《眼福(185)“小川に咲く夏の花!?!”❖21-221❖》

《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
《眼福(185)“小川に咲く夏...
コウホネ(河骨)     スイ... コウホネ(河骨)     スイレン科(Nymphaeaceae)
学名:Nuphar japonicum DC.
《神奈川県での稀少植物”河骨”神奈川県海老名市内❖’21/07/24❖》
コウホネ(河骨);
池や湿地の中に咲く植物。何処ででも見れる花ではない。又、不可思議な花名だ。
根茎が白く、骨のように見えることに由来するとか!?!中々、複雑な構造をしている。
葉には薄くて半透明な水中葉と、厚みのある水上葉がある。
冬期は水中に没している水中葉だけが残る。
いずれもスイレンの葉を細長くした ような長卵形で、長い葉柄がある。
水中葉は膜質で細長く、水上葉は光沢があり長さ20㎝位の長卵形、水面から出る(抽水形)。
花は直径約5㎝の椀形。花弁状に見えるのが萼片で5枚。花弁はヘラ状で小さく多数。
雄蕊多数、花糸の幅が広い。雌蕊の先は広がり柱頭盤を形成し、柱頭は放射状に並ぶ。
花茎の先端に黄金色の花を一輪咲かせる風情は瀟洒。花に比べ葉は大きい。
根茎に含むアルカロイドのヌハリジンが、止血剤とされセンコツ(川骨)という漢方薬)である。
神奈川県では、絶滅危惧IA類に指定されている程、保全対策が必要である。
*         *         *
色々と危惧された、2020東京オリンピックが1年遅れだが、無事・成功裡に終えた。
参加各国選手団から感謝の言葉を聞く。心底よかった、と関係者の尽力を讃えたい。
前、東京オリンピック、開・閉会式を観た感慨からしても、今回の大会、成功だったと思う。
前、東京オリンピックで出会った米国人親子、我が父の友達だった。
以来、今日までお付き合いさせて頂いている。なんとも不思議なご縁だ。
今回は、来日できなかったのが残念なことだったのだが。。。!
前、東京オリンピックの年は、都市開発、古都保存、自然保護、これ等が社会問題に!!
オリンピックもさることながら、古都鎌倉で古都保存か否かの大問題が勃発していた。
昨今では、ユネスコの歴史遺産登録を市民は要望しているが、、、??
経済優先の行政(鎌倉市)では、歴史遺産感覚に乖離する。
前東京オリンピック時の歴史的環境保全哲理を思い出すべきだ。
オリンピックでの外国人観光が反対署名や、カンパをしてくれていたのを見ている。
今の鎌倉市民の大多数は、自然環境・歴史的環境に対する感覚に欠缺、憂慮する。
「令和参年(皇紀2681年)8月8日、記」






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《眼福(184)“野に咲く夏の花(2)!?!”❖21-220❖》

《眼福(184)“野に咲く夏の...
《眼福(184)“野に咲く夏の...
ウツボグサ(靫草)      ... ウツボグサ(靫草)      シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara var. asiatica
別名: カコソウ(夏枯草)





《路頭の小花”靫草”筑波山麓❖’21/08/05❖》
ウツボグサ(靫草);
名前は花の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることによる。
別名のカコソウ(夏枯草)は、に花穂が急に褐色に変わり、枯れたようになるため。
同属に ケブカツルカコソウ がある。靫草は、変色後の花穂が漢方の利尿薬。
日陰に咲くウツボグサは、背丈が低く小さな花。仲間には高山種の ミヤマウツボグサ 、
タテヤマウツボグサ 、白花種の シロバナウツボグサがある。
日当たりのいい草地に生え、茎は四角で茎高は凡そ10~30cmになる。
花が終わる頃から短い走出枝を出す。葉は、対生し柄があり、長楕円状披針形。
縁には低い鋸歯が少しあり、苞はゆがんだ心形で縁に毛がある。花に特徴がある。
花穂の長さは5㎝位。苞は、卵形。花は、唇形花。筒部は長さ約10㎜。
上唇は大きく、長さ約9㎜、幅約6㎜の惰円形で角ばる。
下唇は長さ約8㎜、幅約9㎜, 3裂し、中央裂片の先に歯がある。
花の色は紫色だが、色の濃さには個体差がかなりある。
萼には長毛があり長さ約1㎝の2唇形、筒部は長さ約4㎜。萼の上唇は浅い3歯がある。
下唇は深い2歯があり、萼の上唇は縁が折れ下唇を包む。果期にも萼は、残る。
高山のタテヤマウツボグサは日本固有種。やや大型で花穂の長さが短く葉の基部が茎を抱く。
*         *         *
楽しみにしていたオリンピックが、災いをも巻き込み不測の状態であった。
しかしながら、競技が始まってみると、そこにはオリンピックがあった。。。!
青春・真っ盛りだった頃の僕、前東京オリンピック頃が彷彿と沸き起こってくる。
植物を自分なりに見つめ始めたころでもある。原点は、後立山登山だった。
白馬大雪渓と高山植物、ミヤマオダマキ・ハクサンフロウ、衝撃的で瀟洒だった。
半世紀も楽しませてくれてる植物たち。感慨深い!!
「令和参年(皇紀2681年)8月7日、記」





