カエデドコロ(楓野老);
中間や先端の葉は ヤマノイモ 、 オニドコロ 、 イズドコロ の葉のように3裂の矢じり型
オニドコロやヤマノイモの仲間だが、葉の形がカエデに似る。
だが、カエデに似るのは根元に近い葉だけで上部のほとんどは矢じり型。
葉は互生し、卵心形、掌状に5~7分裂し先は尖り裂片は丸い。
形の変異が多く、分裂しないものも、多数分裂するものもある。
葉柄の基部は太くなり、1対の刺(小突起)がつく。雌雄異株。
雄花は長い垂れ下がった総状花序に多数つき、花冠は黄色、6裂し、雄蕊6個。
雌花は垂れ下がった細い花序にまばらにつき、花が小さく、惰円形の子房がある。
ヤマノイモに混じって生えている事もあり、花期以外は葉の裂片がないと見誤りやすい。
ヤマノイモのさく果は下向きにつき円形となる。
オニドコロのさく果は上向きにつき、種子の片側にのみ翼がある。
「令和参年(皇紀2681年)8月28日、記」