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昨日、球根ではなく「種子」で繁殖著しい「シンテッポウユリ」をコメントしたばかりですが、鹿児島県伊佐市菱刈南浦の市道沿いのユリが、1本の茎から108輪の花を付けている写真が、鹿児島県の地方新聞「南日本新聞」に掲載されています。
ユリは高さ約120センチ。茎は幅10センチ、厚さ1センチの板状になっており、植物の茎頂にある成長点で、頂端分裂組織に異常が生じる「帯化」と呼ばれる現象がみられるそうです。
ど根性な「テッポウユリ」として、植物記にたびたび登場しています。
特に最近あちらこちらの道路脇や法面、植え込みのすきまからスッと伸びた茎に真っ白いユリそのものの花が目立つようになってきてます。
気になり調べてみましたら「テッポウユリ」と「タカサゴユリ」の交配種のようです。自然交配と書いてある情報が多いのですが、切り花用に1939年(昭和14年)頃、長野県の<西村進>氏が交配育種させたようで【シンテッポウユリ(新鉄砲百合)】と呼ばれているようです。
一般にユリは球根で増えるのですが、この花は「種」で増えることができます。しかも、種を撒いてから10ヶ月程度で花をつけます。花のあと実ができます。その実が茶色になると中に薄い羽のような種がびっしり入っています。種は軽く風に乗って飛んでいき、着地した場所で、また芽を出し育って繁殖します。
きれいな花ですので、除去するのは忍びないのですが、他のユリとの交配が危惧される危険種とされています。
プランターで倒れないように花茎に軸を添えて栽培されている【トルコギキョウ】です。雨後に撮影しましたので、まだ花弁やめしべの柱頭に雨粒が残っています。
【トルコギキョウ】は、その和名から、キキョウ科の植物だと誤解されることがよくありますが、リンドウ科トルコギキョウ属(ユーストマ属)でトルコではなく北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に、2~3種が広く分布しています。
原産地から遠く離れた日本に1930年代に導入されてから著しく品種改良が進みました。原種は一重咲きの可憐な薄紫から紫の花ですが、1980年代にピンクの花色が登場したのを皮切りに、八重咲き、大輪、小輪、クリーム色、そして緑や茶色、複色と、非常にバリエーション豊かな品種が約300種とされています。
多くは生け花の素材や切り花として流通していますが、一部、鉢物として、草丈の低い品種が流通しているようです。
とある駐車場の入り口脇ですが、遠目の車中から見たときには、灌木的な雰囲気の中で白色や赤桃色の花が目につきましたので「キョウチクトウ」かなと思っていました。
近づきますと「花」と「葉」から【サルスベリ】だとわかり驚きました。どちらの色の花も、【サルスベリ】の由来となったつるつるした幹が見当たらず、枝は地上から伸び「茂っている」雰囲気で、感じるところがあり、思わず写真を撮りました。
二日後、同じ場所を通りましたら、なんときれいに伐採されているではありませんか。車の出入りに邪魔になるようなものでもなく、樹木として大きく育ったわけでもなく、なんだかなぁという気分です。偶然の記録写真、【サルスベリ】の最後の声が聞こえたのかもしれません。
「ヒマワリ」と並び夏の花の代表である【アサガオ(朝顔)】は、ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物。日本で最も発達した園芸植物で「変化朝顔」も多く、古典園芸植物のひとつです。
近年の育種の大きい成果の一つに「曜白(ようじろ)朝顔」があります。【アサガオ】は、5枚の漏斗状の花弁は融合し、漏斗状になっています。それぞれの花弁の中央に、放射状の<中肋>(アサガオでは特に<曜>と呼ばれる)が走っています。
作出は静岡大学の<米田芳秋>名誉教授によります。<米田芳秋>教授は「マルバアサガオ」とアフリカ系の「アサガオ」を交配させ、日本の園芸アサガオを掛け合わせました。その過程で花弁の<曜>の部分が白くなる系統が発見され、「曜白朝顔」の育種に繋がっています。
