今年の読書(83)『水底の森 (上・下)』柴田よしき(文春文庫)
Jul
4
東京のとある下町で、顔のつぶされた男の死体が発見され、続けて謎の連続殺人が起こります。
顔のつぶされた死体が発見された家の主婦<高見(松任)風子>の行方が分からず、警察は殺人犯として手配します。
所轄の刑事、<遠野要>が<高見風子>を追い求めますが、捜査に並行して<遠野>の家庭問題や不倫問題の描写が続き、殺人事件との兼ね合いが分からないままに読み進めましたが、これが思わぬ伏線として物語の後半に生かされてゆきます。
不幸な生い立ちを背負った<高見風子>を中心として、幼少から現在に至るまでの複雑な人間関係が絡み合い、一気に最後まで読ませる文章力に圧倒されました。
Posted at 2012-07-04 15:23
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Posted at 2012-07-05 01:14
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Posted at 2012-07-08 14:57
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Posted at 2012-07-09 00:54
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