- Hashtag "#花" returned 2109 results.
花径2センチにも満たない桃色の4弁花の【ボロニア・ピナータ】で、葉脇にたくさん咲かせ、花持ちがいいので長く楽しめます。
ミカン科ボロニア属の常緑低木種で、オーストラリアが原産地、約100種ほどの仲間がいます。
ボロニア属として良く出回っているのは、花の形が釣鐘状の<ヘテロフィラ>種と、星状の本種です。
葉は羽状複葉で、小葉は細く、ミカン科特有の芳香が漂います。
属名のボロニア(ボローニア)はオーストラリアだけの固有種ですが、なぜイタリアの地名が付いているのか疑問でしたが、イタリアの植物採集科<フランチェスコ・ボローニ」に由来しているとわかりました。
道端や空き地などで春先から11月終わりごろまで花を咲かせる「ノゲシ(野芥子)」ですが、特にこの時期に咲かせているのを「ハルノノゲシ(春の野芥子)」と呼んでいます。
キク科ノゲシ属の分類される植物でヨーロッパ原産、日本には中国から渡来した「麦」と共に入りこんだ史前帰化植物です。
和名に「ケシ(芥子)」と付いていますが、ケシ属と葉の形が似ているだけで、分類上は全く別系統です。
貝原益軒の『大和草本』には、「ケシにもアザミにも似て花は黄色く、花のあとの冠毛が飛散して新苗になるのはタンポポのようだ。葉や茎を切ると白い乳液を出し、食用になる」と記載されています。
「スミレ」の仲間では、一番開花時期が早い【ニオイスミレ(匂菫)】です。
スミレ科スミレ属の寒さに強い耐寒性の多年草で、分布は西アジアからヨーロッパ・北アフリカと広範囲に渡ります。
草丈は10~15センチで茎は匍匐し、葉は根生で形は丸っぽいハート型です。
花は左右相称の5弁花で、すみれ色と称される明るい藍色が基本ですが、薄紫色・白色・淡桃色などがあり、八重咲きの品種も出ています。
鼻を近づけますと強い芳香性が楽しめ、「バラ」や「ラヴェンダー」と並ぶ香水の原材料として、古くから栽培されていました。
<ナポレオン>が愛した花だと言われ、<シェークスピア>は『夏の夜の夢』のなかで「恋の媚薬」として登場させています。
この植物には和名がありませんので、学名としては表題の表記になりますが、一般的には属名の「イオノプシディウム」だけで流通しているようです。
アブラナ科イオノプシディウム属に分類され、ポルトガル原産の一年草ですが、こぼれ種でグランドカバー的に広がりながら繁殖していきます。
草丈5~10センチと低く、花径5~6ミリの白い小さな花を咲かせます。
花は十字形で、環境により白色~紫色に変化します。
学名よりも英名の 「Violet cress (バイオレットクレス)」 もしくは、 「Diamond flower (ダイヤモンドフラワー)」 と覚える方が簡単かもしれません。
花径10ミリほどの小さな黄色い花を、株全体を覆うように咲かせる姿がきれいな【ディオニシア】です。
花は筒状で先端が5裂し、筒の長さは10~20ミリ、葉は小さく楕円形か狭楕円形で長さは7ミリほどで、地を這うように育ちます。
サクラソウ科ディオニシア属の常緑多年草で、原産地はイラン・アフガニスタン近辺、属としては40種ほどが分類されています。
乾燥を好む性質があり、日本の夏のジメジメした湿度では耐湿性がありませんが、【ディオニシア】の中で<アレティオイデス(アレチオイデス)>だけは、日本の気候にも合い、園芸業界で流通しています。
酒好きのわたしにふさわしく、<紅梅>の品種である【大盃(おおさかづき)】と出会いました。
花径3~4センチと大きく、一重の抱え咲きの品種で、2月中・下旬にかけて咲き出します。
現在で花見といえば「桜」になりますが、その昔は「梅」が主体で、『万葉集』でも「梅」を詠み込んだ歌は118首ありますが、「桜」は44首しかありません。
特に<大伴坂上郎女>が詠んだ、
「酒杯に 梅の花浮かべ 思うどち 飲みての後は 散りぬともよし」は、好きな歌です。
古来、肉親との別れに際しては「水盃」で涙を流し、夫婦や義兄弟の契りを結ぶときにも、これまた「盃」を酌み交わします。人の世の喜びにつけ悲しみにつけ「盃」はなくてはならないようです。
<キルタンサス>は南アフリカに約50種ほどが分布しており、種によって形態や性質が異なり変化に富んでいます。
ヒガンバナ科キルタンサス属に分類され、園芸的には開花時期が冬型の【マッケーニー】と夏型の「サングイネウス」のふたつに大きく分かれます。
地際から細長い葉を出し、その間から花茎を伸ばし、先端に数輪から十数輪の花を咲かせます。
花は細長い筒状で先端が開いた細い漏斗状になり、その形状から「笛吹水仙」との別名があり、花色は橙・黄・白・朱・桃などです。
名前はギリスア語の「kyrtos(キルトス=曲がった)」と「anthos(アンサス=花)」からなり、花姿に由来しています。
春の季語でもあり、春の花の開花の先陣を切る【ジンチョウゲ】が、咲き出していました。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、原産地は中国南部です。
日本には室町時代中期頃から栽培されてきていますが、ほとんどの株が雄株で雌株はまれにしかなく、直径1センチほどの赤い実を付けますが見たことはありません。
蕾は濃紅色をしていますが、開いた花は淡紅色で、内側は白くなっています。
正確には【ジンチョウゲ】には花弁はなく、十字型で花弁に見えるのは<蕚>にあたります。
上品な甘い香りを持ち、香木の「沈香(じんこう)」という香りに似ており、花の形が「丁子(ちょうじ)」という植物に似ているところから「沈丁花」と名付けられています。
少し高い位置にあるネットフェンスの隙間から、淡黄色の花弁の<スイセン(水仙)>が、顔をのぞかせていました。
いままでに、 多彩な副冠のある<スイセン> や、 八重咲きの<スイセン> をアップ詩的ていますが、花弁も蕚も同じような形で星型は、初めてです。
花の中心部に副冠がありますので<スイセン>だと同定できますが、なければ同じヒガンバナ科の 「イエイオン(ハナニラ)」 や 「タマスダレ」 を彷彿させる花姿です。
知らないだけでまだまだ面白い花姿があるでしょうから、この時期<スイセン>を見かけるたびに、おもわず足が止まります。
JR三ノ宮駅から、海側にあります東遊園地へ抜ける道路の両側に花壇が整備され、「フラワーロード」と呼ばれています。
季節折々の花々が植え込まれていますので、出向いたときにはブログのネタにと観察しながら歩いています。
この時期ならではの<ハボタン>が、まとめて何種類か植えられていましたので、写真の二色の葉模様も<ハボタン>だと分かりましたが、これひとつだけでは「なんだろう?」と、同定に悩んだとおもいます。
多くの園芸品種が生み出されており、光沢のある葉を持つ 「照葉ハボタン」 や きれ込みのある葉を持つ 「切れ葉ハボタン」 などから比べると、まだまだ本来の姿に近いようです。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account