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お茶菓子としていただいたのは、季節の和菓子としての「紫陽花」です。
「紫陽花」は、ミズキ目、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種ですが、開花時期が6月~7月ということで梅雨の時期とかさなり、雨に紫陽花が風物詩のようによく扱われています。
「紫陽花」の原種は日本に自生する〈ガクアジサイ〉です。花序の頂部がたいらで両性花が多数あり、密集した両性花の周囲だけに萼が大きく発達した装飾花(中性花)がみられます。
この和菓子の真ん中の形は、花序が球形ですべて装飾花となった「アジサイ」で、「手まり咲き」と呼ばれる形を模倣した意匠でした。
初見で「バラ」かと思いました、リンドウ科 トルコギキョウ属(ユーストマ属)の白い八重咲きの【トルコギキョウ】です。
【トルコギキョウ】はその和名から、キキョウ科の植物だと誤解されることがよくありますが、北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に、2~3種が広く分布しているリンドウ科の植物です。
日本には1935年(昭和10年)代に導入されてから著しく品種改良が進みました。原種は一重咲きの可憐な薄紫から紫の花ですが、1975年(昭和50年)代にピンクの花色が登場したのを皮切りに、八重咲き、大輪、小輪、クリーム色、そして緑や茶色、複色と、非常に多くの品種がつくり出されました。多くは切り花として流通しますが、一部、鉢物として、草丈の低い品種が流通しています。
この白い八重咲の品種は〈リオホワイト〉と呼ばれ、八重咲きの中でも花形が豪華な花径約8センチの花弁にやわらかくフリルの入るフリンジ・セミフリル種です。
品種名の〈リオ〉は、国内外・男女を問わず人の名前で使われており、覚えやすく親しみやすいこと、〈熱い〉「リオのカーニバル」の連想から、〈暑い〉高温期でも品質のよい切り花が栽培できる特徴になぞらえて命名されています。
観葉植物として人気のあるリュウゼツラン(キジカクシ)科の「ドラセナ」ですが、常緑性の樹木で、原産地は熱帯アジア・アフリカなどの熱帯地方です。「ドラセナ」は、とても種類が多く、代表的な「幸福の木(マッサンゲアナ)」以外にもその数は50種を超えています。
運よく、10年に一度の開花といわれる【ドラセナ・カンボジアーナ】の花と遭遇しました。
観葉植物として花を咲かせるのは珍しい現象ですので、そのままで花を楽しみたい気持ちはよく分かりますが、「ドラセナ」に限らず、植物は花や実をつけることで、本来は幹や葉に回るはずの栄養分が不足しがちになってしまいます。とくに「ドラセナ」はその傾向が非常に強く、咲いた花を切らずにそのままにしておくことで、元気がなくなってしおれてしまいやすくなりますもで、花芽を摘み取るのがいいようです。
ちなみに「ドラセナ」という名称は、「メスのドラゴン」という意味です。これは、「ドラセナ」の一種(ドラセナ・ドラコなど)から出る赤い樹液が、「ドラゴンの血」と呼ばれることに由来しています。
野草の生い茂るなか、マメ科シャジクソウ属の【シロツメクサ(白詰草)】が咲いていました。〈クローバー〉の花といった方が一般的でしょうか。
原産地はヨーロッパで、日本では、北海道から九州までの各地に帰化して自生しています。平地から丘陵地の日当たりのよい野原や道端、畑の縁などでふつうに見られますが、都会の中では遭遇するのが難しい部類になってきているようで、10年ぶりのご対面になりました。
花期は春から初夏にかけて咲き、葉の付け根から長さ10~30cmの長い花柄を出した先に頭状花序がつき、10個から80個の小さな蝶形花が集まって直径約1 cmの球形です。花色はふつう白色ですが、わずかに薄紅色を帯びるものもあるようです。
そういえば、「アカツメクサ」や「コメツブツメクサ」も見かけなくなりました。
昨日は、デイケアに出向きましたが、花瓶にキク科ハルシャギク属【オオキンケイギク(大金鶏菊)】が活けられており、驚きました。職員さんに、「これは駆逐されるべき外来生物で、刈り取るのはいいのですが、移動させるのはよくないんですよ」といえば、「✕✕さんが、きれいだからと持ってこられたんです」とのことでした。
花だけを見れば、「キバナコスモス」に似てきれいな花で楽しめるのは確かで、過去に繁殖状況の様子はアップしていましたが、今回改めての登場です。
北アメリカ原産の宿根草で、外来種として野外に定着して問題となり、現在は特定外来生物であるため、生きた状態で移動させることは原則禁じられ、栽培も禁止されています。
数日前にも神戸市の広報紙で注意情報が掲載されていましたが、読んでいないのか、現物との認識ができないのか、悪気はない✕✕さんだけに、説明するのも困ったことだと花瓶の花を眺めておりました。
