今年の読書(6)『死角』マイクル・コナリー(講談社文庫)
Jan
7
1992年からのシリーズですので、はや20年を超えて書かれており、当初は「扶桑社文庫」からの刊行で、7話ぐらいまでは続けて読んでいました。
久し振りに読みますと、当時若かりし<ボッシュ>も56歳になり、一度警察を辞めて私立探偵になりましたが、再度ロス市警に戻った背景で事件が進みます。
放射能物質「セシウム」が、妻が監禁されたことにより持ちだした医者が射殺死体で発見され、テロリストの関与が浮かび上がります。 FBIの戦術諜報課のメンバーが主導権を握ろうとする中、<ボッシュ>はあくまでも殺人事件として捜査を進めていきます。
「セシウム」の早期回収だけを目論むFBIと対立しながら、<ボッシュ>独特の捜査が、緊迫する時間の流れの中で展開していきます。
前作『エコ・パーク』がらみの部分もあり、シリーズとして読んでいないハンデを感じましたが、ロス市警復帰後の初事件として<ボッシュ>の手並みが十分楽しめました。
Posted at 2014-01-07 05:03
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Posted at 2014-01-07 15:29
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