今年の読書(107)『渇水都市』江上剛(幻冬舎文庫)
Sep
20
インフラとして電気はいつでも使えるものだという延長に、蛇口をひねれば安全な水が出るという生活も、当たり前だと信じられています。
本書は、水不足が起こっている近未来のサスペンス小説です。
水道事業で全世界制覇を狙う「WE(ウオォーター・エンバイロメント)社」の野望に立ち向かうべく、地底社会の「水の国」の戦士ともども、主人公<海原剛士>が立ち向かう物語です。
2025年には世界人口の60%が水不足に悩まされるという報告もあり、石油問題と同様に水資源の問題も深刻に考えざるを得ません。
水の豊かな国としての日本ですが、エネルギーの代替えは技術や研究で補えるでしょうが、水の問題だけは代替え品が効かにだけに、危機感を感じながら読み終えました。
Posted at 2012-09-21 15:28
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Posted at 2012-09-22 01:47
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