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本種【桂華(けいか)】は、奈良県御所市にあります花農場<華金剛>の二代目<落合成光(しげあき)>が、「シネラリア(サイネラ)」と「セネシオ」の交配から育成した品種です。
生育は非常に旺盛で花を咲かせながらも大きくなり、花持ちも良く、ひとつの花が1~2ヶ月さき続けてくれます。
従来の「シネラリア」が小型のドーム状にまとまるのに対して、本種は直立して伸びた茎の先煮花をつける点が異なっています。
改良が進んだ「シネラリア」に、再度、野生種を交配させ、性質を野生種に近づけたモノが、<木立性セネシオ>と呼ばれ、「貴凰」 や 「セネッティー」 などの仲間がいます。
昨日、お昼ご飯に「皿そば」と「天丼」がセットの 「天丼定食」 を食べに出向きました神戸ハーバーランドの(モザイク2階)ですが、その通路に置かれていた大きな植木鉢に、白色 ではなく、桃色の【スズランエリカ】を見つけました。
クリスマスツリー仕立てで、樹高70センチばかりあり、全体に可愛らしい花を株全体に咲かせていますので、なかなか見ごたえのある姿でした。
ツツジ科エリカ属、南アフリカ原産の半耐寒性常緑樹で、学名の「エリカ・フォルモーサ」でも、流通しているかもしれません。
紙のように薄い花弁を何重にも重ねた花姿が、豪華できれいな<ラナンキュラス>です。
花弁の色も 「黄色」 や 「赤色」 ・ 「桃色」 ・ 「白色」 などが多く、また「緑色」 や 「紫色」 も見かけますが、この【セティ】という品種は、咲き進むにつれて色合いが変わり、また花弁の形も独特です。
園芸品種として古くは「トルコ(ターバン)系」や「フレンチ系」・「ピオニー系」などがあり、最近では「ビクトリア・ストレイン系」・「ドリーマ系」などが主流でしたが、ますます品種改良に拍車がかかっているようで、この花姿は、また新しい系統かもしれません。
開花時期が3月~5月ということもあるのだと思いますが、毎年この時期に撮影しているようで、<ハーデンベルギア>の登場も4年目になりました。
マメ科ハーデンベルギア属のつる常緑樹で、成長しますと絡みつきながら樹高3メートルほどに達します。
マメ科らしく「エンドウ」に似た小さな花を房状に咲かせ手いますので、目立ちやすい植物のひとつです。
属名のハーデンベルギアは、ドイツの<ハーデンベルグ>伯爵夫人に由来して、名づけられています。
あまり手入れされていない植え込みですが、律儀な球根植物の 【イエイオン(ハナニラ)】 と 【ムスカリ】 が顔を出していました。
どちらも青系の花色ですので、これから温かくなり群生し出しますとよく目立ちます。
野草の 「ハナカタバミ」 の葉もチラホラと見られますが、赤紅色の花が咲きだしますと、花弁の色の対比が楽しめるかなと、眺めておりました。
<オダマキ(苧環)>は、日本原産の「ミヤマオダマキ」とヨーロッパ原産の 「西洋オダマキ」 の二つに大きく分けられていますが、「ミヤマオダマキ」の園芸品種を<オダマキ>と称していて、白から紫色まで色幅があり、桃色系も見られます。
品種名までは分かりませんが、草丈が<オダマキ>は20~30センチ程度と低く、「西洋オダマキ」は50~70センチと高く、見分けるひとつの目安としています。
花姿は、5枚の<蕚>を伸ばし、その内側に5枚の花弁があり、<蕚>の後ろ側には<距(きょ)>が角のように飛び出しています。
葉は長い葉柄の先に3枚の小さな葉がつく三出複葉で、花後は花茎の先に細長い<莢>が五つ集まった果実を実らせます。
公園の片隅に、黄色い4弁花の【アブラナ(油菜)】が咲き出していました。
植物学上アブラナ科アブラナ属に分類されていますので、【アブラナ】と呼ぶ方が正しいのかもしれませんが、アブラナ属の花はどれも黄色で似通っていますので、すべて<ナノハナ>と称しています。
本日は、長崎県諫早の出身である詩人<伊東静雄>が亡くなった日です。
「菜の花忌」と言えば、2月12日に行われる<司馬遼太郎>(1996年2月12日没)を思い浮かべる方の方が多いと思いますが、<伊東静雄>(1953年3月12日没)の命日の方が、先に「菜の花忌」と名付けられています。
諫早に建立された詩碑の前には、ビール党の彼を偲び、ビール瓶に<菜の花>を生けて献花されています。
ようやくご近所の生け垣として植えられています【ウンナンノウバイ(雲南黄梅)】が、咲き始めています。
モクセイ科ソケイ(ジャスミン)属のつる性植物で、枝は枝垂れます。
ソケイ(ジャスミン)属ですが、匂いはほとんどありません。
【ウンナンオウバイ】は常緑樹で、「オウバイ」は落葉樹、また【ウンナンオウバイ】は葉と一緒に花が咲いています。
上側二つの花は、花の中心から花弁らしきものが立ち上がっていますが、これは<旗弁(きべん)>と呼ばれています。
観葉植物として室内での栽培が多いようで、あまり外部で目にする機会は少ない感じの【パーセノシッサス・シュガーパイン】です。
ブドウ科パルテノキッサス属の常緑つる性植物、欧州で改良された園芸品種ですが、掌に似た5枚の葉が可愛らしい葉姿をしています。
新芽は明るい緑色をしていますが、成長するにつれて濃い緑色へと変化していきます。
名称は、葉の裏側に甘い樹液(粉)を付けることから名づけられています。
植え込みのグランドカバーとして利用されていました、ヒノキ科ビャクシン属の<ハイネズ(這杜松)>の品種【ブルーカーペット】です。
「コニファー」の仲間で、匍匐性があり樹高10~50センチ、横へ横へと伸びていきますので、グランドカバーとして重宝されています。
正確には「コニファー」は、針葉樹そのものを指す言葉ですが、園芸業界では庭園に用いる洋風の針葉樹を呼び分けているようです。
葉は密に茂り、冬はやや褐色になりますが、丈夫で成長が早い植物です。
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