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今年は多くのブログル仲間の方たちが、 白色の「ヒガンバナ」(白曼珠沙華) をアップされていました。
白色の花は、この【ショウキズイセン(鐘馗推薦)】と「ヒガンバナ」との交配種ということで気にしていたのですが、運よく植え込みで見つけることができました。
花期は10月頃からで、「ヒガンバナ」よりは少し遅めの開花になります。
花茎30~6センチを伸ばし、茎の頂に花径6~7センチの鮮やかな黄色の花を横向きに数輪咲かせ、花弁は6枚、先端は少し反り返り、雄しべと雌しべは花から突き出しています。
葉は「ヒガンバナ」と同様に花が咲いたあとから伸び出て、翌年の夏までに枯れてしまう多年草です。
和名で 「エゾギク(蝦夷菊)」 と呼ばれている「アスター」は、本来は小輪のかわいい花姿ですが、園芸品種として<ココット>シリーズが出ており、この青紫色の「パープル」以外にも、「ベリー・レッド・ピンク」の3種類があります。
キク科の花姿として、ポンポン(筒状花)とフリル(舌状花)がきれいな形をつくり、<ポンポンフリル咲き>と呼ばれています。
中国北部を原産地とし、ヨーロッパで改良された品種が江戸時代に日本に渡来し、英名では「China Asutaer」です。
連作を嫌う性質があり、5年以内に同じ場所に植えますと連作障害を起こし成長しません。
春巻きの一年草ですので、プランターなどで育てるときには、土を入れ替えれば連作障害は避けれます。
一般的に【マツバギク】といえば、 赤紅色 の品種をよく見かけますが、これはハナミズナ(ツルナ)科マツバギク(ランプランツス)属の種ですが、この白色の【マツバギク(松葉菊)】は、耐寒性のある同科デロスペルマ属の品種です。
本種を含め、近縁のケファロフィルム属の品種を含めて、園芸業界では【マツバギク】と呼んでいます。
南アフリカ原産の多肉植物として、葉は肉厚で、花径は4~5センチほど、草丈も低くグランドカバー的に匍匐して繁殖していきます。
花期は4月~12月の四季咲き性で、同じ南アフリカ原産の 「カレンデュラ(キンセンカ)」 や 「ベニジューム」 の花と同様、日を浴びると花弁が開き、夜になると閉じる性質を持ちます。
昨年度あたりから、街中の【オシロイバナ】も刈り取られることが多く、なかなか絞り模様を採集するのが困難になってきています。
今年ようやく3回目としてなんとか9種類を見つけ、合計(220種類)になりました。
真夏ですと夕方5時前後から咲き出しますが、気温が下がりだしたこの時期では4時半頃から開花が始まります。
明るい時間帯での撮影時間帯も限られ、絞り模様の【オシロイバナ】を探し出さなければいけませので、根気勝負になってきています。
アップすべき植物が見つからないときは、花屋さんに出向いてみます。
今回もみなれない写真の姿を見つけ、しばしなんだろうと悩んでしまいました。
ギブアップで、店員さんに尋ねますと「パープレアです」との返事に「ムラサキバレンギク の 花弁(舌状花)が落ちた後の姿なのか」と納得です。
<生け花>や<フラワーアレンジメント>の素材になるようです。
学名的には「エキナセア・パープレア」で、北アメリカ原産のキク科ムラサキバレンギク属の宿根草(多年草)です。
筒状花がこんもりと松ぼっくりのように盛り上がり、ブツブツとした花が「ハリネズミ」を連想させますのでラテン名の属名(エキナセア)が付けられています。
前回紹介した<ダリア>の園芸品種 「ナマハゲマジック」 は、いかにも秋田県産らしい名称でしたが、今回の【熱唱】も花径15~17センチ前後と大輪です。
育種家は、<NAMAHAGE>シリーズと同じ「秋田国際ダリア園」の<鷺澤幸治>園長です。
名称通り燃えるような真っ赤な花弁が印象的で、花弁の縁が外側に巻く<セミカクタス巻き>で、開花時期は6~10月です。
本来は赤色の花弁ですが、低温と低日照の環境では、橙色に変色する性質を持っています。
遠目から見て「ザクロ(石榴・柘榴)」かなとおもい近づきますと、<ツバキ>の実でした。
<ツバキ>と言えば「椿油」の利用が有名で歴史も古く、『続日本記』(巻三十四)には777年渤海国使が帰国するときに日本固有種の<ツバキ>である「海柘榴(ツバキ)」の油を所望したという記述があります。
<椿油>は、種子1キロを搾ってわずか100~200ccしか搾取できませんが、オレイン酸を多く含んでいますので酸化しにくく、また固まらない<不乾性油>としても貴重品です。
ここしばらく東山市場に足を運んでいませんが、80歳を超えた<松本>さんはまだまだお元気で <本椿油 シボリ油> を販売されているのかなと、熟しかけた<ツバキ>の実を眺めながら気になりました。
植物の名前には、 「オオイヌノフグリ(陰嚢)」 や 「ヘクソカズラ」 ・ 「ハキダメギク」 など、かわいそうな名称が多々ありますが、この<ダリア>の品種も、花の美しさからは想像もできない品種名で【ナマハゲマジック】といいます。
世界的に著名な<ダリア>の育種家の<鷺澤幸治>氏と、秋田県の共同開発で2012年に発表された<NAMAHAGE>シリーズは5品種あり、そのうちのひとつです。
「なまはげ」といえば、秋田県の男鹿市を中心に大晦日に行われる伝統的な民俗行事のことですが、ダリアの産地の「秋田」を連想させるためにはいい名称なのかもしれません。
花の中心部が濃い紫色の花弁が特徴的で、少しずつ色の深みが増す大輪の品種で、存在感に圧倒されてしまいます。
毎日水を与えながら、日々伸びてゆく葉を眺めるのは気分的にいいものですが、成長しないと「枯れるのでは?」と心配になってきます。
赤丸は先月に芽を出した 「葉」 ですが、ほぼそのままの葉長で大きくなっていません。
その代わり、後から出てきた黄矢印の葉が、大きく伸びて成長しています。
青矢印の<胞子嚢>部分も茶色くなり、先端が反り返ってきていますので、気が付かないうちに種子がこぼれてれいないかなと期待しています。
切り花やフラワーアレンジメントなどに利用され、脇役的な存在の【カスミソウ】ですが、花壇に植えられているのを見かけました。
長日植物ですので、日長10時間を以下の短日条件では開花が抑制されますので、そろそろ花の最盛期も終わりを迎える時期です。
ナデシコ科カスミソウ属の一年草、ウクライナ・コーカサス地方、イラン北部を原産地として100~150種類が分布しています。
写真の小さな5弁花は【宿根カスミソウ】で多年草、地中海を原産地としています。
花色は白色・淡赤紅色等があり、どちらも花を<岐散花序>を形成して花の群れる様子が春霞のように見えるところが、和名の由来です。
別名として学名より「ジプソフィラ」、また英名では「ベビーズブレス(赤ちゃんの吐息)」です。
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