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香辛料として使用される【ワサビ(山葵)】の根茎は土の中ですので、直接生育している所を見ることはできませんが、八百屋の店先で今が旬の「花ワサビ」を見つけました。
アブラナ科ワサビ属の日本原産の植物で、すりおろした根茎は強い刺激性のある独特の香味があり、多数の品種が栽培されています。
「花ワサビ」は、花を咲かせる前の蕾の状態の若い花芽を収穫したもので、春の訪れを告げる食材のひとつです。
【ワサビ】は、軸となる根茎の先から次々と新しい葉を出し、古い葉を落として成長します。
八百屋さんの店先の「花ワサビ」の蕾、少しばかり開花して来ている状態で、もうすぐアブラナ科らしい十字の4弁花に広がりそうでした。
先日も匍匐性の<タイム>である 「ロンギガウリス」 を取り上げましたが、今回は【ハイランドクリーム】です。
シソ科イブキジャコウソウ属の耐寒性多年草で、地中海沿岸が原産地です。
香りよいレモンタイムの斑入り品種で、草丈5センチ前後、他の<タイム>比べて小さく細やかな長さ6ミリほどの葉を、ふんわりと密に茂らせます。
<タイム>は常緑低木種になっていますが、茎を伸ばし小さな葉が地面を這う姿の【ハイランドクリーム】を見ていますと、木性とは信じられません。
家人の方は食べられないのか、赤く熟した実が地面に落ちているともったいなぁと見ていました【スモモ(李)】の花が、満開です。
「梅」が終わって「桜」が咲き出す寸前が開花時期だとよく言われています。
白色の5弁花を咲かせますが、【スモモ】は自分の花粉では結実しない<自家不和合性>ですので、同じバラ科サクラ属の<梅・杏・桃>の花粉を利用して授粉させなければいけません。
果実の味が「桃」に比べて酸味がるということが、和名の由来になります。
原産地は中国で、果実に関しては「李下に冠を正さず」という言葉に登場していますし、万葉集では<大伴家持>が「わが園の 李の花が 庭に散る はだれのいまだ 残りたるかも」と花を詠んでいます。
春の日差しを浴び、黄色い花を咲かせています【オニタビラコ(鬼田平子)】です。
仲間の「コオニタビラコ」よりも草丈が20~100センチ程と大きいので【オニタビラコ】との名がつけられていますが、花自体はこちらの方が小さく、まぎらわしい感じがしています。
キク科オニタビラコ属の越年草で、道端や空き地などで自生しており、わずかな隙間があれば <ど根性な植物> の本領発揮でけなげに花を咲かせています。
茎の上部が枝分かれして複散房状に分枝、花径7ミリ前後の多数の花を、春から秋にかけて咲かせますが、温暖地域では周年咲いています。
花は舌状花のみで数は18~30枚程度あり、舌状花の先は5つに裂けています。
<タイム>には立性もありますが、昨日の 「ヒメイワダレソウ」 と同じく、地面を這いように四方に茎を伸ばしてゆく匍匐性(クリーピング)の品種【ロンギガウリス】です。
シソ科イブキジャコウソウ属で、地中海沿岸が原産地、耐寒性と耐暑性があり、日当たりと水はけのよい場所でよく育ちます。
花期以外は3センチ程度の草丈で這うように成長していきますが、初夏のころから5センチほどの花茎の先に桃色の花を咲かせます。
ハーブとして有名な<タイム>ですが、立性タイプはほとんどの品種が料理に利用できますが、匍匐性タイプには葉に細かい毛の生えた品種が多く、料理向きとは言えません。
葉の長さは1センチ程度でしょうか、地面を這うように株をひろげてゆく【ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)】です。
クマツヅラ科イワダレソウ属の多年生植物で、一般には東南アジアから南米にかけての亜熱帯地域に自生しており、学名は「リッピア・カネスケンス」と言いますので、別名「リッピア」でも流通しています。
花の形は同じクマツヅラ科の「ランタナ」とそっくりな花を咲かせ、白い花を咲かせるミクロネシア原産の品種と、桃色の花を咲かせるペルー原産の品種のものに区別できます。
日本には昭和初期に渡来していますが、近年屋上緑化やグランドカバーとして注目されている植物です。
某飲食店のトイレに飾られていた白色の<ユリ>ですが、用をたすのも忘れて眺めてしまいました。
「カサブランカ」を思い起こさせる白い大輪の<ユリ>ですが、花弁に突起状のブツブツが出ています。
これが品種改良品なのか、花に付く<虫えい(虫こぶ)>なのかと悩んでしまったからです。
<虫えい(虫こぶ>は、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のことで、様々な寄生生物の寄生によって、植物全体が成長することで形作られます。
また「ヌルデ」に寄生する 「ヌルデフシダニ」 のようにダニや線虫による寄生もあります。
<虫えい(虫こぶ)>は一般的に「葉」に多く見られ、藻類の「茎」や樹木の「枝」にもできますが、「花」の実物はまだ見たことが無いだけに、新しい品種なのか<虫えい(虫こぶ>ができているのか、判断が出来ませんでした。
猫の額にもならない我が家の庭ですが、【フキ(蕗)】の花が咲きだしています。
キク科フキ属の多年草で、学名として「Petasites japonicus」とあるように、日本原産の植物です。
名は、ギリシア語の「petasos(つばの広い帽子)」にちなみます。
早春に丸い葉が出る前に花茎が伸び出し、いわゆるこれが「フキノトウ(蕗の薹)」と呼ばれるもので、雌雄異株、写真は「雄花」です。
白色の5弁花が密集するように咲き、「雌花」は受粉後にタンポポのような綿毛の種子を飛ばします。
野菜として売られている【フキ】はほとんどが「愛知早生フキ」ですが、「秋田フキ」と呼ばれている葉柄が2メートルほどになる大型の品種もあり、秋田県の県花です。
4枚の白色の花弁が十字架状に咲いていても、花径5ミリほどの小さな花の【ミチタネツケバナ(道種漬花)】です。
アブラナ科タネツケバナ属のヨーロッパ原産の帰化植物で、1974年鳥取県で帰化が確認されて以来、急速に各地に拡大した野草です。
草丈は伸びても30センチ程度、柄のある花が花茎に均等に付く総状花序をなし、<蕚片>は4枚あり長い楕円形で花弁よりも短い形状です。
日本には属として10種ほどが自生していますが、この【ミチタネツケバナ】の雄しべは4本で、よく似た「タネツケバナ」は6本ありますので区別は容易です。
写真ではまだ緑色で未熟ですが、花後には長さ2センチほどの細長い円柱形の長角果が、棒のようになって上向きに熟します。
花姿や全体の感じは 「ハコベ」 に似ていますが、本種の方が大型であるために「ウシ」を付けられて【ウシハコベ(牛繁縷)】と呼ばれています。
麦の栽培と共に渡来した「史前帰化植物」のひとつで、路傍や空き地なので繁殖しています。
「ハコベ」と同様にナデシコ科ですが、雌しべの柱頭の先が3つに分かれているのがハコベ属で、5つに分かれていることによりウシハコベ属として分類されている越年草・多年草です。
茎は枝が多く、下部は地を這い上部は斜上して草丈50~60センチにまで成長、円柱形の茎で節の部分は紫色を帯び、上部は腺毛が生えています。
花は上部の葉脇に集散花序をつけるか単生、花弁は白色で5枚ですが、基部まで深く2裂し、あたかも10弁花のように見えています。
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