《眼福(129)“梅雨期前の植物見聞(6)!?!”❖21-152❖》

ツルマンネングサ(蔓万年草) ... ツルマンネングサ(蔓万年草) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum sarmentosum Bunge.
《眼福(129)“梅雨期前の植...
光線・・時間帯の違いで雰囲気が... 光線・・時間帯の違いで雰囲気が異なる。面白い。

《自宅の小さな野草花達❖2021/5/31❖》
ツルマンネングサ(蔓万年草);
古くに日本に帰化した植物、 河原や石垣などでよく見られ、ツルを伸ばして成長する。
マンネングサ(万年草)名は、多肉質の葉で常緑多年草であることによる由。
茎高10~20㎝。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。
葉は、3個ずつ輪生し葉身は倒披針形(へら形)~長楕円形で葉の色は緑色〜黄緑色、
長さ1.5〜3cm、幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形。
花は直径1.5cm位。咢片は披針形~長楕円形で基部に距があり、先は鈍形。
花弁は黄色、披針形~長楕円形、長さ5~8㎜、先は±長い微突形。
雄蕊は10個、花弁より短い。葯は橙赤色。日本のものはふつう結実しない。
マンネングサ属には、下記のような種がありどれも識別が難しい。
オノマンネングサは葉が3個輪生し、葉が線形。葯が黄色。
ヨコハママンネングサも葉が3個輪生し、オカタイトゴメに似て葉が短く先が丸い。
メノマンネングサは葉が互生し、円柱状、鈍頭。葯は黄色~橙黄色。
オカタイトゴメは小型で葉が幅広く、密に互生する。葯が黄色。
メキシコマンネングサは葉が4~5個輪生し線形。茎が直立し花序の枝が長く花が多数つく。葯が橙赤色。
コモチマンネングサは葉が下部で対生し、上部は互生し、葉の基部に珠芽(むかご)を付ける。
この種は、帰化植物ではなく日本の本州以西に分布する日本固有種。
コゴメマンネングサは小ぶりで葉が短く丸い。背の低さや葉の短さは タイトゴメに似る。
ヤハズマンネングサは、学名:Sedum tosaenseで分るように自生地は限定的である。
高知と徳島県の石灰岩地の岩上にだけに生育する希少種。
「矢筈」とは葉の先端がへこんでいて、 矢の末端の弓弦を掛ける部分の名前に由来する。
ムコジママンネングサは、小笠原列島の父島などに分布する。
タイトゴメ の固有種であるムニンタイトゴメ とされていたが、
2020年、遺伝子解析などの結果から、聟島列島産のものは新種であることが判明。
聟島(むこじま)は、東京都小笠原村にある無人島。小笠原諸島のうち最北に位置する。
ハママンネングサ(浜万年草)は、別名:島万年草、高砂万年草。
九州南部~沖縄の海岸近くの崖や岩場などに生育する。「絶滅危惧II類」
メキシコマンネングサは、帰化植物だが原産地は不明。他の種より葉が細長い。
*      *     *      *      *
一般的に見向きもされないような、属に雑草と呼ばれていることに違和感を持つ。
遠き小笠原諸島の無人島に生育していると聞くと、植物の進化??ロマンを感じる。
「令和参年(皇紀2681年)5月31日、記」






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《眼福(128)“梅雨期前の植物見聞(5)!?!”❖21-151❖》

下野は、美味しいのだろうか??... 下野は、美味しいのだろうか??昆虫が長いこととまっていた。
APSー16mm、かなり近寄っているのだが、飛び去らなかった。
シモツケ(下野)   バラ科(... シモツケ(下野)   バラ科(Rosaceae)
学名:Spiraea japonica L. fil.
Spiraea japonica L. f. var. japonica
後ろの額紫陽花と饗宴していた。 後ろの額紫陽花と饗宴していた。
草叢に隠れるように休んでいた猫... 草叢に隠れるように休んでいた猫ちゃん。

