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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン植物記(1029)【リカステ】<キャンディタ>&<グルエンテ>

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< リカステ・キャンディタ > < リカステ・キャンディタ > < リカステ・グルエンテ > < リカステ・グルエンテ >
樹木の幹や枝、ときには岩肌などに着生して花を咲かせる「ラン」の仲間で、ラン科リカステ属の植物で、キューバ・メキシコ・ペルー・ブラジルなどに、約35種の原種が知られています。

株元から花茎を伸ばして、その先に一輪だけ花を咲かせます。
花は立派な<蕚>が三方向に大きく開いており、本来の花弁は中心に3枚ありますが、<蕚>より小さく、シンプルで清楚な感じで開いています。

品種改良されて、花色は黄色・白色・桃色・緑色・赤褐色と多彩ですが、青色系はありません。

属名のリカステは、トロイの最後の王プリアモスの娘「Lycaste」に由来して付けられています。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1028)黄橙色の<キク>(12)【パラドフ】

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ファルコン植物記(1028)黄...
花弁(舌状花)が多数集まってボリューム感があり、立体的な花姿の「マスフラワー」としての<キク>です。

オランダにある<Deliflor Chrysanten B.D.>社の品種で、日本現地法人である静岡県浜松市にある<デリフローラジャパン>が取り扱っています。

一見普通の<キク>に見えてしまうのですが、花径10センチば狩りの中に、これだけ密に花弁が咲き誇る姿は、色合いと相まって豪華な一輪咲きです。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1027)ポンポン咲きの<キク>(11)

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ファルコン植物記(1027)ポ...
「ピンポン咲き」の<キク>として、 「ピンポンギク」 や 「フェリーポン」 を取り上げてきましたが、今回も丸い花姿の<キク>ですが、前者よりも大きくソフトボールぐらいの大きさがあります。

わたしも勉強不足で、この丸い形状には「ポンポン咲き」と「ピンポン咲き」があり、ともにオランダにての改良品種品ですが、その違いがあやふやで、園芸店でも混同されている感じです。

個人的に「ピンポン咲き」は、ピンポンのように小さく丸い形で、「ポンポン」咲きは完全な「八重咲き」の形状でその先端が丸く、全体が大きな球形になる品種だとしています。

写真の<キク>、いろいろと品種名を調べたのですが、「シローネ」 ・ 「フィーリングポン」 ・ 「バルーンマム」等、似たような花姿が多くて同定できませんでした。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1026)橙色の<バラ>(26)【ラ・カンパネラ】

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ファルコン植物記(1026)橙...
【ラ・カンパネラ】といえば、<フランツ・リスト>のピアノ曲『パガニーニによる大練習曲』第3番を思い出しますが、練習曲と同様に力強いイメージを感じさせるフリル咲きの大輪種です。

百枚以上のフリル状の花弁が幾重にも重なり咲く姿は、豪華で圧巻です。

当初花が咲いたとき、育種家はフリル状の花弁が繊細だと想像しましたが、触ると花弁は厚くしっかりしているのに驚いたそうです。

この品種は「オークランド」という橙色の<バラ>の花から、突然生まれた枝変わりの品種で、愛知県幡豆郡にあります<アバンテローズ(内藤バラ園)>さんの<内藤完次>氏によって、2005年に作出されています。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1025)スパイダー咲きの<キク>(10)【アナスタシア】

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ファルコン植物記(1025)ス...
冬場の花が少ないこの時期、大型の花を実らせる<キク>は、やはり貴重な植物です。

<アナスタシア>といえば、ロシア帝国最後の皇帝<ニコライ2世>と<アレクサンドラ皇后>の第四皇女をおもいだしますが、花の名称と関連があるのかは、分かりません。

花弁(舌状花)が細長く、花火を散らした感じで素直に伸びている特徴のある<スパイダー咲き>の花姿です。

花径10~13センチばかりの中輪一輪咲きで、花弁の色も写真の白色(アナスタシアホワイト)に始まり、緑色(アナスタシアグリーン)・ブロンズ色(アナスタシアブロンズ)・桃色(アナスタシアピンク)等、多彩な色の品種があるようです。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1024)虹色の<ハボタン>(7)

