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本日は、18世紀のドイツを代表する詩人・小説家としての文豪<ゲーテ>が亡くなった日です。(1749年8月28日~1832年3月22日)
淡い黄赤色の<バラ>の品種【アウグスタ ルイーゼ】は、その<ゲーテ>の文通相手だと言われていますが、知識的には<シャルロット・フォン・シュタイン夫人>との恋愛関係しか思い付きません。
品種としてはまだ新しく、1999年ドイツの<ローゼン・タンタウ>社が作出しています。
花色は淡い黄赤色の花弁がフリル状に波打つロゼット咲きで、香りは中ぐらいです。
弁底は黄色が見え半剣弁咲高芯咲きで開花し、開花が進みますと弁先は赤紅色に染まり始め、優雅な花姿を見せてくれます。
下向きに咲く釣鐘状の花がかわいい【カランコエ・ウエンディ】は、オランダで品種改良された園芸品種です。
釣鐘状の花の<カランコエ>には、 「シャンデリア」 や 「エンゼルランプ」 などの品種もありますが、この【ウエンディー】は濃赤紫色の花先に黄色の縁どりが入る特徴があります。
ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物で、マダガスカル共和国が原産地です。
<カランコエ>属の仲間は多種多様で、小さいな花を上向きに咲かせる 「クイン・ローズ・フラワーズ」 や、多肉な葉の縁に子株を付ける 「クローンコエ」 などがあり、同じ属の植物とはおもえない形態です。
鮮やかな黄色の四弁花を咲かせている【チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)】は、モクセイ科レンギョウ属の耐寒性落葉低木、「レンギョウ」の仲間で「シナレンギョウ」の変種とされ、名称通り朝鮮半島が原産です。
葉が出る前に枝から直接花を咲かせ、葉縁全面に鋸葉があること、葉幅や花冠の裂片がそれぞれ「シナレンギョウ」にくらべて太い特徴があります。
花径は20~25ミリ程度の大きさで、雌しべの花柱は2本ある雄しべよりも飛び出しており、樹木は雌雄異株です。
秋に実る果実は「ルチン」等の成分が含まれ、民間療法として消炎や利尿、解熱などに用いられていました。
平たい<茎節>が連鎖して成長していきます【ウチワサボテン】ですが、サボテン科オプンティア属に分類されています。
オプンティア属には、サボテン類の中で典型的な種の多くが分類されており、約250種ほどが分類されるもっとも大きな属です。
初夏に茎の<刺座>に花芽をつけて艶のある黄色い花を咲かせ、雄しべはこの仲間の特徴として、数多く密生しています。
果実は赤紫色に熟してほんのりと甘く、おいしいとまでは言えませんが食用として利用され、 <茎節>はピクルスやサラダ・ステーキとして利用されています。
この【カーリーミント】は、ヨーロッパ中部から地中海沿岸が原産地です。
シソ科ハッカ属の多年草で、 「スペアミント(西洋薄荷)」 に似た香りがあり、ハーブティーや料理用のスパイスとして利用されています。
地下茎を伸ばして広がり、葉は卵形で鋸葉のある縁が波打つ姿から「カーリー」の名が付き、その波打つ葉の特徴から、和名では「チヂレハッカ(縮緬薄荷)」と名付けられています。
ハッカ属の中では草丈は高く、60センチほどに成長し、6~8月頃になりますと葉頂に穂状花序を出し、淡い桃色の花を咲かせます。
暗赤紫色の花弁が、なんとも魅惑的な色合いの【スカビオサ・メナディープ】です。
「スカビオサ」は「西洋マツムシソウ」と呼ばれ、ヨーロッパを中心としてアジア・アフリカに約80種が分布しており、日本にも「スカビオサ・ジャポニカ」1種が分布しています。
マツムシソウ(スイカズラ)科スカビオサ属に分類され、日本の「マツムシソウ」は秋の高原を彩る山野草として親しまれ、<マツムシ>が泣き出す頃に咲き出すことが名称の由来です。
「スカビオサ・アトロプルプレア」 や 「スカビオサ・ブルーバルーン」 など、ほとんどの品種が淡青~青紫系の花色なだけに、この暗赤紫色の花弁は印象に残ります。
淡青紫色の【ローズマリ-】 は良く見かけるのですが、桃色の花弁の【ローズマリー】を見つけました。
シソ科マンネンロウ属の常緑低木で、品種名としては「マジョルカピンク」で流通しているようです。
和名では「マンネンロウ(迷迭香)」との名称が付いていますが、これは中国語表記と同じです。
立性の【ローズマリー】で、草丈は50~150センチ、しなやかに伸びる枝に濃い緑色の葉と桃色の花を咲かせます。
古くからハーブとして栽培されてきていますが、特に【ローズマリー】が有名になったのは、14世紀のハンガリーの老齢の王女が献上されたチンキ(ハーブをアルコールで漬けたもの)を利用したら、持病が治ると共に若返り、隣国のポーランドの20代の王子からプロポーズされた有名な話しが残されています。
葉先の尖った長楕円形の暗赤紫色の葉が目立つ、観葉植物の【コルディリネ・マルーン】です。
リュウゼツラン科コルディリネ属の常緑低木~高木種で、東南アジア・オーストラリア・ニュージーランドに約20種の仲間が分布しています。
属名のコルディリネは、ギリシア語の「コルディレ(こん棒)」に由来し、棒状の根を持つことにちなんでいます。
一般的には本種の暗赤紫色よりも、緑葉種の「コルディネリ・テルミナリス(ターミナリス)」を多く見かけます。
この「コルディネリ・テルミナス」はハワイでは「ティー」と呼ばれ、神聖な木として玄関先に植えられ、また「レイ」や「フラのスカート」のほか、<ラウラウ>などの料理にも用いられています。
3月もなかばになり、あちらこちらで<チューリップ>を見かける機会が多くなりました。
今回は、4種類の多彩な色の品種が集まりました。
A:品種名「カランバ」・・うすい赤色に濃い赤色の模様が浮かぶ一重咲き。
B:品種名「ピンクビジョン」・・パステルピンクの花弁に緑色の斑紋が入るパロット咲き。
C:品種名「ミステリーパロット」・・妖艶な紫色の花弁に、白色の縁どりが入るパロット咲き。
D:品種名「ランジェリー」・・白い色の花弁に淡桃色ののフリルがかわいいフリンジ咲き。
品種改良品の多い<チューリップ>ですが、品種名を同定するのに手こずる花のひとつです。
園芸業界の流通名は複雑なモノがたまにありますが、この「レースフラワー」もそのうちのひとつで、厳密には1種類ではありません。
一般的にセリ科ドクゼリモドキ属の植物が 「ホワイトレースフラワー」 と呼ばれ、トラキメ属は「ブルーレースフラワー」と区別され、花色が白色のモノを「ホワイトレースフラワー」、本種のような桃色のモノを【ピンクレースフラワー】と呼び分けています。
また「ピンクレースフラワー」と呼ばれるモノの中には、ピンピネラ属のモノもあり、名前だけでは区別ができません。
このトラキメ属はオーストラリア原産の一年草で、属としては10種以上の仲間がいます。
属名の「トラキメ」は、ギリシア語の「トラキス(粗い)」と「ヒメン(膜)」との合成語で、果実の形質を表しています。
花は5弁花で長い柄を持ち、花径7~10ミリの集合花を付ける散形花序をなし、葉はまばらに互生、三裂もしくは二回三裂葉で、茎はもろく折れやすい性質です。
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