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《眼福(183)“野に咲く夏の花!?!”❖21-219❖》

《眼福(183)“野に咲く夏の...
《眼福(183)“野に咲く夏の...
フジカンゾウ(藤甘草) マメ科... フジカンゾウ(藤甘草) マメ科(Fabaceae)
学名:Desmodium oldhamii Oliv.
Hylodesmum oldhamii (Oliv.) H.Ohashi et R.R.Mill





《森の小花”藤甘草”筑波山麓❖’21/08/05❖》
フジカンゾウ(藤甘草);
和名は、葉が漢方に云うカンゾウ(甘草) 、花が フジ に似ることからに由。
遠目には ヌスビトハギやアレチヌスビトハギと酷似だが、茎高は1mを超え葉も大きい。
葉は互生し奇数羽状複葉。小葉は5~7枚、長楕円形で先が尖り基部は楔形。
葉脈は葉の縁まで届く。葉柄は長さ4~6㎝。茎頂と上部の葉腋に総状花序を出し、
蝶形花を多数つける。長い花序は40㎝程度までになる。
花は淡紅紫色(ピンク)、花冠は長さ7~8㎜。花柄は長さ4~6㎜。
ヌスビトハギは葉が3出複葉、花が小さい。
マルバヌスビトハギは小葉が丸く、小葉の幅が中央より先で最も広い。
ヤブハギは葉が茎の1箇所に集中する。オオバヌスビトハギは葉脈が縁まで届かない。
帰化種のアレチヌスビトハギは葉の幅が狭く、葉脈が縁まで届かない。又、花が大きい。
*         *         *
訪問先での旨い・美味な和食を頂く前に散歩、筑波山麓へ。。。!
四季折々に訪れる山道だが、年々、開花が早まっていると感じる植物たち。
これは気候変動が故か??見たかった花々が見られない。
福王草も早すぎたのか見つけられなかった。最も以前見た場所周辺のみだが。
それにしても自生の花の中に自然交配したのでは??と思う花が増えたって感じる。
「令和参年(皇紀2681年)8月6日、記」



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《眼福(182)“野に咲く地味な花!?!”❖21-218❖》

フクオウソウ(福王草)    ... フクオウソウ(福王草)    キク科(Asteraceae)
学名:Nabalus acerifolius Maxim.
synonym Prenanthes acerifolia (Maxim.) Matsum.
昔、筑波山麓で楚々と咲く姿を観... 昔、筑波山麓で楚々と咲く姿を観たことがあった。だが先日、同じ所を探したが見つからなかった。
この時期だ。8月下旬には見れるのかもしれない。




《野草の趣”自生種”❖1997/08/❖》
フクオウソウ(福王草);
花びらの倍はあろうかという長く伸びた雄蕊が特徴的か!!
花名は、三重県の福王山で発見されたことによる由(日本固有種)。
山地の薄暗い林内に生育している。茎高は、30~100㎝位。
茎や萼など全体に腺毛があり、葉は、互生し翼がある長い柄につく。
葉は、長さ幅とも6~10㎝位、掌状に3~7裂し、基部は心形。
細長い花序の花柄の先にまばらに頭花を下向きにつける。
頭花は長さ約2㎝、幅1~1.5㎝、9~13個の舌状花が集まる。
舌状花は紫白色、灰色の縦線模様がある。総苞は長さ約1cmの細い筒形。
*         *         *
異国人の友を連れ旧交を温めるべく、つくばの友を訪ねた。
昔、スイス・ベルニナ山(Piz Bernina)麓で出会った面々が一同に会した。
同窓会って感じ。彼等曰く、日本は戦後70年、諸外国に向け丁寧に発信していない、と。
福島原発事故の風評(放射能汚染)を消す努力にして然り。日本政府の怠慢。
アピールのしかたが、下手すぎる。と心配してくれていた・・憂慮していた。
環境汚染拡大はしていない事を、大声を挙げて発信すべき、現地を巡っての感想。
更には、広島・長崎への原爆投下の検証を真摯に発信すべし、、、ありがたい見解。
”核実験(Test-ban)”に対する見解、等々原子力研究者からも話が聞けた。
みな現役を退いた方々だが遊び仲間、雑談とはいえ、本音が聞けた。!?!
オリンピック観戦が目的だったが、日本文化を垣間見る旅に。慎重に出掛けている。
この2ヶ月余りの中で、広島・長崎にも訪れてくれた。資料館等を丁寧に見て回った由。
集まった仲間が、口を揃えて言っていたのが印象的だった。
「令和参年(皇紀2681年)8月5日、記」