《俣野別邸・・・植物と昆虫❖2021/5/22❖》
シモツケ(下野);
和名の由来は下野の国(栃木県)に多いkotoが定説だが、花が霜降りのよう、とする説もある。
Spiraea japonica は変種が多い。混同しやすい下野草は、草本で葉の形態が違う。
岩礫地など日当たりのよいところに自生している。高さ1mほどに株立ちする。
幹の樹皮は暗褐色で縦に裂けてはがれる。葉は互生し、葉柄は短い。
葉身は長さ3〜8cm、幅2〜4cmの狭卵形〜卵形。葉先は尖り、基部は円形~くさび形。
縁には重鋸歯があり、葉の基部には鋸歯がない。裏面は淡緑色または粉白色。
枝先に半球形の複散房花序をだし、直径3〜6mmの小さな花を多数つけ良い香を出す。
花弁は5枚、広卵形〜円形で濃紅色、紅色、淡紅色、まれに白色と変異が多い。
雄蕊25~30個で花弁より長い。雌蕊5個。萼片5個、長さ1.5㎜位で内面に縮れた短毛がある。
シモツケソウ Filipendula multijuga は、葉が掌状の奇数羽状複葉。花弁は4枚。
イワシモツケ Spiraea nipponica は蛇紋岩の岩場に咲くが絶滅危惧種。小葉で先が円く白花。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園にも昆虫の姿が観れる。食物連鎖もしっかりと見て取れた。
庭園内は、犬の散歩もOK、半野良ちゃんか!?!猫ちゃんも草陰に佇んでいた。
よく訪れる里山等でも猫ちゃん達をよく見かける。
「令和参年(皇紀2681年)5月30日、記」





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《眼福(127)“梅雨期前の植物見聞(3+1)!?!”❖21-150❖》

ウツギ(空木)        ... ウツギ(空木)        アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Deutzia crenata Sieb. et Zucc.
別名: ウノハナ(卯の花)




《眼福(127)“梅雨期前の植...
何の木!?!の若葉か??? 何の木!?!の若葉か???

《俣野別邸・・・雨ニモマケズ風ニモマケズ樹々❖2021/5/22❖》
ウツギ(空木) ;
日当たりのよい山野の川沿いや林縁に自生する空木。株立ちで樹高3m位になる。
空木名の由来は、幹の中心が空洞 な事。別名は旧暦の卯月(4月)に花が咲くに由来する。
樹皮は灰褐色、短冊状に剥がれる。枝は暗褐色。若枝は赤褐色で星状毛がある。
葉は対生。葉身は、楕円形〜卵状披針形で細かい刺状の鋸歯縁がある。
花は円錐花序に多数つく。花弁は白色、5個、白色の小さな星状毛がある。
雄蕊は10個、うち5個が短い。花糸には翼がつき、翼の先端が歯状に尖る。
花柱は3~4個。花床には白い小さな星状毛が密生し、周囲に環状の淡紅色の密腺がある。
萼は灰緑色、萼片は5個。萼や葉柄には細かい星状毛が密生し花柄と萼片には粗毛もある。
空木は、アジサイ科ウツギ属、
花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。
ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。
ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。
ウツギ、マルバウツギの葉裏は星状毛があり、ヒメウツギは無毛。
マルバウツギの花序のすぐ下の葉は無柄で茎を抱く。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園には、本家本元の紫陽花達がにぎわいを見せ始めた。
それを見下ろすように、仲間の空木が咲き誇っていた。
これから始まる梅雨だが、それを活力とする生き物達に“何か”を教えて頂いた。

オリンピックと国民の命、どっちが大切か!?!などと云われる人々に憂いる。
“共存共栄”だ。なんでも反対する!!現代社会の風潮には賛同できない。
庭園を散歩していると、道脇に伐採した?木枝が地面に打ち込まれ立っていた。
上部の樹皮から新しい新芽がでているではないか、生命力!!
そんな光景に出会えて・・・ホッっとした。
「令和参年(皇紀2681年)5月29日、記」
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《眼福(126)“梅雨期前の植物見聞(3)!?!”❖21-149❖》

スモークツリーロイヤルパープル... スモークツリーロイヤルパープル(smoke tree/Royal Purple);
ハグマノキ(白熊の木)  ウルシ科(Anacardiaceae)
学名:Cotinus coggygria




