《眼福(164)“7月の泉の森(8)!?!”❖21-199❖》

《眼福(164)“7月の泉の森...
ショウジョウソウ(猩々草)  ... ショウジョウソウ(猩々草)   トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:Euphorbia heterophylla var. cyathophora
Euphorbia cyathophora Murray
別名:クサショウジョウ




《泉の森の野草(8)❖2021/07/15❖》
ショウジョウソウ(猩々草);
猩々とは、能装束の空想上の「猩々」(オランウータンとも云われる)の赤い頭の毛のこと。
観賞用に栽培されているが、茎や葉等を傷つけると乳液が出てくる。
苞葉が赤くなるのが特徴。花は花弁の無い杯状花序、黄色の腺体が1個ある。
夏に咲くクリスマスカラーの「ショウジョウソウ」は、サマーポインセチアとも呼ばれている。
一年草だが、毎年こぼれた種から発芽し綺麗な花増やす。
花言葉(良い仲間)」通り、赤い花が寄り添って仲良く咲く風情は中々のものである。
茎は直立してまばらに分枝し、高さ1mほどになる。茎葉は互生し、葉柄は1.5cm以下。
葉は先の尖った長卵形だが下部の葉は披針形。上部の葉はバイオリン形と称されている。
だが、不規則にくびれてる葉の形は、ひょうたん形と言ったほうが適切と思うが???
初夏、雌雄異花の花からなる杯状花序を固めて付ける。
花の周辺の苞や葉は、花時に全部または部分的に赤~淡紅色になる。
ポインセチアによく似た姿の植物、ポインセチアの仲間でもある。
ポインセチア同様に花がつく頃よりすぐ下の葉の中心部分が朱色に色づく。
緑と朱色のコントラストは綺麗だ。里山の林床に人知れず育っているのも不思議だ。
「令和参年(皇紀2681年)7月17日、記」
#植物

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《眼福(163)“7月の泉の森(7)!?!”❖21-198❖》

《眼福(163)“7月の泉の森...
《眼福(163)“7月の泉の森...
キンミズヒキ(金水引)    ... キンミズヒキ(金水引)      バラ科 (Rosaceae)
学名:Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai
Agrimonia pilosa Ledeb. var. viscidula (Bunge) Kom.
《泉の森の野草(7)❖2021/07/10❖》
キンミズヒキ(金水引) ;
山岳では、秋の訪れを告げる植物の一つである。湿原の多様性をも感じる。
ご祝儀用の水引とはかなり違う感じ。又、タデ科にも ミズヒキがあったり!?!
キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の道端や草地に生える。
学名はAgrimonia pilosa Ledeb.以前はvar. japonica、
アジア分布するものを変種だったが、現在では基準種に含めている。
根茎は短く、普通、こぶがあり、多数の側根と1~数個の地下芽をもつ。
茎はまばらに直軟毛と軟毛があるか、又は又はまれに下部にまばらに租毛がある。
葉を等間隔につけ、葉は5〜9個の小葉からなる。
頂小葉は、菱状長楕円形〜菱状倒卵形。
多くは先がとがり、縁にはとがった粗い歯牙のあることが多い。
葉の裏面には全面に多数の白色または帯黄色の腺点がある。
托葉は通常半卵形で、内側へ湾曲し、先がとがり、粗く大きな鋸歯がある。
花は花穂にやや密につく。花は直径8mm前後、花弁は5枚で黄色、長円形。
雄蕊8〜14本。花柱は糸状。柱頭は頭状。果時の花托筒(咢)は倒卵状円錐形。
よく似たヒメキンミズヒキの花弁は細く、雄蕊5〜6本。 小葉が丸みを帯びる。
チョウセンキンミズヒキは、小葉が丸みを帯び、雄蕊が17~24本と多い。
「令和参年(皇紀2681年)7月16日、記」

#植物

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《眼福(162)“7月の泉の森(6)!?!”❖21-197❖》

