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今宵の「仙草」さんの【カサブランカ】は、本来の白色の趣に近い感じですが、花弁の縁に薄桃色の覆輪が入っていました。
【カサブランカ】は、オリエンタル・ハイブリッド種として、ヤマユリ亜属の「ヤマユリ」・「コノコユリ」・「タモトユリ」などの森林の<ユリ>を交配してつくられましたが、まだまだ複雑な交配種が育成されているようです。
この【カサブランカ】の外花被片(蕚)3枚は、内花被片(花弁)の3枚の大きさに比べて幅が細めで、大きさが同じ6枚の【カサブランカ】比べて、上品な感じを受けました。
きれいなグランドカバーとして、緑の絨毯状に仕上がっていました【タマリュウ(玉竜)】です。
ユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草で、「リュウノヒゲ(竜の髭)」の葉長は30センチ程ですが、その改良品種として葉長が10センチ未満の矮性品種として改良されました。
別名としては、「ヒメリュウノヒゲ(姫竜の髭)」や「ギョクリュウ」と呼ばれています。
日陰などの悪条件でも十分に育ち、草丈も大きくならず、草刈りなどの管理も不要ですので、庭の縁どりやグランドカバーとして緑の面を作るのに人気があります。
夏場に花径5ミリほどの紫色の6弁花を咲かせ、冬には青紫色の丸い実を結実させます。
植物好きの方ならすぐに分かったと思いますが、アニメ『となりのトトロ』で、トトロに傘を貸したお礼にもらったドングリは、笹の葉に包まれ「リュウノヒゲ」で縛られていました。
路傍の枯れ草の中から、春の到来を告げる【オオイヌノフグリ】が、顔を出しておりました。
オオバコ科クワガタソウ属の越年草です。
原産地はヨーロッパですが、日本を含むアジア地域、南北アメリカ、アフリカ・オセアニアニ等に、帰化植物として雑草化しています。
花径5ミリほどの小さな花ですが、花弁の青紫色から、別名「瑠璃唐草」・「天人唐草」・「星の瞳」と呼ばれています。
花弁は4枚ですがそれぞれ大きさが違い、雄しべは2本あり、左右対称形をしています。
朝方に咲いた花は、一日もつことなく散るかわいそうな<一日花>です。
「フグリ(陰嚢)」という迷惑な名前が付けられていますが、花姿からではなく、結実した実の形が似ているところから、植物学者の牧野富太郎が名付けています。
タイトルに<クリスマスローズ>と入れましたが、正直80%ぐらいの自信しかありません。
某住宅の植え込みで大きく膨らんだ蕾が目にとまり、直観的に<クリスマスローズ>だと判断したのですが、「葉」の形状に「ん?」となりました。
「葉」は長い葉柄をもちその先に小葉をつけ、縁にギザギザが入る細めの葉形状を四方に広げていれば間違いがないのですが、幅のある3裂の葉形状です。
クリスマスの頃に開花する「ヘルボルス・ニゲル」系ではなく、有茎種で時期的に春先に開花する「オリエンタリス」系の園芸品種だと見ていますが、どのような花が開花するのか、楽しみに待ちたいとおもいます。
本日は「バレンタインデー」ですので、バラの「バレンタイン」をアップできればと考えたのですが、そうそううまい具合には見つかりません。
この時期ですので、桃色のニ輪仲良く並んで咲いていた、ツバキ科ツバキ属の<サザンカ(山茶花)>を選びました。
<サザンカ>は神戸市の「市花」だと以前にも書きましたが、鉢植えや生け垣に様々な品種を見つけることができます。
野生種は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し、園芸品種は赤・白・桃色等多彩な花色を見せてくれています。
写真の<サザンカ>は、カンツバキ群の「肥後サザンカ」と呼ばれる八重咲きの品種です。
外弁の先端が切れ込んだ花弁が特徴的で、桜の花弁に似た趣きがあります。
4枚の合弁花を多数集合させて咲かせる <カランコエ> は、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。