アリウム ギガンチューム   ... アリウム ギガンチューム   ヒガンバナ科(Amaryllidaceaeネギ属)
学名:Allium giganteum




ハクチョウソウ(白蝶草)   ... ハクチョウソウ(白蝶草)     アカバナ科(Onagraceae)
学名:Gaura lindheimeri Engelm. et A.Gray
Oenothera lindheimeri (Engelm. et A. Gray) W. L. Wagner et Hoch
別名: ヤマモモソウ(山桃草)、ガウラ




造られた庭園だが、郊外の大邸宅... 造られた庭園だが、郊外の大邸宅庭園で落ち着いた雰囲気ある場所。

《俣野別邸・・・庭園の園芸種植物達❖2021/5/22❖》
スモークツリーロイヤルパープル⇔ ハグマノキ(白熊の木);
ハグマノキは、スモークツリー、カスミノキ、ケムリノキなどとよばれる。
シノニムでは、リュウスコチナス(Rhus cotinus) という名を持つ。
原産地は南ヨーロッパからヒマラヤ山脈や中国北部にかけて広がっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイヤルパープルは、スモークツリー品種の中でも人気の濃赤紫葉種。
主に美しい葉色を鑑賞する品種で、葉が老化すると緑色がかってくる。
スモークツリーは「煙の木」とも呼ばれ花が煙状になるのが特徴で、
ロイヤルパープルは花が煙状になりにくい品種(温暖な地域では全く煙状とならない)。
庭植えの場合、樹高は2~4m位になることからシンボルツリーとして用いられる由。


アリウム ギガンチューム;
アリウム・ギガンテウムは、中央・西アジア原産のヒガンバナ科ネギ属の秋植え球根。
アリウムの中でも大型で、花も大きく人気がある種で盛んに栽培されている。
藤桃色の小さな花が集まって、15cm程度の大きな花房(ネギ坊主)をつける。



ハクチョウソウ(白蝶草);
オーストラリアなどで野生化し、日本でも栽培種が園芸店に並ぶ。
明治時代から観賞用に栽培されており、花がピンク色や濃い縁取り、葉に斑入りもある。
根茎があり茎高150㎝位になる。茎は短毛があり、直立し、多数、分枝する。
葉は無柄、しばしば基部でロゼット状になり、茎葉は互生する。
葉身は細かい毛があり披針形、縁に粗い鋸歯がある。
花は直径2~3㎝。花弁は、4個、上側に1列に並び白色、古くなるとピンク色になる。
雄蕊は長く8個、花糸は毛状。葯は赤褐色。雌蕊は1個、雄蕊より長く、柱頭は4裂。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園は、かつての富豪が造った庭。馬に乗り庭から境川辺りを散歩したを偲べる場所。
「令和参年(皇紀2681年)5月28日、記」




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《眼福(125)“梅雨期前の植物見聞(2)!?!”❖21-148❖》

アメリカザイフリボクの実(亜米... アメリカザイフリボクの実(亜米利加采振木)    バラ科(Rosaceae)
学名:Amelanchier canadensis (L.) Medik
別名:ジューンベリー、カラントツリー、シャッドブッシュ、シュガープラム等。


アンズ(杏)の実     バラ... アンズ(杏)の実     バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus armeniaca L.
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
別名: アプリコット、カラモモ(唐桃)


ロウバイ(蝋梅) 学名:Chi... ロウバイ(蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox 別名: カラウメ(唐梅)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
どちらかの実???

