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ここニ三年、本当にあちらこちらで<クリスマスローズ>を見かけるようになり、またブログルの皆さんも数多くアップされていました。
下向きに咲く花ですので、よほど興味がある方でないと花の内部を見ることはないとおもいます。
<クリスマスローズ>も、 「八重咲き」 や 「斑入り(ブロッチ)」 が入る園芸品種があり、どうしても植えられていますと花の内部を確認したくなります。
とある住宅の玄関先に置かれていた<クリスマスローズ>に、3個の種鞘が出来ているのを見つけました。
この時期に結果していますので、名称通りクリスマスの時期に咲く品種<ヘルボルス・ニゲル>系だと見ています。
熟しますと種がはじけ飛びますが、この実生から育てますと花の開花までは早くて3~5年はかかり、また実生から育った花は、親株の花色とは違う色合いや斑紋が出るようで、他の花にはみられない面白い性質をもっています。
なんとも不思議な花弁の色の<チューリップ>と、遭遇しました。
6枚ある花弁、順に赤色と黄色の花弁が3枚ずつ並んでいます。
しかも赤色の花弁は、縁に黄色の覆輪が見て取れました。
どのようなバイオテクノロジーのなせる技なのか、素人には皆目見当が付きませんが、好事家の品種改良の努力には驚かされます。
葉のきれいな形が見れる上から撮影していますので、この葉の下にひょろ長い茎があるのは、残念ながら分かりません。
ベンケイソウ科セダム属の多肉植物で、葉の中央部がへこんでいる特徴を持ち、木立性として40~50センチ程度に育ちます。
茎が伸びてゆくたびに下葉を落としながら成長しますので、茎の上にだけ葉の塊が付いている葉姿で、紅葉時には葉の縁が赤くなり、また茎も赤みを帯びてきます。
原産地はメキシコですので下葉を落として成長するのは、必要最小限の葉だけを残し、葉から水分が蒸発するのを避けているのだと考えられます。
駅まで向かう道すがら、いつも丁寧に花壇のお手入れをされているお家があり、 【スパラキシス・トリカラー】 がきれいに咲いておりました。
【スパラキシス・トリカラー】としては、左上の橙色の花で、「トリカラー」の名称通り<橙・黒紫・黄色>の三色が鮮やかな品種を指し、これを元に品種改良されたのが、他の色合いの「スパラキシス」で、「スパラキシス・ミックス」と呼ばれています。
アヤメ科スパラキシス属の植物で、原産地の南アフリカケープ地方に6種ばかりが分布しています。
和名では、「スイセンアヤメ」、英名で「ハーレクイン・フラワー」です。
これから順次蕾が開花していきますので、しばらくはエキゾチックな色合いを眺めながら、駅まで楽しく歩けそうです。
観葉植物として、鉢植えなどでよく見かける【アジアンタム】です。
ワラビ(イノモトソウ)科アジアンタム属のシダ植物として、世界の熱帯から亜熱帯にかけて約200種が分布しており、日本には「ホウライシダ」や「クジャクシダ」などをはじめ8種ほどが自生しています。
小さな葉がふさふさとして緑色が美しく、夏場には涼しげな雰囲気を漂わせてくれます。
葉の軸(葉柄)は細く、黒褐色で細かく枝分れをし、葉の緑色との色の対比がきれいで、また葉の裏側の縁には、シダ植物として胞子嚢が並びます。
一般的に【アジアンタム】として流通しているのは、「アジアンタム・ラディアヌム」種を指し、和名では、「カラクサホウライシダ(唐草蓬莱羊歯)」と呼ばれています。
種名はギリシャ語の「アディアントス(濡れない・湿らない)」に由来し、葉が水をはじくことに因んでいます。
マツムシソウ科スカビオサ属の多年草ですが、属には約80種が分類されており、以前にも「スカビオサ・アトロプルプレア」を紹介しています。
花茎が長く風に揺れる姿は優雅であり、ふわふわとした優しい雰囲気の淡紫色の花姿は、風船のようにこんもりと膨らんだ形から【ブルーバルーン(Blue Ballon)】の名称で呼ばれています。
「アトロプルプレア」 と比べ、花の中心部の盛り上がり方が違うのが、見て取れるとおもいます。
一般の「スカビオサ」は春先から10月頃が開花時期ですが、この「ブルーバルーン」は寒さに強く改良されていますので、秋から初夏まで長い期間に花を付け、また耐寒性にも優れています。
柔らかい長い棘が特徴的なサボテンの【冬仙玉】です。
サボテン科エリオシケア属の植物で、チリが原産地です。
長い筒状の赤紅色の花で、花径は4センチ程度の大きさがあります。
冬の終わりから春先にかけてが開花時期で、咲きますと一週間ほど、昼夜を問わず開花していますので、見ごたえがある花姿です。
棘は伸び切りますとサボテン本体を包むような感じになり、まるで鳥の巣のように見える面白さも、特徴といえるるかもしれません。
やや影気味の中で白色の花が目立っていました<ハーデンベルギア>を見つけました。
マメ科ハーデンベルギア属のつる性常緑樹として、オーストラリア東部・タスマニアに3種ばかりが分布しています。
日本で栽培されているのは、「ハーデンベルギア・ヴィオラケア」1種だけで、「ハーデンベルギア」といえばこの種のことを指します。
<ハーデンベルギア>は小葉に分かれない1枚の「単葉」ですので、「ヒトツバマメ(一つ葉豆」)」の和名が付けられています。
また、咲いた花の形が「フジ(藤)」に似ていますので、「コマチフジ(小町藤)」という別名でも呼ばれています。
基本種の花色は「ハーデンベルギア・ヴィオラケ」と分類されているように、「ヴィオラケア」は「すみれ色の」という意味ですので紫色が多いのですが、写真のような白色や桃色もあります。
樹高数メートルになる【アセビ】ですが、1メートルほどの高さで、たくさんの花を咲かせていましたので、矮性の品種かも知れません。
【アセビ】は、 「コブシ(辛夷)」 と同様に日本原産種ですので、学名も「Pieris japonica」と表記され、属名の「Pieris」はギリシャ神話に登場するゼウスの9人姉妹の娘の名に由来しています。
別名「アシビ」や「アセボ」と呼ばれ、『万葉集』にも大伴家持や大来皇女の歌を含め10種ばかりが詠まれており、古くから日本で親しまれた花木だと分かります。
葉は楕円形で深緑色、表面に艶があり枝先に束生しています。
春先、この枝先に複総状の花序を垂らし、白いつぼ状の花を多数付けます。
京都嵯峨野には、映画俳優の故大河内伝次郎の「大河内山荘」がありますが、庭一杯に咲き誇る【アセビ】が見事で、印象に残る眺めを刻んでくれます。
昨年の6月に、濃赤色の果実を実らしていた 【ザイフリボク(采振り木)】 でしたが、忘れずに開花している白色の花を写してきました。
バラ科ザイフリボク属の落葉小高木で、若葉が芽を開き切らない頃に、枝先に房状の塊の白色の5弁花を咲かせます。
合戦の時、軍の指揮を執るために使う「采配」に似ているところから【ザイフリボク】との名称が付いていますが、神前に備える「幣帛」の一種である<四手>にも似ていますので、別名「シデザクラ(四手桜)」とも呼ばれています。
熟した果実は食べることができ、またお酒に付けると美味しいと教えていただきましたので、濃赤色の果実を眺めるたびに、残念だなと感じる季節がまたやってきました。
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