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生け垣の足元に、野生化している【セイヨウキランソウ】を見かけました。
シソ科キランソウ属、ヨーロッパ原産の園芸品種の多年草で、属としては世界中の熱帯・温帯地域に約50種が分布しています。
「キランソウ」は草丈が低いのですが、この種は20~30センチと大きく、すぐに区別が付きます。
根生葉はサジ型で柄があり、茎葉は対生してながさ3~5センチの卵形~楕円形で、縁には並状の鋸葉があります。花期の4~5月頃に、茎の上部に長い花穂を出し、葉脇から花径1~1,5センチの青紫色の唇弁花を多数咲かせます。
英名では属名の「アジュガ」と呼ばれており、花が段々状に折り重なるように咲きますので、別名「セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)」です。
房状に垂れ下がる「フジ」の花の色を、眺めることができる時期になりました。
マメ科フジ属のつる性落葉木本で、日本固有種として北海道を除く本州・四国・九州の山野などに繁殖しています。
正式には「ノダフジ(野田藤)」と呼ばれ、「フジ」の名所である大阪市福島区野田の地名に因み、植物学者の牧野富太郎がこの種を命名したのが由来です。
ブログル仲間の<mokomoko>さんが、 「鉢植えの藤」 をアップされていましが、正確な名称としては【ノダフジ】系の木立した<一才藤>と呼ばれる品種で、小ぶりな盆栽仕立てとして楽しめる品種です。
若木の段階から花を咲かせるところから、<一才藤>の名が付いています。
日本固有種として『万葉集』にも多く詠まれていますが、奈良にいる宮本武蔵を追いかけるお通が、藤棚の下で休憩する姿が描かれた吉川英治の描写が、凛とした花色と重なります。
アヤメ科アヤメ属の【シャガ】は、三倍体のため種子ができず、根茎からほふく枝を伸ばして地面に根を下ろし群生を計ります。
我が家の 【シャガ】 も、例年通りこの時期に咲き出しましたが、どういうわけか通路のど真ん中に顔を出しており、洗濯物などを取り込む時には踏みつけないように注意が必要です。
黄橙色の突起模様の回りを青紫色の斑紋が取り囲むように外花被(蕚)があり、斑紋のない白色だけの内花被(花冠)、そして先端がふさふさとした雌しべが中心部から伸びており、それぞれ3個ずつの花姿です。
純白で清楚のきれな色合いと斑紋の花が、<一日花>というのもかわいそうですが、はかなさがまた【シャガ】の良さかもしれません。
シソ科オドリコソウ(ラミウム)属として「ラミウム」は、黄色い花を咲かせる【ラミウム・ガリオブドロン】と、桃色の花を咲かせる「ラミウム・マクラータ」が主流です。
数年前から我が家の庭の片隅で見守っていたのですが、今年ようやく花茎を立ち上げ、黄色い花姿を見せてくれました。
日本の山野や路傍などにもオドリコソウ属として、 「ヒメオドリコソウ」 ・ 「シロバナヒメオドリコソウ」 ・ 「ホトケノザ」 などが自生しています。
花は春から初夏にかけて咲き、花のないときには銀白の斑入りの「葉」を観賞して楽しめ、株はランナーが伸びて横に繁殖してゆきます。
花の形が分かるように横から写していますので、シソ科の特徴として花茎が四角いのが、見て取れるとおもいます。
朝方、業界の事務局に向かいますときに、街路樹として植え込まれている【ハナミズキ】が満開でした。野暮用を済ませて、木々に咲くきれいな花姿をゆっくりと鑑賞です。
ハナミズキ科ミズキ属の落葉高木で、北アメリカ原産ですので別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。ミズキの仲間として、花がひときわ目立つのが【ハナミズキ】の由来です。
花弁に見えているのは<総苞片>と呼ばれる部分で、植物学上の「花」は中心部の塊部分で、4弁花の花ですが直径5ミリほどで目立ちません。
冬芽の間は、赤褐色の小さく堅い <蕾> で春を待ち、総苞は開くにつれて色が薄くなり、薄緑色から白色・紅色の花弁状のモノへと変化してゆきます。
花の形は「ヤマボウシ」に似ていますが、<総苞片>の先端にへこみがありますので、容易に区別ができます。
写真の【ベニバナハナミズキ】は、暗赤色の<総苞片>ですが、「スイート・ウォーター」という品種ではないかと眺めておりました。