《俣野別邸・・・庭園の実達❖2021/5/22❖》
アメリカザイフリボク(亜米利加采振木);
低木だが、高さ8mにもなることもある。茎は、沢山の匍匐枝を出す。
葉は、楕円形又は楕円形~長楕円形~倒卵形、基部は類心形~円形~楔形。
縁は各々、基部の1/2に歯があり、先は類鋭形又は鈍形~円形~微突形。
アメリカザイフリボク(ジューンベリー)は、葉の展開の前〜同時に花が咲く。
果実は、6月頃に赤〜紅紫色に熟す。それゆえ ジューンベリーの別名がある。
生食でジャムにもなる。細長い花弁の花が采配のように見え采振り木名になった。
ジューンベリーは、和名をアメリカザイフリボクと行っているようだ。
日本固有種のザイフリボクや交配種を含め総称として呼ばれている。
春に細長く5枚の白い花弁をつけた花を咲かせ、花と入れ替わる様に、若葉が芽吹く。
その後、すぐ結実して赤い実がたくさんつきます。
真っ赤な実となる6月頃に目立つので「June berry(6月の果実):ジューンベリー」。
果実は、生食やジャムとして楽しめ栽培も楽、最近、シンボルツリーに人気がある。
熟した赤~黒紫色へと変化し、酸味が和らぎ甘みが増す。口の中で軽く潰れた食感は良い。
果肉には、ポリフェノールの1つアントシアニンが豊富に含まれている。
アントシアニンは、苦味や渋み色素の成分になったり紫外線やウイルスから身を守る。
抗酸化物質として生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防にも効用がある由。
ジューンベリーの主な原産地は、カナダから北アメリカにかけての大西洋沿岸。
原産地には約25種が分布してるらしいが、日本には、1種が自生している。
日本の自生種は、本州中部以南から四国、九州の湿地にしか見られない由。
以前、日本自生種の実を使ってジャムを作ったことがあった。
黒く熟したものを摘んで、実の重さの半分量の砂糖とレモン1/2個を加えて煮詰めた。
実は、ざらざらな食感があり果実を裏ごししてから煮詰めたら美味だった。

アンズ(杏);
モモの花と比べると薄い赤。原産はヒマラヤ西部。中国で梅と交配されたものが、杏。
杏の果実は生で食べることは少ない。ジャムやケーキなどに使われる事が多い。
英名のアプリコットで分るだろう。種子は杏仁豆腐の原料、漢方の生薬でもある。
幹は赤褐色、縦に割れ目が入る。新枝は紫褐色。葉は互生で卵円形~広楕円形。
葉先が短く尖り、基部は楔形~広楔形、縁には不揃いの細かい鈍鋸歯がある。
花は普通、2個つき葉芽より先に開花する。花色は、淡紅色(ピンク色)の5弁花。
果実は直径約3㎝の核果。核は直径約2㎝の扁平な円形、表面はざらつき、網目状の模様がある。
梅(Chinese plum, Japanese apricot)は幹が暗灰色、新枝は緑色。葉は細かい鋸歯縁。
花は白色~淡紅色。萼片は反り返らない。花柄がほとんどない。
スモモ(prune, plum)は幹が紫褐色。花が白色。萼片は反り返らず、平開する。
桃(モモ亜属)は幹が暗紫褐色、サクラの様に横長の皮目がある。
花は淡紅色、白色や紅色。萼片は反り返らない。花柄はほとんどない。
山桜等のサクラ亜属は花弁の先が凹み花柄が長く萼片が反り返らづ核の表面に溝がない。
日本のサクランボは西洋実桜の事。花弁の先は凹まず、萼片が反り返り、花柄が長い。
『花壇地錦抄』(1695)巻二「桃のるひ」に「からもゝ白、小りん。もゝちいさし」。
「生なる杏を干しさらして菓子によし。
又杏仁は薬に入れ、粥にし又炒りてすりくだきあへ物のかうばしにしてよし
(又よく熟したるを、手ひきがんの熱湯に入れ、しばらく置きて取り出だし、
砂糖一斤に杏十四五廿ほどつけ、十四五日過ぎて菓子に用ゆべし。甚だ味よし。
又上焼酒一斗によく熟したる杏子百二十或は百ばかり入れ置き、五六十日過ぎて用ゆ。
其味はなはだめづらし)」(宮崎安貞『農業全書』1697)。

ロウバイ(蝋梅) Orソシンロウバイ(素心蝋梅);
蝋梅と素心蝋梅、花を見ないと識別判断できない。でも面白い形の種子。
*      *     *      *      *
我が地・神奈川の東寄り部^^)、今朝は梅雨模様な雨。
あぢさゐ(紫陽花)は、雨が似合う。我が家の野草も瑞々しい。
「令和参年(皇紀2681年)5月27日、記」
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《眼福(123+1)“梅雨期前の植物見聞!?!”❖21-147❖》

タイリンキンシバイ(太輪金糸梅... タイリンキンシバイ(太輪金糸梅)    オトギリソウ科(Clusiaceae)
学名:Hypericum patulum cv. Hidcote
別名: ヒペリカム・ヒドコート

