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せまい生活道路の裏路地などでは、お花好きの方がたくさんの鉢植えを並べられています。
ブラブラと散歩がてらに歩いておりますと、見慣れない白色の花を見つけました。
白色の6枚花弁で、花径は3センチばかりと小さく、寄り添うように咲いています。
花の中心部は、濃い赤紫色で、開花前の花は淡い黄色の花弁でした。
しばし眺めながら「なんだろう」と考えていたのですが、ちょうどお世話されている奥さんが出て来られ、「フリージアの新種なんですよ」と教えていただきました。
<フリージア> と言えば、花弁も幅があり、ややすぼまった感じの花姿で、このように花弁が開き切ったのは記憶にありません。
すぐその場で解決ができてよかったのですが、品種名までは覚えておられず、次々と育成される新種とお付き合いしてゆくのも大変な園芸業界です。
一週間ほど前の天気予報では、土・日曜日と傘マークがありましたが、一日ずれ、神戸は散歩によい快晴のお天気です。
昨日は、 「コマツヨイグサ」・「モモイロヒルザキツキミソウ」・「ノミノツヅリ」 が仲良く咲いていましたが、今日は【カタバミ】さん同士が仲良く咲いているのを見つけました。
黄色の花弁の【カタバミ】、赤紫色の花弁の 【ムラサキカタバミ】 ともにカタバミ科カタバミ属の植物です。
黄色の【カタバミ】は、種子が詰まった鞘状の果実を実らせますが、【ムラサキカタバミ】は種子ではなく、地下茎を伸ばして繁殖してゆく<無性繁殖>です。
それぞれ子孫を残す仕組みは違うカタバミ属ですが、共存共栄路線で繁殖するさま、微笑ましく眺めておりました。
良く似た名称の 「シロツメクサ」 は、マメ科シャジクソウ属の多年草で、<ツメクサ>と名が付いていますが、【ツメクサ】はナデシコ科ツメクサ属の一年草です。
細くて曲がった「葉」の形状が、鳥の爪に似ているから、あるいは、切った爪の形に似ているからともいわれていますが、どちらにしても形に見立てた名前が由来です。
系統立てての植物分類がない時代、日本人の感性で和名を付けていますので、おなじ名称が使われていますと、つい同じ仲間かと受け取ってしまいます。
草丈の大きなモノもたまに見かけますが、路傍や道端の隙間からへばりつくように葉いながら、枝を伸ばして花を咲かせています。
花期は4~7月頃にかけて咲き、花径はとても小さくて、写真の花径は2ミリ程度でした。
白色の5花弁と5枚の<蕚>の構成で、雄しべは5本あり、先端が5裂した雌しべが1本です。
歩道のタイル目地やアスファルトの隙間などでも生育する強い生命力があり、人や車に踏まれても元気に繁殖する姿は、健気です。
今朝がたの神戸の気温は低く、寒い朝でした。
その影響でしょうか、お昼間を過ぎても<一日花>の【コマツヨイグサ】が、しぼむことなく咲いている光景に出合いました。
時間的には午前中にしぼみ、色褪せて 赤茶けた色合いの花弁 になるはずですが、元気君のようです。
その横では、 「モモイロヒルザキツキミソウ」 が咲いており、足元には小さな花の 「ノミノツヅリ」 が顔を出しています。
黄色・桃色・白色と三色の花が揃い、明るい日差しの下、楽しげに井戸端会議でもしているのかなと、微笑ましく眺めておりました。
どこにでも見つけられそうな【シリツメクサ(白詰草)】ですが、都会の中では貴重な花になりました。
マメ科シャジクソウ属の多年草で、小さな黄色の花を咲かせる 「コメツブツメクサ」 と同じ仲間になります。
原産地はヨーロッパですが、(白詰草)の名は、1846(弘化3)年、オランダから献上されたガラス製品の梱包に割れないように緩衝材として詰められていたことに由来しています。
日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたモノが野生化して、いまや帰化植物として広まっています。
別名は「クローバー」で、<四つ葉>はアメリカでは幸運の印とされ、「Be Mine(私のものになって)」という思いが込められています。
<五つ葉>は、金銭上の幸運、<六つ葉>は地位・名声の幸運、<七つ葉>は最大の幸運と言われています。
最近ではバイオの技術で、<四つ葉>ばかりが出る鉢植えも販売されていますが、やはり自分で根気良く見つけないと、幸運は素通りしそうです。
前回の<バラ>(14)では、 「虹色」の<バラ>「レインボウ・ローズ」 を取り上げましたが、やはり自然の色合いの花弁が、見ていて落ち着きます。