マダガスカルを中心に、東・南アフリカ・中近東・台湾などに約100種ほどが分布しています。
ほとんどが一重咲きですが、八重咲きの園芸品種を見かけました。
肉厚な葉で<カランコエ>だとは分かりますが、花姿だけでは同定できない変身ぶりです。
園芸業界では、【クイーン・ローズ・フラワーズ】と名付けられ、デンマークで育成されています。
写真の緋色の<フィーベ>をはじめ、赤紅色の<モナ>、黄色の<カレン>、桃色の<ジョディー>等、数種類が流通しているようです。
いつもは画面に対して花姿を大きく取り込んで撮影していますが、 【ソシンロウバイ】 のコメントのときには、樹木全体の雰囲気を入れ込んでアップしました。
コメントの中で、【ソシンロウバイ】は、<花弁>と<蕚>との区別が不明瞭で、つぼみを覆っている<蕚>は褐色で、開花時期に内側のモノが伸びて大きくなり、伸びた部分は花弁と同じ黄色をしています>と書いていたのですが、呑み仲間から「違いを見て見たい」との要望がありました。
右側の写真が【ソシンロウバイ】で、淡い黄色の<花弁>と<蕚>が同じ色合いで見分けが付けにくいですが、左側の【ロウバイ】は、<花弁>が褐色に色付き、<蕚>との形も違うことが見て取れると思います。
熱心にコメントを読んでいただけるのはありがたいことですが、依頼を無事にこなすために探して両方の写真撮影も大変でしたが、なんとか要望に答えられました。
先だっては、同じキク科セネキオ(セネシオ)属の 「アーモンドネックレス(大弦月城=ダイマユヅキジョウ)」 を紹介しましたが、同じ仲間の【ルビーネックレス】に花が咲いているのを見つけました。
キク科の花らしく舌状花と筒状花とから成り立ち、筒状花は周辺部から開花して、柱頭が2裂した雌しべが特徴的です。
細い花茎がのびた先端に花径1センチ程度の小さな花を咲かせますが、開きかけた段階のようできれいに写せませんでしたが、本来は多肉的な「葉」の赤紫色の色合いを観賞する植物です。
原産地は南アフリカで匍匐性があり、赤紫色の細い茎を伸ばして長さ2~3センチの円筒形の「葉」が茎と共に赤紫色に変化しますので、【ルビーネックレス】と呼ばれ、和名では「紫月(シゲツ)」です。
「グリーンネックレス(緑の鈴)」 もすでに取り上げていますので、この仲間としては「三日月ネックレス(弦月)」だけが未紹介ですので、なんとか探したいものです。
あまり陽の当らない路地裏で、【ハラン(葉蘭)】の群生と遭遇しました。
クサスギカズラ科ハラン属の常緑多年草で、原産地は中国だといわれています。
茎は横にはうように地下茎の形を取りますので、地表には楕円形で長さ50~60センチの大きな葉しか姿を見せていません。
花は紫色で、5月頃に地面スレスレに咲き、密集した葉に隠れていますので、知らないと目にする機会は少ないとおもいます。
花後は緑色の果実が出来ますが、これも地面の上に置かれた感じで結実しています。
関西で【ハラン】といえば、お寿司屋さんで皿替わりに使われたり、お弁当のおかずの仕切り飾りに使用されたりしていますが、関東では「笹」が殺菌作用があるからでしょうか、多いようです。
「バラン」と呼ばれる方も多いようですが、植物学としては正式名称ではなく、<人造のビニール製の葉>を指す言葉として、区分けされています。
黄色系の【デンドロビューム】の代表的な品種で、岡山市にあります「山本デンドロビューム園」で育成されました。
花付きがよく、1節に4~5輪以上の花が着花しますので、全体的に黄色の花で埋まった感じになります。
この品種が出るまでは、黄色系は前年度に伸びた茎に咲く<バックバルブ咲き>が主流でした。
他の品種に比べて、出荷するまで一年余分に育成しなければならず、生産者から敬遠されており、あまり市場には流通しておりませんでした。
花姿は、アッパーセバル(上蕚片)・ロウセバル(下蕚片)共、花弁に比べて細い形が特徴的です。
単なる黄色い花だと見過ごしそうですが、生産者の並々ならぬ改良の上、一年で黄色い花を咲かせる努力が隠れています。
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