《俣野別邸・・・庭園❖2021/5/22❖》
タイリンキンシバイ(太輪金糸梅) ;
キンシバイ の園芸種。ヒペリカム・ヒドコートの名前で流通している。
キンシバイより花が大きく、上向きに咲く。光り輝いてみえる。
キンシバイの名は、おしべが金の糸のように見え、梅の花に似ていることから。
葉は対生~十字対生し、長さ4~8㎝の狭長楕円形、全縁、両面無毛。
花は直径8㎝位。花弁は広角に開き、ほぼ平開し、普通、先が浅く切れ込む。
雄蕊は多数つき、花弁の長さの1/2より短い。
「令和参年(皇紀2681年)5月26日、記」



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《眼福(123)“梅雨期の植物(3+1)!?!”❖21-146❖》

《眼福(123)“梅雨期の植物...
シバフタケ(芝生茸)   ホウ... シバフタケ(芝生茸)   ホウライタケ科(Marasmiaceae)
学名:Marasmius oreades

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せた茸❖2021/5/22❖》
シバフタケ(芝生茸);《上記画像の》
きのこは「木の子」とも云われるが、芝生でも茸を目にする、、、。
芝地に顔を出すきのこ、傘の直径が割りと小型のきのこが多いようにも思う。
昔、鎌倉の自然をまもる会で講師をして下さった故今関六也先生にお聞きした茸。
枯れたシバの根を分解して栄養源にし、シバの根と共生関係にあるきのこがあると!!
“シバフウラベニタケ”生態的特徴は未解明(35年も前の話・昔のメモを見た)だとか。
目前に見える菌類、どんな種類か全くわからん。自宅に戻って調べるも分からない。
メモを頼りに、否、当てずっぽに調べていくと“芝生茸”に辿り着いた。
シバフタケは、傘は径2~4cm、茶褐色で、乾くと白っぽくなる。ヒダは疎で白い。
柄は細く中空だが強靭。全体的に乾燥ぎみ。夏から秋に、しばしば輪状に発生する。
西欧では、シバフタケを好んで食用にする、が日本では食べる事を聞かない。
小型で肉が薄いので魅力に欠ける。が群生するので多様につかえ、乾燥保存もできる。
古く江戸時代に下総でヨシタケ、信州でオギタケ、筑後でヨシダケと呼ばれていた茸に似てる。
葦原に生えるきのこで食用にし、味はエノキタケに似ているという。
「令和参年(皇紀2681年)5月25日、記」

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《温故知新“青春時代~~!!”❖21-145❖》

《温故知新“青春時代~~!!”...

《雨ニモマケズ風ニモマケズ・・登山に夢中だった青年時代》
中学時代に始めた“登山”高校時代~10年余りは登攀三昧だった。
登山道具を買いに時折、東京・銀座界隈の道具屋さんに。。。!
お上りさん宜しく、一人で出掛けた。神田・秋葉原~新橋。
秋葉原の電子部品や山道具・中古カメラを眺めるのが楽しくて。
そんな道すがらで目にした若者の服装。IVYルックが流行りだした頃。
高校~大学時代、米軍軍属の家でベビーシッターのバイトをしていた。
ご主人は、米ダートマス大出身の人でボタンダウンシャーツ等色々頂いた。
そんな事もあって、バスのローファー、クリスマスに貰い高校に履いて行ってた。
大学時代、銀座数寄屋橋阪急の1階にあったTEIJIN Mens shopは、憧れの店だった。
小遣いで初めて買った靴がウイングティップだった。以来半世紀、靴を色々求めてきた。
神田にあった、平和堂は長い間かよった靴屋さん。オリジナルシューズをはじめ、
フローシャム・ジョンストンマーフィー・チャーチ等々なつかしい。
中でも一番のお気に入りは、Wing-tipだ。服にしてもアメリカントラディショナル。
先日、doteさんがKentのスーツを紹介されておられた。懐かしい。
一つの完熟したスタイルは、素晴らしい(着こなしにもよるが)。
色々と経験してこんにちがあるが、何処の道も日々修練!!
師と仰ぎスタイルを見せて下さった“星野醍醐郎師”未だ足元にも及ばない。
5月24日は、VAN創業者、石津謙介氏の命日だった。
2005年5月24日、93歳で天星された。
今にしても、アメトラ道は健在。好きなスタイル。靴たちを磨いてあげないと!!
「令和参年(皇紀2681年)5月24日、記」