シソ科サルビア属【サルビア・ファリナセア】は〈ブルーサルビア〉とも呼ばれる青い花がきれいな植物で、北アメリカおよび中央アメリカが原産の多年草ですが、寒さに弱いので日本の気候では冬越しはできない1年草扱いです。
サルビアだけで見ると世界中に数百種類という数が存在します。よく見かける赤いものは「スプレンデンス」という品種。ブルーセージもサルビアの仲間ですので品種のひとつと数えられます。
花は開花期間が非常に長く、種類が多いサルビアの中でもひときわその青い色で目を引くのでファンも多い品種だと思います。
花の中には白色のスポットが入り、スポットは花蜜標識として、蝶々や花蜂を引き寄せる働きがあります。そのため、開花期間中は蜜を求めて花の周りを花蜂や蝶々がよく飛び回っていますので、昆虫撮影には楽しみがある花の一種です。
大きな花姿でひときわ目を引きます、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属<アマリリス>だけに、植物記の登場も10種類目となっています。
地中に鱗茎を形成する多年草で初夏にユリに似た基本的に六弁の大きい花を2~4個つけます。花の色は白色の「ダズラー」や「スノークイン」・「紫色」の「ロイヤリティー」・薄紅・淡黄など。現在販売されている園芸品種には、「八重咲き」の花も多いようです。また、通常の花は横向きですが、上を向いて咲く受け咲き種、香りのあるものも作られているようです。
赤い花弁に太くて白い筋と細い白い筋が入る品種【ミネルバ】似た雰囲気の花姿ですが、本種の筋は黄色で、品種の同定までには至りませんでした。また、おしべの花粉の色が紫色をしているのも興味深く気になっています。
直径10センチ近くある大きなネギ科 /ネギ属の【ネギボウズ】が一輪挿しに飾られていました。
ネギ類は一定の大きさまで生育した後、一定期間低温にさらされると花芽分化し、その後の高温と長日で花茎の伸長が促され抽苔(トウ立ち)する植物体春化型の植物です。最初は総苞で包まれていますが、破れて一つの花房に約250〜400の花が集まった蕾が外に現れ、これが「ねぎ坊主」と呼ばれれています。
本種は大きさからしておそらく「アリウム」として食用ではなく観賞用に品種改良したもののようです。
「アリウム」には約700種の野生種があり、ニンニクやネギも同じ仲間です。主に、花茎が長い大型種は切り花として、また花茎の短い小型種は花壇用に利用されています。葉のない長い花茎とその頂部に傘形または球状の花序がつく姿はほかの草花にはない面白さがあり、また花もちもよいので、生け花やフラワーアレンジメントに利用され人気があります。色も「紫色」や白色・桃色・黄色のものなどがあるようです。
植物記としてラン科・コチョウラン属の【コチョウラン】は、お祝いなどで何回か登場していますが、花本体のアップはなかったと思います。
【コチョウラン】は、開花時期が温室の場合周年であることから販売用としても多く栽培されており園芸用の鉢植えでは、ひとつの株で何十年と楽しめる多年草として親しまれています。
その生態性から、栽培が難しいとされていますが水やりや肥料があまり必要ない事などからズボラな人や忙しい人にほど綺麗に咲かせるとも言われていますが、突如我が家の玄関の下足箱の上に花の大きさ6センチ程度の中輪の【コチョウラン】の鉢植えが置かれていました。
白色の【コチョウラン】ですので、中心部に桃色が入る「ヴィーナスポット」かなと思ったのですが、胡蝶蘭の原種でもある「アマビリス」のようです。
下向きに花を咲かせますキンポウゲ科クリスマスローズ属【クリスマスローズ】だけに、何気なく見過ごしてしまいそうですが、八重咲きとして「緑色の花(萼片)」がありましたが、見事な白色の花(萼片)の品種を見つけました。
花に見える部分は、植物学上では「花」ではなく(萼片)という部分です。そのため、鑑賞期間が比較的長く楽しめます。ただし、本来の花弁も蜜腺として残り、これが大きく発達したものを選別した品種もあります。
イタリアからドイツを原産地とするヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)という純白の花を咲かせる原種は早咲きで、クリスマスの頃から咲くので、イギリスでは「クリスマスローズ」の名称で親しまれています。
現在、園芸品種の主流となっている原種は、トルコなどの黒海沿岸地域を原産とするヘレボルス・オリエンタリスです。この花はニゲルよりも遅く、3月ごろに咲くので「レンテンローズ」と呼んで「クリスマスローズ」と区別されています。
その一方「クリスマスローズ」の名称が一般の方に親しまれ広まっているので、日本に限っては、ニゲルもオリエンタリスもすべて含めたヘレボルス属全体を「クリスマスローズ」と呼ぶのが習慣化しています。
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