眞葛香山の竜文花瓶2本である。時代は1890年代と思われる。本日、アメリカから届いた。速い。さすが、EMS。あと2つ眞葛ではないが、ヨーロッパからくるはずだが遅い。ひとつは本当に送られてくるのか心配である。
しかし、久しぶりにいいものを安く落とせた。展覧会の図録で眞葛について執筆して以来、少し、この辺の眞葛を調べようかなと思うようになり、集めはじめたのである。おそらく、このくらいの大きさの花瓶を使って、いろいろ実験を兼ねて、釉下彩の色の研究をしていたと思われる。左は、竜を釉裏紅で描き、辰砂の釉薬を薄くかけている。右は灰色の釉下彩を背景にやはり釉裏紅で竜を描いている。この二つを見ても、やはり眞葛も紅色はなかなかきれいに出せなかったようである。
朝のカイの散歩の後、庭にあるサルスベリの木に実がなっているのか、スズメが来て、とてもにぎやか。
さて今日は、先月から始まった月1回日曜日に行われるガムランの講座に参加するため、音の森へ行ってきました。そして、終わってから中華料理屋さんへ。ガムラン仲間で10月2日の岐阜の美術館で行われた私の講演会を、わざわざお母さんと一緒に日帰りで聞きにきてくれたOさんも参加。講演会の感想を聞いたのですが、「とてもよくわかり、講演会を聞かなければ、わからないことがたくさんあった。」と、言ってくれました。よかった、よかった。
陶磁器に詳しい方だけでなく、初めての人にも、わかるように話すことはなかなか難しいものです。なるべく、いろいろ例をあげて、わかりやすく解説したので、時間がかなりオーバーしてしまいましたが、それなりの成果はあったようです。次回の講演会は、時間オーバーにならないようにしなくては...
昨日、10月14日(金)で入場者1万人を突破したようです。テープカットしてから、ちょうど、ひと月。残り1か月半ですが、2万人も夢ではなくなりました。坂道は険しいですが、一歩ずつしっかりと進みましょう。ね、カイ!
横浜で行われた骨董フェアで購入した香炉である。裏に銘がある。この手の彩磁ものを制作している現代作家は何人かいるが、どれも違うような気がする。まあ、ゆっくり調べましょう。そういえば、だいぶ前に購入した森洋氏の彩磁香炉も紫陽花だったような気がする...。紫陽花柄と相性がいいのかな。
こちらは1930年代のバリを撮影したものである。レゴンダンスの写真があり、ゴング・クビャールで演奏しているのかなと少し期待していたのだが、プレゴンガンであった。でも、まあ本も大きく、とても見ごたえがあります。
バリ島から帰る時、ジャカルタの空港で7時間も待ったので、空港内にあった本屋で本を2冊買った。そのうちの1冊「BALI1912」である。タイトルのように1912年のバリ島の写真がいっぱい掲載されている。実は、この本でバリ島は西洋であこがれの「楽園の島」になったのである。本の中には、上半身が裸体の女性がたくさん写っている。中には全裸で水浴びをしているの若い女性も。この時代のバリ島は、男も女も大半の人はみな普段上半身には何も身につけていなかったのである。今はもちろん、そんなことはない。まあ、動機は何であれ、バリ島に行き、その魅力に取り憑かれて、そのまま住んでしまった西洋人はいっぱいいる。まあ、今は住んでいる日本人もたくさんいるか...
ここ最近、ネット・オークションでの落札が続いている。そのうちの最初に届いたロイヤル・コペンハーゲンのブルーフルーテッドのティーカップ3客(写真上)である。なんと、国内のオークションで落とした。それも入札は私だけ。もうあまり人気がないのかな...
カップ&ソーサはいっぱいあるので、一応うちの奥さんに相談した結果、ブルーフルーテッドのティーカップ&ソーサはあまり持ってないので、買ってもよいという許しがでた。
時代は100年前で、いわゆる中絵付きという絵付け師がときどき遊びで描くめずらしいものである。値段もデンマークで買うより安かった。この76番のティーカップはデンマークで買って1客だけ持っている(写真下右)。この中絵は3か所に描かれており、今回の3客よりも豪華である。6客そろえるなら、すべて中絵付きと決めていたのでよかった。13年かけて4客そろったことになる。残り2客。あと何年かかるかな?
ところで、昨日803人入り、本日9000人を超えたという連絡が美術館から入った。もう1万人は確実でしょう。
今日は朝9時半から西洋アンティーク陶磁器研究会で、そして、午後2時半からロムドシンで「センチュリー オブ デザイン」展の講演会で、陶磁器のお勉強をたくさんしました。またロムドシンで、私のコレクション展の図録を販売することが今日からできるようになり、3冊ほどサインをしました。いや、なかなかサインを書くことは難しい。そのあと、minaさんのご希望でアブサンを飲みにお店へ。ここは以前いったところの本店だそうで、いっぱいアブサンのポスターが貼ってありました。写真はそのうちの1つです。やはり、強い。
ノルウェイの窯、ポスルンドのリスのトレイである。先日、横浜で行われた骨董祭で購入した。制作時代は1910年頃だと思われるが、少なくとも1908年から1930年の間に造られたものである。これと同じデザインのものを、ロイヤル・コペンハーゲンで1908年にA.Nielsenが制作している。当時、ロイヤルコペンハーゲンの釉下彩の技術を習得しようという努力が感じられる作品である。
我が家の駐車場から先週親父の愛車ボルボが消えた。最後、写真におさめたかったのだが、かなわなかった。二男が生まれた年に我が家に来たので、ほぼまる15年間であった。親父の運転があやしくなってきたのに加えて、スピードメーターが動かなくなり、修理に60万円かかるというので、車検が切れるのと同時に廃車にしたのである。本当に御苦労さまでした。これで、我が家の車は私のワーゲンのBORAだけになった。しかし、1台なくなっただけでかなり庭が広くなった感じがする。カイもよく、昼寝をしているし...
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