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《眼福(181)“野放図な庭の朝に!?!”❖21-217❖》

タイワンホトトギス(台湾杜鵑草... タイワンホトトギス(台湾杜鵑草) ユリ科(Liliaceae)
学名:Tricyrtis formosana Baker
茎に絡まる蔦が、これまた、美し... 茎に絡まる蔦が、これまた、美しい。
《野草の趣”杜鵑草”❖’21/08/04❖》
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草);
茎先で枝分かれ、そこにやや小形の花が上向きにつく。
花弁は6枚で斜めに開き、花弁の色は淡い紅色で赤紫色の斑点が入る。
花冠のつけ根の部分には黄色い斑紋がある。
外花弁のつけ根の部分に球状のふくらみが2つずつある。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
日本では、西表島だけに僅かに自生(var. formosana)している貴重な固有種。
台湾には他にvar. grandfloraとvar. glandosaの2変種がある。
茎は普通、屈曲し、無毛かわずかに毛がある。
葉は互生し、倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形。
葉表は無毛に近く葉裏は有毛、特に脈に沿って多い。
葉の基部は茎を抱き縁に毛があり先は尖る。
茎頂又は葉腋の集散花序にまばらに花をつける。
花はトランペット形、花弁は斜め上向きに開き青紫白色。
*         *         *
久し振りに、徹夜で語らいの場を持った(しっかり感染防止策を講じて)。
友と楽しくも楽しい、本音でぶつけあう語らい。。。!
帰宅後、朝の水撒きをしてると、庭の片隅に今年も杜鵑草が顔を見せていた。
目の前に魅せる杜鵑草、純粋な種とはどことなく違うような気がする。
市井の園芸店にならぶ種は、台湾杜鵑草と杜鵑草の交雑種が多いと聞く。
それに該当するのでは・・・と目の前の花を見て感じてしまう。
自生種の移植にこだわっていた両親が園芸種をも愛でていたのか!!
花自体には、強さがあり、同時に美しさもある。。。!
「令和参年(皇紀2681年)8月4日、記」

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《眼福(180)“天気予報(雨レーダー)!?!”❖21-216❖》

《眼福(180)“天気予報(雨...
《眼福(180)“天気予報(雨...
《眼福(180)“天気予報(雨...
《”朝焼け”❖’21/08/03❖》
オリンピック・・・色々と言われてきたが、概ね順調といえようか!?!
直接、僕には関係ないが、、、、異国の報道関係者の友達が来日している。
オリンピックは、非政治的と云われるが、良い意味で国際交流の場。
規制はあるが、異国人も東京に結構、来日している(全体的には少数だが)。
パラリンピックが終わったら、、、各地を案内する事になりそうだ!!

個人的には、今、多忙だ。 今朝も早くから雑用していた。
今朝は、綺麗な朝焼けを観た(気分的にも落ち着けていた)。
その2時間後に雨が降るなんて思わなかったのだが、、、?
気象レーダーを見ると、10分~1時間先の降水を予想している。
しっかりと当たる。PC、携帯の天気予報を見る習慣ができた。
「令和参年(皇紀2681年)8月3日、記」



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《眼福(179)“地元の小さな公園で!?!”❖21-215❖》