本日はアメリカの映画俳優【ヘンリー・フォンダ】のお誕生日(1905年5月16日~1982年8月12日)です。
『荒野の決闘』や『十二人の怒れる男』などの代表作がありますが、『黄昏』(1981)が最後の遺作となりました。
彼が愛した<バラ>は「黄色」だったようで、その名を冠した品種が【ヘンリー・フォンダ】です。
アメリカの<J&P>社が1995年に作出しており、四季咲き性のHT(ハイブリッドティー)として大輪の花姿です。
花色は山吹色の鮮やかな黄色で、剣弁高芯咲き、黄色の<バラ>の中では最高品質と称賛されています。
咲いていても色あせることがない花弁で、名優の名に恥じない<バラ>の趣きです。
色々な植物を取り上げてきていますが、キク科が系統的にもっとも進化し、分化した植物として2万種以上あり、取り上げる機会が多いようです。
植え込みに広がるように【ノースポール】が咲き誇っていました。
キク科フランスギク属の多年草ですが、高温多湿に弱いため日本では一年草扱いです。
12月から6月頃にかけ長期間咲いていますので、冬場の花壇には重宝され良く見かけます。
3~4センチの白色の花として花付きがよく、株全体が真っ白く覆うように見えるところから、白い氷の世界としての「北極(=the North Pole)」が名の由来となっています。
日本には1970年代前後に輸入されたようで、以前はクリセンマム(キク)属に分類されていましたので、「クリセンマム・バルドーサム」の名称表記も見かけることがあります。
【ノースポール】は、園芸界で有名な<サカタのタネ>の園芸品種名であるのですが、登録種苗されていないため、一般名として流通しているようです。
<カラー>は、南アフリカに8種類が分布する球根植物ですが、以前はカラー属に分類されていましたので、この名前がそのままま残っています。
現在では、サトイモ科オランダカイウ(サンテデスキア)属となっています。
園芸栽培上は、湿地でよく育つ「湿地性」(白色の「オランダカイウ」)と、乾燥した土地を好む「畑地性」(黄色の 「キバナカイウ」 や、桃色~紅紫色の【モモイロカイウ】)との二つに分けられます。
中心部にある棒状の<肉穂(にくすい)>と、紙をくるりと巻いたような漏斗状の<仏苞炎>が特徴的で、この部分は<苞>と呼ばれる「葉」が変化した形です。
白色の「オランダカイウ」は1843年に渡来していますが、この「モモイロカイウ」は遅れて、1910(大正初期)年に入ってきています。
路傍や空き地でよく見られる 「コハコバ」 や 「ミドリハコベ」 の花径は5~6ミリ前後ですが、この【ミヤマハコベ(深山繁縷)】は、10~15ミリと大きく、すぐに見分けがつきます。
ナデシコ科ハコベ属の多年草で、属の特徴として花弁は10枚に見えますが、実際は大きく切れ込んでおり、5枚の花姿です。
雄しべが10本、雌しべは1個で花柱は3個あり、雌しべの<子房>は黄緑色で玉ねぎ形状をして盛り上がっています。
他の「ハコベ」と違い、花弁が<蕚>よりも長い特徴でも見分けられます。
花の咲き始めの背丈は10センチほどで、茎は地を這うように伸びて斜上した形で、先端に花を咲かせます。
【ミヤマハコベ(深山繁縷)】と和名が付いていますが、深山に生える「ハコベ」を意味しているようですが、低地でも見つけられる「ハコベ」です。
見るからにキク科なのですが、教えていただけなければ、なんの花なのか分かりませんでした。
<ガーベラ>の品種、【パスタペンノーニ】です。
<ガーベラ>は、キク科ガーベラ(センボンヤリ)属に属する植物の総称ですが、南アフリカを中心に約40種が分布しています。別名、「アフリカセンボンヤリ」です。
南アフリカの金の採掘場で発見した、ドイツの自然科学者<ゲルバー>の名に由来していますが、ヨーロッパに渡りオランダを中心として現在では2000種以上にも育成が進み、日本には1910(明治末)年頃に入ってきています。
円筒状の花弁を見ていますと、品種名の【パスタペンノーニ】は、両端をペン先のように斜めにカットしたショートパスタの「ペンネ」をイメージしましたが、おそらく形状からの命名だと思います。
同じく南アフリカ原産の同じキク科に 「オステオスペルマム:ニンジャ」 がありますが、同じような舌状花の形が見て取れます。
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