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ファルコン植物記(1024)虹...
この寒い時期、鉢物に限らず門松や寄せ植えの素材として耐寒性のある<ハボタン>は良い働きを見せてくれていますが、何ともすごい<ハボタン>を見つけました。

以前にも虹色の<バラ>ということで、 「レインボーローズ」 という品種を紹介しましたが、なんと今回は「レインボーハボタン」ともいえる代物です。

正式な品種名は分かりませんが、<ハボタン>はアブラナ科アブラナ属の植物で、「キャベツ」や「ケール」の仲間ですので味は別として食用に耐えるはずですが、この虹色ではとても食べる気は起こりそうにもありません。

バイオの技術の成果だとはおもいますが、これから次々に「レンボウカラー」の植物が出てくるのかと、気になるところです。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1023)小さな白色の花【ホワイトレースフラワー】

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ファルコン植物記(1023)小...
花径3~4ミリほどの小さな白色の花が数十個集まって2センチばかりのひとつの花序をつくり、その花序が放射線状に広がり、線香花火のように15センチ程度の複散形花序を形成しているのが、【ホワイトレースフラワー】です。

セリ科アミ(ドクゼリモドキ)属の一年草で、地中海沿岸が原産地とされています。

同じセリ科に「ブルーレースフラワー」がありますが、こちらはトラキメネ属に分類され、原産地はオーストラリアの植物です。

猛毒成分を含む「ドクゼリ(毒芹)」の花に似ていますので、別名「ドクゼリモドキ(毒芹もどき)」と名付けられていますが、本種に毒は含まれていません。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1022)白色の花弁と黄色の副花冠【ニホンスイセン】

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ファルコン植物記(1022)白...
三井住友銀行兵庫支店の入り口横にある植え込みに、【ニホンスイセン(日本水仙)】がきれいに咲き誇っています。

ヒガンバナ科スイセン属の耐寒性多年草で、この花は種子が出来ませんので増殖は<鱗茎>の株分けで行います。

地中海沿岸から中近東にかけてが原産地で、約50種の原種が知られていますが、本種だけが地中海から離れた日本や中国に分布しています。
一説によると黒潮に流された種が海岸にたどり着き、自生したと考えられています。

芳香のある盃状の花姿で、白色の6弁花で副花冠は黄色、雄しべは6本、雌しべは1本で花期は1~2月頃ですので、これから順次花が開き目を楽しませてくれそうです。
ちなみに、英国王立園芸協会(RHS)の 「スイセン」の分類 基準によれば、本種は<8W-Y>となります。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1021)桃色の八重咲き<ツバキ>(6)【乙女椿】

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ファルコン植物記(1021)桃...
道路脇の植え込みで、花径10センチばかり、桃色の円頭系の花弁がきれいな【乙女椿】という、ユキツバキ系の品種が咲きだしていました。

<ツバキ(椿)>の学名は「Camellia japonica」で、日本原産種ですが、江戸時代より多くの品種改良が行われ、日本だけでも2000種以上あります。

属名の「Camellia」は、イエズス会の宣教師「Kammell(カメル)がヨロッパに<ツバキ>を紹介したことにちなみ、植物学者のリンネによって名付けられています。

八重咲きのきれいな姿ですが、一枚一枚散り落ちる「サザンカ」の花弁とは違い、一度に花が落下するのはかわいそうでなりません。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1020)赤色の実【センリョウ】

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ファルコン植物記(1020)赤...
お正月の縁起物としてよく使われる【センリョウ(千両)】です
センリョウ科センリョウ属の常緑低木種で、東アジア~インドに分布しています。

花は黄緑色で7~8月頃に咲き、茎の先端に穂状花序がでます。花には花被がなく、花軸にみどりいろの雌しべが付き、その側面に薄緑色の雄しべが直接出る面白い姿をしており、花粉が風により受粉する風媒花です。

果実は液果で10月頃から赤色に熟し、翌年ま2月頃まで実を付けています。
果実には小さな点状のえくぼがふたつあり、大きな窪みが雄しべ、その脇の小さなえくぼが雌しべの脱落した後です。

変種として黄橙色の 「キミノセンリョウ(黄実の千両)」 もあります。
#園芸 #花

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