今年の読書(71)では、乾ルカさんの 『夏光(なつひかり)』 にいたく感動を覚えました。
そんなこともあり、今回は<乾>続きで、この文庫本を手にしてみました。
作家 <有川浩> さんを、男性だと間違われる人がおられますが、この<乾くるみ>さんは男性です。
高校時代の同級生同志、所長の古谷謙三と、手伝いの通称<俺>の井上(読み終わってから、下の名前がない意味がわかります)が解決してゆく6つの事件が、連作短篇集として収められています。
浮気や素行調査といった業務ではなく、所長の古谷が安楽椅子探偵よろしく、謎解きだけを専門とする探偵事務所です。
特に<File 3>として収められている『兎の暗号』は、秀逸です。
数字がらみの暗号を解いてゆきますが、手の込んだ謎解きの構成、読みながらうなりました。
著者は静岡大学の数学科卒業というのを後から知り、「なるほど」と納得です。
『事件簿1』とありますので、これからのシリーズが楽しみになりました。
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Posted at 2012-06-08 05:41
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Posted at 2012-06-08 15:56
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Posted at 2012-06-08 06:46
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Posted at 2012-06-08 15:58
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Posted at 2012-06-08 16:21
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Posted at 2012-06-09 01:51
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