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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(55)『ぼくの映画人生』大林宣彦(実業之日本社)

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今年の読書(55)『ぼくの映画...
4月10日に82歳で死去した <大林宣彦> が2008年10月10日に単行本として出版した「ぼくの映画人生」の文庫版が、発行されています。

2008年に発売された単行本の文庫版となる本書は、大林が70歳を機にその半生と映画論を語った自伝のような1冊です。

第一章・・・生い立ち、第二章・・・自主制作時代、第三章 としてぼくの映画づくり・・・≪尾道三部作≫と呼ばれる『転校生』(1982年) ・ 『時をかける少女』(1983年) ・ 『さびしんぼう』(1985年) について語られているほか、全六章からの構成として、これからを生きる人へのメッセージなども収められています。

文庫版の解説として、<大林宣彦>と長年親交のあった<赤川次郎>(72)が惜別の思いを込めた「『ふたり』の思い出」を収録。装丁と絵は、2019年10月7日に亡くなられた <和田誠> が手がけています。
#ブログ #文庫本 #読書
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今年の読書(54)『旅の手帳8月号』(交通新聞社)

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今年の読書(54)『旅の手帳8...
『旅の手帖8月号』で、特集「映画の舞台を旅する」が組まれています。

同誌は「旅の楽しさ、日本の美しさ」を伝える旅行雑誌ですが、8月号では映画のロケ地や舞台となった日本各地の場所にスポットが当てられた特集が組まれています。

トップに登場は『男はつらいよ』シリーズの東京都葛飾柴又のほか、『幸福の黄色いハンカチ』(1977年・監督: 山田洋次)における北海道の網走や夕張、『おくりびと』(2008年・監督: 滝田 洋二郎)の舞台となった山形の庄内地方、 『時をかける少女』 (1983年・監督:大林宣彦)が撮影された広島の尾道と竹原などが紹介されています。

また、映画 『テルマエ・ロマエ』 (2012年・監督: 武内 英樹)に登場した温泉地を紹介するページも。そのほか『ゴールデンスランバー』(2010年・監督: 中村 義洋/宮城県仙台市)、 『海街diary』 (2015年・監督: 是枝裕和/神奈川県鎌倉市)、『いま、会いにゆきます』(2004年・監督: 土井裕泰/山形県北杜市)、『UDON』(2006年・監督: 本広 克行/香川県丸亀市・琴平町) 『この世界の片隅に』 (2016年・監督: 片渕 須直/広島県広島市)といった作品も取り上げられています。
#ブログ #映画 #読書 #雑誌
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『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞』ノミネート6作品

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『Yahoo!ニュース 本屋大...
ヤフーが運営するインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と書店員自身による「面白かった」「お客様に勧めたい」と思った本への投票で決定する「本屋大賞」が連携する『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞』ノミネート6作品が20日、発表されています。 大賞は11月上旬に発表の予定です。副賞として、取材支援費100万円が贈られます。

より多くの読者に良質なノンフィクション作品の魅力を伝え、世界で起きている事象についての思考を深めてもらうために立ち上がった同アワードは、今年で3回目。対象となる作品は、2019年7月1日から2020年6月30日の1年間に日本語で出版されているノンフィクション作品全般となっています(※海外作品の翻訳本は除く)。

今回も、さまざまな分野の作品がラインナップ。終末医療の現場で理想の死の迎え方に向き合った『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子/集英社インターナショナル)、かつて「国境線観光」が行われたという島をめぐる紀行ルポ『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子/KADOKAWA)、先日の東京都知事選で再選を果たした現都知事の半生を描いた『女帝 小池百合子』(石井妙子/文藝春秋)もノミネートされています。

そのほか、犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」に密着し、2019年の第17回開高健ノンフィクション賞を受賞した『聖なるズー』(濱野ちひろ/集英社)、2013年山口連続殺人放火事件の真相解明に挑んだ『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(高橋ユキ/晶文社)や、昨年の大賞を受賞した<ブレイディみかこ>(55)は、自身が拠点とする英国の中高年男性の悲喜こもごもを見つめたエッセー『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』(筑摩書房)で2年連続のノミネートとなっています。
#ブログ #単行本 #読書 #賞
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<村上春樹>『一人称単数』@「文藝春秋」

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<村上春樹>『一人称単数』@「...
『讀賣新聞』朝刊一面の下段には、普段なら数冊の図書案内があるのですが、今朝は 兵庫県立神戸高等学校 卒業の<村上春樹>(71)氏の本日発売の『一人称単数』(文藝春秋刊)の全面広告でした。14作目の小説『騎士団長殺し』(2017年2月・新潮社刊)以来3年ぶりとなる小説の新刊であり、『女のいない男たち』(2014年4月・文藝春秋刊)より6年ぶりの短編集になります。