《眼福(162)“7月の泉の森...
《眼福(162)“7月の泉の森...
イヌゴマ(犬胡麻)      ... イヌゴマ(犬胡麻)      シソ科(Lamiaceae)
学名:Stachys aspera Michx. var. hispidula (Regel) Vorosch.
Stachys japonica Miq. var. intermedia (Kudo) Ohwi
別名: チョロギダマシ




《泉の森の野草(6)❖2021/07/10❖》
イヌゴマ(犬胡麻) ;
茎がシソ科特有の四角形。茎の角に下向きのとげが生えている。
葉は対生し三角状披針形、表面にシワがあり、縁に低い鋸歯があり、基部は切形。
葉裏の脈上には短いとげがある。茎上部の葉には葉柄がないが中部以下には葉柄がある。
茎高50㎝位で茎頂に薄いピンク色の花が輪になって何段かの仮輪の花序をつける。
花冠は、淡紅色の唇形、上唇は裂けず先が丸く、下唇は3裂して紅紫色の細点がある。
雄蕊4個と雌蕊1個は上唇に沿う。萼は緑色~赤褐色、先が5裂し、先端が刺状に尖る。
果実がゴマの実に似ているのに食べられないので、イヌゴマという名が付いた。
「令和参年(皇紀2681年)7月15日、記」


#植物

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《眼福(161)“7月の泉の森(5)!?!”❖21-196❖》

《眼福(161)“7月の泉の森...
オトギリソウ(弟切草)   オ... オトギリソウ(弟切草)   オトギリソウ科 (Clusiaceae)
学名:Hypericum erectum Thunb.
《泉の森の野草(5)❖2021/07/10❖》
オトギリソウ(弟切草);
草名の由来は、鷹匠がこの草を秘薬としていた秘密を漏らした弟を斬ったという逸話から。
日当たりのよい山野に自生している。 茎はほとんど分枝せず、直立し高さは50cm位。
葉、花弁と萼片に特徴的腺体がある。腺体は、黒く見え黒点(線状=黒線)と呼ばれる。
葉は対生、長さ1.5~5㎝、幅0.8~1.3㎝の狭い三角状卵形~狭長楕円形。
先は鈍形、基部は円形〜心形で縁に黒点が並ぶ、葉裏にも黒点と明点がある。
花は黄色い直径約2㎝の5弁花。暗くなると花を閉じてしまう。
花弁と萼片には黒点と黒線がある。萼片は長さ約2.5㎜、幅約1㎜。
雄蕊は、多数あり基部で短く合着して3つの束にわかれている。雌蕊1個、花柱3個。
以上が基本構造だが葉の形、黒点の有無などに変異が多く、多くの変種や品種がある。
類似種の小形のコケオトギリやヒメオトギリには黒点はない。
「令和参年(皇紀2681年)7月14日、記」


#植物

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《眼福(160)“7月の泉の森(3+1)!?!”❖21-195❖》

《眼福(160)“7月の泉の森...
チヂミザサ(縮笹)      ... チヂミザサ(縮笹)      イネ科 (Poaceae)
学名:Oplismenus undulatifolius var. undulatifolius f. japonicus
別名: チジミザサ
《泉の森の野草(3+1)❖2021/07/10❖》
チヂミザサ(縮笹);
葉が笹の葉に似て縁が波打った様に縮れている特徴があり名付けられた。
山野・林の中や道端などにごく普通に見られる。
茎は地面を這って枝分かれし、斜上して高さ10~30㎝。節は太く短毛が密生する。
葉は長さ3〜10cm、幅7〜15mm、広披針形で、先は次第にとがり、基部は狭まる。
光沢なく両面に細毛がある。葉鞘は無毛で縁辺にだけ毛がある。
長さ5~15cmの花序を出し小穂を付ける。
茎に毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分けることもある。
普通、7月末~8月にかけて咲き始めるが、今年はすでに咲き始めている。
「令和参年(皇紀2681年)7月13日、記」


#植物

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《眼福(159)“7月の泉の森(3)!?!”❖21-194❖》

