神戸：ファルコンの散歩メモ

米大リーグ（ＭＬＢ）のサンフランシスコ・ジャイアンツは１６日、ＭＬＢ史上初の女性指導者として、元ソフトボール選手の＜アリッサ・ナッケン＞氏をコーチ陣に加えたと発表しています。

カリフォルニア州立大学サクラメント校校でプレーしていた経歴を持つ２９歳の＜ナッケン＞氏は、４度全米学生優秀選手に選出されています。２０１４年からジャイアンツの球団運営部でインターンとして働き、現在は球団関係者の健康管理に関する責任者を務めています。

ジャイアンツの＜ゲーブ・キャプラー＞監督は、地元紙『サクラメント・ビー』対し、＜ナッケン＞氏がトスバッティングや走塁を担当することになると話しています。

ちなみに、＜ナッケン＞氏は大学のソフトボール部で合計１８４試合に出場し、通算１９本塁打を記録しています。

プロ野球中日で俊足好打の名二塁手として活躍し、代名詞のバックトスなどで多くのファンを魅了しました。監督では１９９４年に巨人と同率首位に並び、最終試合のナゴヤ球場でセ・リーグ優勝が決まる、＜長嶋＞監督とのプロ野球史上に残る「１０．８決戦」を指揮して敗け、リーグ優勝を逃した岐阜県出身の＜高木守道＞さんが１７日、急性心不全のため名古屋市内で逝去されています。７８歳でした。

県岐阜商高で１９５９年の選抜高校野球大会で準優勝し、６１９０年に中日入団。５０盗塁をマークした１９６３年など３度の盗塁王に輝やきました。ゴールデングラブ賞（当時ダイヤモンドグラブ賞）３度、ベストナインは７度獲得しています。

１９８０年限りで引退し、１９８６年途中に監督代行。１９９２年から１９９５年途中までと２０１２、２０１３年の２度監督を務めました。

２００６年に野球殿堂入り。現役２１年での通算成績は２２８２試合で歴代１６位の２２７４安打、２３６本塁打、８１３打点、３６９盗塁、打率２割７分２厘。
監督では１９８６年の代行も含めて７シーズン、７８７試合で３８３勝３７９敗２５分けでした。

ＭＬＢで史上ただ１人、ワールドシリーズで完全試合を達成した＜ドン・ラーセン＞氏が１日（日本時間２日）、米アイダホ州で食道がんで亡くなられています。９０歳でした。

１９２９年８月７日生まれの＜ラーセン＞氏。１９５３年にメジャーデビューを果たすと、オリオールズやヤンキース、ジャイアンツなどで１９６７年まで１５年間プレーしました。通算で４１２試合に登板、８１勝９１敗・通算防御率３．７８の成績を残しています。

１９５６年１０月８日のワールドシリーズ第５戦（対ブルックリン・ドジャース）でワールドシリーズ史上初のパーフェクト・ゲームを達成しました。２０１９年現在ポストシーズン唯一の完全試合であり、ワールドシリーズのノーヒッターとしても唯一の記録です。

殿堂入りはしていませが、メジャーリーグの「レジェンド」の１人して野球ファンの記憶に残る右腕投手でした。

阪神を今季限りで退団した＜鳥谷敬＞内野手（３８）、＜ランディ・メッセンジャー＞投手（３８）のそれぞれの背番号「１」と「５４」が、来季以降、しばらく欠番となることが２５日に発表されています。球団はこの日合わせて、新外国人選手５人の背番号を発表。＜ジャスティン・ボーア＞　は自らが希望した「４１」、＜ジェリー・サンズ＞　は＜ジョンソン＞が背負った「５２」、＜ジョン・エドワーズ＞　は「４２」、＜ジョー・ガンケル＞　は「４９」、＜ロベルト・スアレス＞は「７５」となっています。

功績とチームに対する多大な貢献に敬意を表して、＜金本知憲＞元監督の「６」と同様に、「１」と「５４」はふさわしい選手が誕生するまで準永久欠番とする方針です。

＜鳥谷敬＞　は２００４年の入団以来、一度も２軍に落ちることなく名球会入り。プロ野球歴代２位の１９３９試合連続出場に加え、同５位の６６７試合連続フルイニング出場を達成。球団史上最多の２０８５安打を放つなど、華々しい実績を残した。１６年間、背番号「１」を背負い“阪神の顔”となってきた。

＜ランディ・メッセンジャー＞　は２０１０年に阪神へ入団。在籍１０年間で７度の２桁勝利を記録し、１４年には１３勝で最多勝に輝くなどエースとして投手陣をけん引してきた。在籍１０年で２６２試合に登板。日米通算１００勝を達成し、日本通算９８勝８４敗、通算防御率３・１３と奮闘しました。

＜阪神タイガース＞は２１日、新外国人＜ジョン・エドワーズ＞投手（３１）と来季契約を結んだと発表しています。１年契約で、年俸８０万ドル（約８８００万円・推定）。１９６センチの長身右腕で、メジャー通算４９試合はすべて救援登板。阪神としてもリリーフ陣の一角を期待されています。今季はインディアンスで９試合に救援登板し２勝０敗、防御率２・２５でした。

＜阪神タイガース＞は今オフ、来季新助っ人して５選手（＜ジョン・エドワーズ＞・＜ジャスティン・ボーア＞・＜ジェリー・サンズ＞・＜ジョンソン＞・＜ジョー・ガンケル＞・＜ロベルト・スアレス＞）と契約。＜オネルキ・ガルシア＞、＜ジェフリー・レオナル・マルテ＞、＜呂彦青（ル・イェンチン）＞の３選手とあわせ、球団史上最多となる開幕助っ人８人体制が整っています。