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことです。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となります。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 村上ワールドの「一人称単数」の世界に浸れるようです。

収録作品としては、「石のまくらに」、「クリーム」、「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」、「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」、プロ野球・ヤクルトファンの著者らしく「『ヤクルト・スワローズ詩集』、「謝肉祭(Carnaval)」、「品川猿の告白」、(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)、の8編が納められています
#ブログ #単行本 #読書
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今年の読書(53)『誓約』薬丸岳(幻冬舎文庫)

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今年の読書(53)『誓約』薬丸...
<薬丸岳>の本書『誓約』は、2015年3月幻冬舎から単行本が刊行されていますが、2016年(平成29年)4月25日に文庫本となっています。

<薬丸岳>は、「罪と償い」を主題にした作品が多いようで、 『虚無』『刑事のまなざし』『友罪』『死命』 など、どれも重いテーマが展開されています。

本書の主人公「向井聡」は、或るレストランバーで経営者兼バーテンダーとして妻と小学三年生の父として、幸せな生活を送っていましたが、或る日、一通の手紙が届いたことにより、平穏な生活が壊されていきます。

悪事の限りを尽くしていた若いころの「向井」は、ヤクザから逃れるために逃走資金や整形手術の費用を工面するためにひとりの婦人と「誓約」をかわします。それは婦人の殺された娘の仇を、犯人が出所後に「向井」が果たすという殺人契約でした。

すっかり改心して約束を忘れていた「向井」の手元に「犯人が出所した旨の手紙が届きます。夫人はすでに亡くなっていますが、差出人は執拗に「向井」に接触をしてきます。

この時代らしくスマホのGPS機能を小道具としたスリリングな追跡物語が展開、最後まで息をつかせません。
#ブログ #文庫本 #読書
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<ポスター>(65)「MEET YOUR BOOK」

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<ポスター>(65)「MEET...
朝日新聞は11日、読書推進活動の一環として、「本」に造詣の深い作家・著名人・インフルエンサーら40人と協力した書評広告企画「MEET YOUR BOOK」を掲載しています。作家の<角田光代>(輝ける闇:開高健)、<西加奈子>(青い眼がほしい:トニー・モリスン)、俳優の<谷原章介>(風の谷のナウシカ:宮崎駿)、フリーアナウンサーの<宇賀なつみ>(姥ざくら:田辺聖子)、<三浦崇宏>(読書という高野:見城 徹)といったメンバーが書評を寄稿しています。

同企画は、新型コロナウイルス感染拡大により家で過ごす時間の多い今こそ、読書の価値を再発見し、また書店に足を運ぶ人を増やそうという思いから企画されました。

作家やクリエーター、本好きの著名人、インフルエンサー、出版社から「読書のプロ」が参加し、「私の人生を変えた一冊」をテーマに、推薦図書とひとこと書評を寄稿、11日の朝日新聞朝刊全面広告にて掲載し、朝日新聞の本の情報サイト「好書好日」にも特設ページを設けています。
#ブログ #広告 #読書
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今年の読書(52)『手塚治虫の山』(山と溪谷社)

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今年の読書(52)『手塚治虫の...
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を展開する「山と溪谷社」(東京都千代田区)は、文庫本『手塚治虫の山』を、発行しています。

山・自然・動物を舞台とした漫画も多く残した<手塚治虫>(1928年(昭和3年)11月3日~1989年(平成元年)2月9日) ですが、「いかに生きるか」という普遍的なメッセージを漫画で伝えています。

同社初の試みとなる、<手塚治虫>が描いた山・自然・動物を舞台とする漫画10編を集めたアンソロジーです。時代を超えて、「いかに生きるか」という普遍的なメッセージが感じ取れる1冊にまとめられています。

「落盤」1959年~「山の彼方の空紅く」1982年に発表された作品が収録されています。人間だけでなく、山も動物も、万物すべてを「生命」ととらえ、その尊さを訴える<手塚治虫>の強い思想が全編を通して伝わってきます。

【収録作の初出作品・刊行年】
・「魔の山」 1972年8月6日『週刊少年サンデー』(小学館)掲載
・「山楝蛇」 1972年9月4日『漫画サンデー』増刊号(実業之日本社)掲載
・「山の彼方の空紅く」 1982年5月『ジャストコミック』(光文社)掲載
・「モモンガのムサ」 1971年11月22日『週刊少年ジャンプ』(集英社) 「ライオンブックス」第9話として掲載
・「モンモン山が泣いてるよ」 1979年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
・「ブラック・ジャック ー昭和新山ー」 1976年11月15日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)
・「雪野郎」 1969年12月3日『少年チャンピオン』(秋田書店))「ザ・クレーター」第9話として掲載
・「落盤」 1959年9月15日『X』第3号(鈴木出版)掲載
・「山太郎かえる」 1980年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
・「火の山」 1979年4月20日『ビッグゴールド』No.2(小学館)掲載
#ブログ #文庫本 #漫画 #読書
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今年の読書(51)『追想の探偵』月村了衛(双葉文庫)

