 「スタウト」 が置かれていますので、最後の〆として呑もうと、【げんちゃん】に顔出しです。
本日の肴は、「チキンロール」(380円)を選びました。
大瓶一本を呑み、ふと壁に目をやりますと<一番搾り「とれたてホップ」>のポスターが目につきました。10月31日から、数量限定で発売されています。
冷蔵庫を見ますと、確かに冷やされています。
ビールに関してはあまり銘柄を変えることはありませんが、東北応援の意味も込めて、「東北の大地からの贈り物」という岩手県遠野市のホップに、二本目として手が伸びました。
ホップの味がよく出た、爽やかな軽めの喉越しでした。
先客として5名ばかりのおじさんたち、何やら熱を込めて話しこんでいるようで、耳を傾けながら、予定通り最後に「スタウト」を呑み、今宵の〆としました。 ( 会話の件は、また後日 )
久しぶりの訪問になりました【安庵】さんです。
気がつけば 「きんぴらごぼう」 ばかりを肴に呑んでいるような気がして、以前のメニューにはなかった「ビーフスーテーキ」を、旬彩料理としてどのように調理されるのかが気になり、頼んでみました。
「突き出し」は自家製の「くみ出し豆腐」、肉が焼き上がるまでのあいだは、「こまつ菜の煮付け」で喉を潤わしておりました。
きれいにレアで焼かれたお肉、<しょうがとわさび>が添えられており、二種類の味を楽しみながらいただきました。
静かで落ち着いた雰囲気のなか、うまい生ビールとお料理、今宵も至福のひとときです。
せめて一週間に一度は足を向けたくなる【きはた】さんですが、先週は訪問できませんでした。
いつもながら愛想よく迎えてくれる大将で、こちらが恐縮してしまいます。
本日の「お昼の定食」(600円)は、<茄子と豚肉の炒め物・ほうれん草と厚揚げ・里芋の煮付け・おから和え・出汁巻き・まる天・鰤の照り焼き>でした。
飾りつけの南天の葉が、大将の気遣いを表しています。
お勘定を手渡す時、両手で受け取る大将の動作に心がなごみ、本日も満足なお昼ご飯になりました。
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