後に大手種苗会社から発売されたことにより、広く一般に普及しました。
昨年、きれいな白い<総苞片>が落ちてしまっていたミズキ科ミズキ属の【ヤマボウシ(山法師)】と遭遇しましたが、今年は忘れずにきれいな姿を見せている【ヤマボウシ】に出会えました。
同じ属の「ハナミズキ」に比較しますと開花時期が遅く、葉が出たあとに枝先に開花するので華やかさは少ないのですが、梅雨どきの花木としては価値が高い存在です。
花のように見えるのは本来の花弁ではなく、「ハナミズキ」と同様、<総苞片>と呼ばれる〈花のつけ根の葉〉です。そのため比較的花の観賞期間も長いのが特長です。
紫陽花が各所できれいに咲き出しています。とある鉢植えの紫陽花の葉の間から60センチばかりの長い花茎を伸ばしてヒガンバナ科ネギ属の【ニラ】が顔出ししていました。
ど根性にも排水溝や路傍で健気に咲いています【ニラ】ですが、環境が悪いのか花茎は30センチにもなりませんが、鉢植えで日当たりもいいのでしょうか、長い花茎でした。
花茎の先端に、半球形の散形花序をつけ、径6~7ミリの白い小さな花を多数咲かせます。白い花弁が6枚あるように見えますが、花弁は3枚で、<苞>が3枚あります。雄蕊は6本、子房は3室になっています。枯れた花後に果実を作り、熟すと割れて中から6個の黒色の小さな種を分散させます。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草【カーネーション】は、身近な花ですが、自生種を観ることも無く、鉢植えも見かけることがありませんでしたので、植物記として取り上げる機会がありませんでした。
5月は「母の月」ということで、周辺で目にする機会が多くなってきています。
フリルのように波打つ花びらが重なり合い、ゴージャスな感じと可憐さを合わせ持ち、すっきりとした端正な草姿と独特の香りが魅力です。花色が豊富で品種も多く出ているようです。
日本での別名に「オランダナデシコ」、「ジャコウナデシコ」(麝香撫子)、「オランダセキチク」などと呼ばれています。
【ハナダイコン(オオアラセイトウ)】と花姿も名称も良く似ています【ハマダイコン】が、エディブルフラワーとしてサラダを彩るのでしょうか、プランターで咲き乱れていました。
【ハマダイコン】は、日本の沿岸部の砂地や河原に自生する、アブラナ科ダイコン属の越年草です。 栽培用ダイコンが野生化したものというよりも、外来種の野生ダイコンが帰化植物となったと考えられているようです。
アブラナ科の植物なので付ける花は菜の花やほうれん草などと同じで小さな花びら4枚で構成されている花を春にたくさんつけます。食用として食べられている大根は白い花ですが、【ハマダイコン】の花は外側は薄い紫で中心に向かうほど白っぽくなり雌しべなどは黄色です。
稀に白い花を付ける個体もあるようです。また花の彩度も個体差あり、発育場所によって色合いが異なることが多いようですです。開花時期は菜の花と同じ3月~5月頃です。
須磨浦公園(神戸市須磨区)では、【スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)】が開花、見ごろを迎えています。
【スマウラフゲンゾウ】は、桜の一種で、「ソメイヨシノ」などの桜よりも少し遅く開花します。須磨浦公園では、約50本の【スマウラフゲンゾウ】が、記念植樹されており、毎年美しい花を咲かせています。
同種は、須磨浦公園内に植えられていた「フゲンゾウ(普賢象)」という「サトザクラ」から突然変異で生まれた品種で、1990年4月に同公園内で発見されました。
花色が黄色で、咲き終わりが近付くと「ウコン」や黄緑色の桜の「ギョイコウ(御衣黄)」と同様中心部から赤味を帯びてくるという特徴があります。
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