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今年の読書(51)『追想の探偵...
著者<月村了衛>の作品としては、「探偵」というタイトル文字に惹かれ、初めての小説『追想の探偵』(2020年5月17日刊)でしたが、文句なく大満足の気分で読み終えました。このような嬉しい発見が体験できるのが、乱読の楽しみでしょうか。

特に映画ファンで、推理小説好きの方には、ぜひ読んでいただきたい本作です。映画ファンとしては、<原田マハ>の『キネマの神様』 以上の評価を私は与えたい一冊でした。大いに続編を期待したい作品です。

映画雑誌出版社「黎砦社」に勤める「28歳の「神部実花」は、古い特撮映画を扱う『特撮旬報』の編集者です。消息不明の監督や俳優陣などの大物映画人を探し出す<人探しの神部>と業界内で異名を取っています。

わずかな資料から、行方知れずの映画人を探し出し、当時の映画撮影の状況や人物たちに輝きを取り戻すべく、関係者の記憶を頼りに走り回る姿は、私立探偵の活躍以上に特撮映画に対する思い入れが伝わり、スクリーンから忘れ去られた人物や映画の小道具たちに光を与えていきます。

6編の話が納められていますが、どの物語も、最後には解決してゆくのですが、<神部>の『それが私の仕事だから』という台詞が見事に似合う主人公の登場でした。
#ブログ #文庫本 #読書
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今年の読書(50)『新酒番船』佐伯泰英(文春文庫)

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今年の読書(50)『新酒番船』...
新聞広告で紹介されていました<佐伯泰英>の新刊としての『新酒番船』(2020年6月20日刊)です。読み終えました著者の 『新・古着屋総兵衛』 シリーズ(全18巻)のように、長きにわたる連載物語が始まるのかと期待したのですが、残念なことに読み切りの小説で少し肩透かしを食らった感がありましたが、著者らしい展開で楽しめました。

主人公「海次(かいじ)」は18歳、丹波杜氏である父の次男として、灘五郷の酒蔵「樽屋」の蔵人見習として「百日かせぎ」に出向いていましたが、「海次」の夢は酒造りよりは、父や兄が造った新酒を江戸に運ぶ新酒番船の江戸までの一番札をかけた勇壮な競争にありました。

「海次」には、心を寄せている幼馴染の「小雪」がいましたが、新酒造りが終わると、兄「山太郎」の嫁となることが待ち受けていました。「小雪」への思いを断ち切るように新酒番船に密航を企て、江戸までの初航海に出ていきます。

太平洋の荒波や海賊との激動を経て、「海次」の活躍もあり船は無事に江戸へ一番乗りを果たし「惣一番」となります。

「惣一番」のご祝儀に沸く中、「海次」は西宮への帰路につきますが、、浜辺には、いまだ「桃割れ髪形」 の「小雪」が待ち受けているのでした。
#ブログ #文庫本 #読書
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今年の読書(49)『夢を売る男』百田尚樹(幻冬舎文庫)

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今年の読書(49)『夢を売る男...
2013年2月「太田出版」から単行本として出版された『夢を売る男』が、(幻冬舎文庫)として2015年5月1日に発行されています。

読書離れ、本離れが言われて久しいですが、その実態をベースにした物語が展開していきます。

主人公は、「丸栄社」の編集部長を務めている大手出版社の編集部勤務の経験がある「牛河原勘治」45歳です。

現代人のいびつな個人での出版欲望を逆手にとり、彼らの欲望を満足させることでベストセラー作家としての「夢を売り」、印刷代と称して金を稼ぐ裏面の出版業界が、コメfディータッチで描かれていきます。

大物になることを夢見ている27歳のフリーター、自分の教育論を世に問いたい教育ママの主婦、自分史を残したい団塊世代の男たち等が、登場してきます。

「小説を書く奴なんて、たいてい頭がおかしい」、また、「テレビ屋(著者は元放送作家・『探偵!ナイトスクープ』のチーフライターを25年以上務めた)の百田何某みたいに毎日違うメニューを出す作家も問題だ」と「牛河原」に語らせていますのには、笑いました。
#ブログ #文庫本 #読書
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