四月三十日、お決まりの泉の森へ散歩に出掛けた。
目的は、イチヤクソウの生育状態を観察するのとサイハイラン観察。
どちらも健気な姿を見せた。イチヤクソウは群落、範囲も拡大していた。
サイハイランは、周りの野草が覆い隠し守っているようにも見えた(笑)。
その泉の森は、引地川の源泉地、水源には、大池と小池がある。
水源地周辺は、神奈川県企業庁(水道局)の管轄下で立ち入り禁止区域。
それ故、この池周りは金網で囲われ、池の縁には行けない。
一般人の目に触れない事もあって少々神秘的な場でもある。
森の散策路から眼下に大池は眺められるが、小池は見えない。
年に一二度、管理者の許可を得て水源地内を植物調査は、実施されている由。
植物に関心を持つ者からすると調査を公表してほしいと切望したい!?!
長い間、閉鎖的環境に育った植物、金網1枚向こう!!どう違うのか植物よ。
色々思いはあるが、前々からこの季節になると気になっている植物がある。
センダイタイゲキ(仙台大戟・トウダイグサ科トウダイグサ属。
学名:Euphorbia sendaica 日本固有種。環境省準絶滅危惧(Near Threatend)
泉の森水源地のセンダイタイゲキは、野生生息地の南限ということだ。
この地で自生の花姿を是非に見てみたい。
「令和参年(皇紀2681年)5月1日、記」