《眼福(159)“7月の泉の森...
キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科... キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.
Trichosanthes japonica (Miquel) Regel
Trichosanthes kirilowii Maxim.  広義





《泉の森の野草(3)❖2021/07/10❖》
キカラスウリ(黄烏瓜);
キカラスウリは花びらの先がY字形に裂け、布の先がほつれたような花。
カラスウリ や オオカラスウリ は裂けていない。又、果実が黄色である。
あせもの薬の天花粉(天瓜粉)はこの根のでんぷんから作ったものである由。
キカラスウリをトウカラスウリvar. kirilowiiの変種として分類していることが多いが、
最近ではTrichosanthes japonicaをTrichosanthes kirilowiiの同義語として表記される。
葉は、濃緑色で光沢があり、浅く3~5裂し、裂片の先は丸く又は尖ることもある。
若葉は光沢があり鮮緑色であるが、やや青白味を帯び葉脈がはっきり見える場合もある。
雌雄異株。夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまうことが多い。
花冠は5分裂し、裂片の先は広がって、さらに先端は糸状に細裂する。
果実は長さ約10㎝の惰円形で黄色に熟し、種子にはカラスウリのような帯はない。

「令和参年(皇紀2681年)7月12日、記」

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《眼福(158)“7月の泉の森(2)!?!”❖21-193❖》

《眼福(158)“7月の泉の森...
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ... フシグロセンノウ(節黒仙翁)   ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Lychnis miqueliana Rohrb.
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai






《泉の森の野草(2)❖2021/07/10❖》
フシグロセンノウ(節黒仙翁);
フシグロセンノウは、林縁・林床の湿った所に生え、節が黒いのでフシグロ。
京都の仙翁寺(せんのうじ)にこの仲間の栽培種がたくさんあったのでセンノウ!?!
茎は直立し上部で分枝、節が太くなり、黒紫色を帯びる。茎高90cm近くにもなる。
葉は対生し先が尖り、縁に毛がある。枝の先に朱色の花を2-5個咲かせる。
花は、直径5㎝位。花弁は5枚。花弁は、倒卵形で先が円く中央に明瞭な溝が見える。
花弁の基部には花弁と同色の鱗片が2個ずつつく。雄蕊10個、5個ずつ2列。葯は紫色。
萼は、長円筒形で先が5裂し蕾の時は2片が長い。
仲間のマツモトセンノウは、花弁の先が浅く2裂し、縁に歯牙がある。

「令和参年(皇紀2681年)7月11日、記」
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《眼福(157)“7月の泉の森(1)!?!”❖21-192❖》

《眼福(157)“7月の泉の森...
ノササゲ(野ささげ)     ... ノササゲ(野ささげ)      マメ科(Fabaceae)
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名: キツネササゲ
《泉の森の野草(1)❖2021/07/10❖》
ノササゲ(野ささげ);
ツルマメ や ヤブマメ の花が黄色になったような植物で野山で普通にみられる。
茎は黒紫色を帯び、長さ3mにもなる蔓性植物。
葉は3小葉で互生。頂小葉は長卵形で表面は緑白色、裏面には伏した短毛がある。
葉の腋から出る花序に長さ1.5~2㎝の淡黄色の蝶形花を数個つける。
萼は筒形で、萼片はほとんど目立たない。
2018年は、7月13日に花を確認している。8月・9月にも咲くようだ。久し振りに見た。
「令和参年(皇紀2681年)7月10日、記」

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《眼福(156)“熱海散歩!?!”❖21-191❖》

熱海海岸のハーバー。 熱海海岸のハーバー。
海岸公園のモニュメント。 海岸公園のモニュメント。
園芸種の紫陽花が植栽されていた... 園芸種の紫陽花が植栽されていた。
ジャカランダも綺麗な顔を見せて... ジャカランダも綺麗な顔を見せてくれた。