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《眼福(122)“梅雨期の植物(3)!?!”❖21-144❖》

《眼福(122)“梅雨期の植物...
ニワゼキショウ(庭石菖) アヤ... ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
別名: 草あやめ




《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(3)❖2021/5/22❖》
ニワゼキショウ(庭石菖);
道端や芝生の中に茎高10cm程、5~6mmにも満たない小さな花を付ける。
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間。小さくも葉の形はアヤメに似る。
茎は扁平で、葉は線形をしており、基部は茎を抱く。
茎の頂に、へら形の2つの苞から散形状に2-5個の黄紫色の花を咲かす。
花被片は青紫色、紅紫色または白紫色で紫色の筋があり中心部は黄色。
6枚の花被片はほぼ同形。花被片の下部と子房は腺毛がある。
*      *       *      *       *
表題では“梅雨期”と記しているが、実際には梅雨入り前である!?!
目的の探しものヒメコバンソウは、見つけられなかったが春らしき光景は観れた。
花の開花が早まっているなぁ~、と思うも華麗に群生する姿は癒やしそのもの。
国道1号線(神奈川県内)の中で緑環境・かつての富豊かな個人庭園が保存されてる。
そんな庭園が、無料で公開されている。庶民には嬉しい限りである。
今の季節、色々な種類の紫陽花が見られ楽しみに、訪れている庭園である。

文芸での植物関連を資料としてみると、これ又楽しい。
徳富蘆花「春の暮」(1912.5.26、『みみずのたはこと』所収、岩波文庫本)より以下。
庭石菖、またの名は草あやめの真盛りである。
茜(あかね)がかった紫と白と、一本二本はさしてめでたい花でもないが、
午の日を受けて何万となく庭一面に咲く時は、緑の地に紫と白の浮き模様、
花毛氈(はなもうせん)を敷いたように美しい。
見てくれる人がないから、日傭(ひよう)のおかみを引張って来て見せる。
草あやめの外には、芍薬(しゃくやく、シャクヤク)、
紫と白と黄の渓蓀(あやめ、アヤメ)、薔薇(ばら、バラ)、
石竹(せきちく、セキチク)、瞿麦(とこなつ、セキチクの一品種)、
虞美人草(ぐびじんそう、ヒナゲシ)、花芥子(はなげし、ケシ)、
紅白除虫菊(アカバナムシヨケギクとシロバナムシヨケギク)、
皆存分に咲いて、庭も園も色々に明るくなった。

「令和参年(皇紀2681年)5月23日、記」


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《眼福(121)“梅雨期の植物(2)!?!”❖21-143❖》

クサフジ(草藤) マメ科(Fa... クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Vicia cracca L.
別名:ウマゴヤシ

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(2)❖2021/5/22❖》
クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae) 「令和参年5月22日境川土手」
フジに似るが、木の仲間ではなく草類。自生種(在来種)でもある。
日当たりのよい山野の草地などに生える蔓性の植物。
茎高は、80~150cm、茎上部の葉のわきから花柄をのばし、総状花序を出す。
木の藤の花序は長く垂れ下がり上から順に花を開いていくが、
クサフジは花序を立て、花序は長さ3~10cm、花は一方にかたよって付く。
蝶形花は、紫色~青紫色~赤紫色で細長く、旗弁は上方にそり返る。
*      *       *      *       *
気晴らしに、俣野別邸を訪ねた。土曜日だからか、散策者・犬の散歩姿があった。
中に老女の一団が植物撮影の為に匍匐前進のような行動には笑えた。
これだから散策路を作りたい(制限したい)と思っても不思議ではない。
芝地を草原風に時間を掛けて自然植生に戻そうとの管理者の意向が見える。
数年立っていることで、ヒメコバンソウが顔を出していないかと探したが☓。
あの老女達は、自然発生する植物に配慮なんて思わないだろう、と苦笑した。
皆、三脚は持っている。何故使わないのか?? 
帰り道、思い立って境川のある場所を思い出し、花探しに散歩してみた。
クサフジがこんな場所に、、、、川べりの土手に咲いている(6年ぶりに確認)。
「令和参年(皇紀2681年)5月22日、記」




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