釣鐘状の白色のかわいい花をたくさん咲かせます、【ドウダンツツジ(灯台躑躅)】です。
花は一見 「アセビ」 によく似た形状ですが、「葉」がひし形で花も<散形花序>で5ミリ程度と小さく、複総状に咲く「アセビ」に比べてまばらな感じがします。
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉広葉低木で、日本原産種です。
白い花だけを見ていては「ドウダン」の意味が分かりにくいのですが、枝先が3つに分かれる形が、昔灯りを得るために木を3本組んで使用した「結び灯台」の脚部に似ているために「トウダイ」と名付けられ、これが転じて「ドウダン」と訛っての名称です。
花期は葉が芽吹いてから約1週間後、4月上旬から5月中旬にかけて咲きだします。
秋には葉が紅葉して美しく、葉の芽吹き・花期・紅葉と楽しめる躑躅です。
北側のあまり陽に当たらない場所ですが、我が家の【アオキ(青木)】も、その名の通り青々とした斑入りの葉で楽しませてくれています。
ミズキ科アオキ属の日本の古来種として、学名も「Aucuba japonica」で、属名の「Aucuba(アウクバ)」は、「アオキバ(青木葉)」に由来しています。
花は3~5月頃にかけて、 「紅褐色」 もしくは「緑色」の4弁花を咲かせますが、5ミリ前後の小さな花径で、あまり目立ちません。
単性で雌雄異株で雌株にしか「実」は付かなく、11月頃から長さ2センチ程度の緑色の「実」の先端の方から赤く熟してゆき、5月頃まで「実」を付けています。
「ツグミ」や 「ヒヨドリ」 たちが餌として狙いに来ますが、運良く葉裏に隠れていたようで、わたしも「実」が熟しているのに気づくのが遅れました。
刈り込まれていた空き地の一角に、【イタドリ(虎杖)】が顔を出していました。
タデ科ソバカズラ属の多年生植物として、日本・中国・台湾・朝鮮半島に分布しており、東アジア原産種です。
茎は竹に似て中空で、多数の節があり、茎を折りますとポコンという音が生じるところから、別名「スカンポ」と呼ぶ地域もあるようです。
三角状の葉を交互に出し、特に若葉には紅紫色の斑紋が見られます。
雌雄異株として夏季に白い花を咲かせ、雄花は花弁よりも雄しべを長く飛び出させ、雌花は花弁よりも内側に雌しべがあります。
若い茎は山菜として食することができますが、有機酸を多く含んでいますので酸味があり、またシュウ酸もあることでエグミを感じる味わいです。
茹でて水でさらせばあく抜きが出来ますが、さわやかな酸味も消えてしまいます。
繁殖力が強く、世界の<侵略的外来種ワースト100選定種>のひとつですが、山菜としての魅力もあり、若芽が気になる空き地の一角です。
ポツント一輪だけ単生に咲いている【オキザリス・プルプレア】を、見つけました。
花径が3センチばかりある大きな花姿をしており、白色ですので目立ちました。葉の形状を確かめるまでは、「ペチュニア」かなとも考えました。
カタバミ科カタバミ(オキザリス)属の球根草で、別名「オキザリス・バリアビリス」とも呼ばれ、南アフリカ原産です。
花色も赤・紅・桃・紫・橙と多彩で、多くの場合、花の喉部は黄色をしています。
世界中に「オキザリス」としては800種以上が広く分布しており、日本にも「ミヤマカタバミ」をはじめ、5種ほどが自生しています。
世界中に分布していますので、小さなな花の割には、形状や花色、葉姿、開花時期など様々で、葉が紫色の 「オキザリス・トリアングラリス」 などもあり多様です。
4月から5月にかけて咲き出す晩成種の種類も多く、 「パーロット咲き」 や 「レンブラント咲き」 などがそうですが、この「フリンジ咲き」の<チューリップ>も代表格です。
赤色の花弁の覆輪が、白色のフリンジ状に細かく切れ込んでいるのが、この系統の大きな特徴です。
有名品種には、赤色の「スターファイター」、桃色の「ファンシーフリル」、黄色の「ハミルトン」などをよく見かけますが、写真の品種は「スターファイヤー」の小さなフリンジに比べると大きくはっきりとわかる覆輪ですので、オランダ産の「カナスタ」かなと見ていますが、言い切る自信がありません。
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