＜阪神タイガース＞は２０日、韓国プロ野球（ＫＢＯ）キウム・ヒーローズからＦＡとなっていた＜ジェリー・サンズ＞外野手（３２）の獲得を発表しています。

単年契約で年俸は１億２１００万円（金額は推定）。今季韓国プロ野球で１１３打点を挙げて最多打点の個人タイトルを受賞しましたが、年俸交渉がまとまらず２０２０年の再契約はなりませんでした。

野手助っ人は４番候補の ＜ジャスティン・ボーア＞　内野手（３１）、２年目の＜ジェフリー・マルテ＞内野手（２８）の３人に。球団史上初めて、外国人野手トリオが開幕戦にスタメン出場する超ヘビー級打線が実現するかもしれません。

＜阪神タイガース＞は１２月１９日、＜ロベルト・スアレス＞投手と入団契約（８０００万円・推定）を行っています。

ベネズエラ出身で２０１５年にメキシカンリーグでリリーフ投手として活躍後、２０１６年にソフトバンクに入団。主にセットアッパーとして５８試合に登板。豪速球が武器でＣＳでは１６１キロを記録しています。

２０１７年のＷＢＣにベネズエラ代表として出場しましたが、大会中に負傷。トミー・ジョン手術を受け、同年のシーズンでは登板できず、翌２０１８年８月にの一軍復帰を果たしています。

翌２０１９年は先発に転向するも０勝４敗、防御率５．７４の成績に終わりソフトバンクを退団。２０２０年からは阪神でプレーすることになりました。

楽天株式会社(以下「楽天」）は、台湾のプロ野球チーム「Lamigo　Monkeys」（以下、「ラミゴ モンキーズ」）の新チーム名を「Rakuten 　Monkeys」（以下、「楽天モンキーズ」）に決定したことを１７日に発表しています。

「楽天」は、今年９月１９日に「La New International Corporation」の子会社で「ラミゴ モンキーズ」の運営会社である「Lamigo Monkeys Co.」の株式を取得し、２０２０年シーズンから台湾プロ野球リーグ（ＣＰＢＬ）に参入することを発表　していました。今回、新チーム名のほかに、台湾プロ野球リーグの２０２０年シーズンに向けて、新しいチームロゴとユニフォームも発表しています。

「楽天モンキーズ」は、前身となる球団が２００４年シーズンから台湾プロ野球に参入しました。台湾の桃園市に本拠地を置き、「桃園国際野球場」がホームスタジアムです。年間王者を決める台湾シリーズにおいて７度優勝し、台湾球界屈指の実力を誇っています。２０１４年より５年連続で台湾球界最多の観客動員数を記録するなど、人気・実力面においても台湾プロ野球界を代表する球団です。

「楽天」は、２００５年に「東北楽天ゴールデンイーグルス」を創設し、日本のプロ野球へ参入しました。また、日本プロサッカーリーグに所属する「ヴィッセル神戸」を運営していることに加えて、「ＦＣバルセロナ」、「ゴールデンステート・ウォリアーズ」、ＮＢＡなどの、グローバルで人気の高いクラブやリーグなどとパートナーシップを結んでいます。「楽天」は、スポーツ分野での経験を生かして「楽天モンキーズ」を強化するだけでなく、台湾のプロ野球界全体や地域の発展に貢献していくことを目指します。

「楽天」は台湾において、２００８年からＥコマース事業を開始して以降、クレジットカード事業、電子書籍事業、Ｃ２Ｃ事業等を展開しており、「楽天エコシステム（経済圏）」を台湾においても形成しています。さらに、オンライン銀行サービスの開始に向けて各種手続きを進めています。

米大リーグで通算７１４本塁打をマークし、通算９４勝も挙げた投打「二刀流」の伝説の選手故＜ベーブ・ルース＞（本名：ジョージ・ハーマン・ルース・ジュニア）がヤンキース時代の１９２９年８月１１日、インディアンス戦で通算５００号本塁打を放ったバットが、オークションで１００万８００ドル（約１億９００万円）で落札されています。オークション主催者の「ＳＣＰオークションズ」が１５日に発表しています。

１９２３年にオープンした旧ヤンキー・スタジアムでの第１号本塁打を放った際のバットは、２００４年に約１３０万ドルで落札されています。購入者は明らかにされていません。

ことし６月にはヤンキース時代のユニホームに、スポーツ・グッズとしては、最高額の５６４万ドル（６億１２２２万円）　の値が付いていました。

バットは、故＜ベーブ・ルース＞が親しい友人にプレゼントし、その子どもから孫へと受け継がれていたもので、今回、専門家の鑑定で本物と認定されています。

阪神タイガースは１５日、アメリカ人右腕の＜ジョー・ガンケル＞投手（２７）と来季の選手契約（５５００万円・推定）を締結したことを発表しています。前日１４日の　＜ジャスティン・ボーア＞内野手　に続く新外国人選手の獲得となっています。

２０１３年のドラフト１８巡目でレッドソックスに指名されてプロ入り。２０１５年にオリオールズ、２０１７年にはドジャースにトレードで移籍し、２０１７年４月にマーリンズに入団しています。

＜ガンケル＞はマイナーリーグ通算１７２試合に登板し４５勝３９敗１２セーブ。通算防御率３・５９をマークしています。今季は３Ａニューオーリーンズで主に先発として１９試合に登板し８勝２敗、防御率３・５９でした。