海岸通にある洋食店”ナギサ”パ... 海岸通にある洋食店”ナギサ”パンにお店の刻印が^^)。
《熱海梅園の蛍❖2021/06/10❖》
今年の伊豆半島紫陽花巡り、思い知ることも多々あった。
自然界に抱かれ人間は、只々生かされている、と実感した次第。
紫陽花鑑賞の最後に、熱海梅園で蛍を観ることにした。
早めに軽く夕飯をとった。今回の宿の食事、味もさることながらボリュウムが凄かった。
三日目の夕食はいただかなくても良い程だった。度々ランチを頂く洋食屋さんへ。
今まで気付かなかったが、ランチもディナーも定食は同じメニュー!!
ゆっくりと・・・堪能しながら夕食をとった。美味!!
この御店のパンは、店名が刻印されて、、、しかも美味しい。たのしかった。
夕食後、海岸を散歩。結構、別荘族が散歩していた様にお見受けした。
蛍鑑賞・・・当然真っ暗・・・三脚なし。画像は来年に??
今回の旅で思ったのは、マニュアルでピント合わせが上手くいかなかった。
目の検査が必要だ。老化?? いただけない。

「令和参年(皇紀2681年)7月9日、記」



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《眼福(155)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(12)!?!”❖21-190❖》

今年も見事な萼紫陽花が出迎えて... 今年も見事な萼紫陽花が出迎えてくれた。以下種類名は、省くが観た一部を掲載する。
観察した順で掲載する。
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
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《眼福(155)“「集(あづ)...
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《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
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《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《伊豆高原、紫陽花記”❖2021/06/10❖》
紫陽花巡り第五弾、伊豆高原。そこは、自生紫陽花の宝庫であちこちに点在する。
丘陵から海岸に至る地形が、紫陽花の自生(野生化)に適しているのだろうか??
ともかく萼紫陽花の変異株が、たくさん見つかっている。それ故、盗採が心配だ。
それでも自然は強い。人間が近寄れない崖等に然と息づいて、、、恐れ入る。
伊豆高原・城ヶ崎海岸周辺を時間を掛けてしっかり観察してみたいのだが。。。!
以前、城ヶ崎海岸の中央部に自生紫陽花を集めて見せてくれる植物園があった。
そこが数年前、ニューヨークランプ&フラワーミュージアムとなり再開園された。
博物館の一部として、付属庭園”あじさい苑”となりカフェも併設された。
リニューアル後のあじさい苑、管理されすぎ、小奇麗だが野趣に欠けているようだ。
観光的ならそれで良いだろうが、真の城ヶ崎紫陽花を紹介するには不十分ではないか。
自生紫陽花に近い状態をみせてくれる最良な場所が、伊豆高原駅近くにある。
昨年迄、伊豆高原おもしろ博物館の名称で親しまれていた所だ。
伊豆高原の”オルゴール館”館長所有の博物館で3500坪の広さは樹々で覆われている。
敷地内に紫陽花研究園(僕が勝手に付けた名称)があって、色々な野生紫陽花がみれる。
伊豆半島の紫陽花が中心だが、日本固有種の紫陽花が手にとって見れる。
園内は一般公開されているわけではないが、一部は散歩路として開放されている。
一般人は、通っている所が、紫陽花の貴重種とはわからないだろうが見事な紫陽花群。
おもしろ博物館は、昨年閉鎖されたが、今年、館長の知人が新たな施設を開設した。
紫陽花群は、所有者の”平澤 哲氏(紫陽花研究者)”が育成管理しておられる。
新たに開設されたは、城ヶ崎文化資料館 Lingua Franca cafe(リンガフランカカフェ)。
アート、アンティークが鑑賞できるギャラリーカフェ。取り囲む紫陽花群は見放題だ。
平澤 哲氏には、色々とご指導・ご教示を頂いている(今年は、希少紫陽花を頂いた)。
平澤 哲氏は、地元では”オルゴール館館長”としては知れれているが、、、!?!
紫陽花研究者でおられることは、知る人ぞ知る!!である。
「令和参年(皇紀2681年)7月8日、記」

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