《眼福(179)“地元の小さな...
コヤブタバコ(小藪煙草) キク... コヤブタバコ(小藪煙草) キク科(Asteraceae)
学名:Carpesium cernuum L.
Carpesium spathiforme Hosokawa
《“邪魔だ・・・雜草というなかれ(2)!?!”❖’21/08/01❖》
コヤブタバコ(小藪煙草);
かつて疎林であった所が市街地化し、その過程で公園として残った場所が近間にある。
そんな小さな公園の片隅に以前の雑木林を思い起こす植物を見つけた。
オオガンクビソウに似ているが、それよりも葉や頭花が小さい”コヤブタバコ(小藪煙草) ”。
ヤブタバコ より背丈は低く葉も小さい。それに対して、花はヤブタバコより大きい。
和名は、葉が タバコ の葉に似ることから付いたらしい。仲間には ガンクビソウ等がいる。
暖温な気候を好み、茎高50〜100cmになり、茎は太くよく分枝し横に長く枝を伸ばす。
葉は茎とともに長く白色の軟毛に覆われ、根生葉は花期にはない。
下部の茎葉は大きなさじ状長楕円形で縁に不揃いの鋸歯がみられる。
基部はくさび形で葉柄に翼がつき質はやわらかい。上部の茎葉はしだいに小さくなる。
頭花は、明瞭な花柄があり葉脇に下向きにつく。頭花は、筒状花だけで緑白色。
総苞は半球形(広鐘形)で総苞外片は鈍頭。先は葉状でやや反曲、内片は鋭頭で乾膜質。
よく似たオオガンクビソウは頭花が黄色、直径25~35㎜と大きい。
茎や葉に縮れた毛があり、下部の葉は幅が広く、翼状の柄がある。
ヤブタバコの頭花は小型、黄色、直径約10㎜。花は、葉腋につく。
「令和参年(皇紀2681年)8月2日、記」


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《眼福(178)“期間限定の里山公園(11)!?!”❖21-214❖》

《眼福(178)“期間限定の里...
《眼福(178)“期間限定の里...
レンゲショウマ(蓮華升麻)  ... レンゲショウマ(蓮華升麻)     キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemonopsis macrophylla Siebold et Zucc.
《”幽玄”に映る花❖’21/07/18❖》
レンゲショウマ(蓮華升麻) ;
日本固有種で本州の福島県~奈良県の山地・落葉樹林帯で自生が見られる。
茎高40~80cm位。根茎は発達し、横によく伸びる。茎は上部で分枝する。
葉は根生又は茎の下部につき、2~4回3出複葉。葉の両面とも無毛。葉縁鋸歯は粗い。
花は淡紫色、直径約3cm。萼片は長さ約1.5cmで開出して花弁のように見える。
花弁は萼片より短く先が濃紫色で開出しない。花柄は弧状に曲がり下向きに花を付ける。
レンゲショウマの自生地、首都圏では御岳山山麓に見られる。
「令和参年(皇紀2681年)8月1日、記」




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《眼福(177)“期間限定の里山公園(10)!?!”❖21-213❖》

ムラサキギボウシ(紫擬宝珠) ... ムラサキギボウシ(紫擬宝珠) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Hosta ventricosa
別名: オオバフクリン(大葉覆輪)







《”幽玄”わからない・不明な花(2)❖’21/07/18❖》
ギボウシ(偽宝珠) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Hosta Hybrids    別名: トウギボウシ(偽宝珠)
ギボウシ(擬宝珠)は、ギボウシ属の総称で オオバギボウシ 、 コバギボウシ
ミズギボウシ イワギボウシ 、 キヨスミギボウシ 、 ナメルギボウシ 等、種々ある。
神奈川県内の日本固有自生種は、オオバギボウシ、コバギボウシ(小葉擬宝珠)、
イワギボウシ(岩擬宝珠)、絶滅的なキヨスミギボウシ(清澄擬宝珠)、以上の四種のみ。
公園や鎌倉の寺境内等で栽培されている多くのものは原種ではない。
ほぼすべてが品種改良された園芸種を移植されたもので、 品種は多彩である。
厳密な品種名は、殆ど見かけない。単にギボウシ(擬宝珠)と表示されている。
えびね山百合園でもギボウシ(擬宝珠)と表示されていた。
今後の事だが、公園等の公共的場では自生種・園芸種等、正確な明示を希望する。
「ムラサキギボウシ(画像がそれと推測)という種があるが、この種でも変異が多い。
交雑が容易、種子や株分けによる増殖が簡単、一度植えれば生育は大である。
花は1日花でも花序で次々に咲く等の特性が、ギボウシを園芸利用する長所である。
西欧には18世紀末までに中国からムラサキギボウシH.ventricosa Stearnが渡っている。
日本産のものは1830年頃にP.F.vonシーボルトにより,ライデンの植物園に持ち込まれた。」
(世界大百科事典より)
紫擬宝珠(ムラサキギボウシ)は、ギボウシ属の中では中型に属する。
葉は濃い緑色で先が尖り、葉脈が目立つ。花色は紫で、花に香りはない。
属名 Hosta はオーストリアの植物学者「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)」名。

「令和参年(皇紀2681年)7月31日、記」



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《眼福(176)“期間限定の里山公園(9)!?!”❖21-212❖》

画像の植物(花)は・・・何!! 画像の植物(花)は・・・何!!
《”幽玄”わからない・不明な花❖’21/07/18❖》
自然界・植物界、時間ある折々、野草を想って散歩しているが、、、!
記録的に画像を持つが、時々識別できない花と出会う。
先日も、綺麗な色だ・・・面白い姿って、、、よくよく観察もせずに・・・。
目の前の小さな花に魅了され、いィいィ、っておもっていた。後悔。
なんとも言えない色合い(画像では表現出来ていないが)、それだけで満足。
キツネノカミソリ(狐の剃刀)、 ノカンゾウ(野萓草)⇔ワスレグサ(忘草)、
ハマカンゾウ(浜萓草)、其々に微妙に違った色合いだが、瀟洒だ。
ワスレグサ(忘草)か、、、心境的にはぴったりな花名だ???
*       *        *
自然界といえば、この季節、思い出す事。
三浦半島最南端に凡そ70hの小網代の森(今では一般開放されている)の事。
森林、湿地、干潟から海までが一体となった環境に希少生物が生息している。
貴重な自然環境と動植物が息づく森、多様な生態系を形成する関東唯一の場所。
植物・開放的な湿原その先には、小網代湾が広がる。引き潮時には、干潟になる。
カニ類だけでも60種類余りが生息している。干・満潮時不思議な原風景が見れる。
丘陵・尾根から河口まで、一つの谷がそのままの姿で今も保全されている場所。
相模湾が誇る自然の「宝」を目の当たりに感受できる素晴らしい場所。
目の前に広がる相模湾は、駿河湾とともに世界に誇れる深海生物の宝庫である。
相模湾が誇る自然の「宝」を目の当たりに感受できる素晴らしい場所。
相模湾では、甲殻類の世界で冠とされる貴重な蟹が今でも生息しているに違いない。
昭和天皇と酒井恒博士が発見された”サガミオサチラガニ”未だ3匹しか確認されていない。
そんな希少の蟹ではないが、珍しい光景が見れる小網代湾。身体全体で感じとれる。
カニの生息場所としては珍しいか!?!森に棲むアカテガニ。可愛い風貌だ^^)。
夏の満月、大潮の夜に母蟹たちは一斉に海岸へ押し寄せてお腹の幼生を海に放つ。
美しい森と海が共存しなければ生息できないアカテガニの姿を小網代の森で観察できる。
そんな光景を見に連れて行ってもらったことがあった。前東京オリンピックの頃に。
東京の明治神宮と同じ広さの地域に川・森・湿地・干潟・湾等の多様な地形が広がる。
「小網代の森」は2014年7月20日に一般公開された。
観光地化、ゴルフ場・リゾートホテル・ボート基地等の予定地が、全面自然保全が決まった。
神奈川県は、半世紀も前に自然・環境保全がなされた。鎌倉鶴岡八幡宮裏山保全である。
個人的に感慨深いものがある。小網代周辺は、「近郊緑地特別保全地区」に指定された。
時代と共に進歩した、鎌倉鶴岡八幡宮裏山保全が、生かされている、と感じる。
アカテガニは、小網代の森を守った最大の功労者。特別めずらしいカニではないが、
流域生態系がほぼ残っている生活環境(海と陸の往来)でのアカテガニ。
そのアカテガニの生態、夏の新月と満月の夕刻、メスのアカテガニは海岸に降りてくる。
お腹に抱えた卵を海中でぶるぶる震わせ、卵から飛び出た子どもを海に放つ。
アカテガニの幼生、ゾエアは1か月かけて海で育つ。
カニとエビを混在させたようなメガロパと呼ばれる幼生に変態生長し岸近くに戻ってくる。
そんな所で蟹に変態し、徐々に陸の生活に慣れ水辺から森や草むらへとすみかを広げる。
これ等の生態を直に観察できる。それが小網代の森。一見の価値がある。
「令和参年(皇紀2681年)7月30日、記」



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