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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン植物記(2147)【曜白アサガオ】(2)

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ファルコン植物記(2147)【...
この時期に咲いている【アサガオ】でしたので、違和感を覚え写真を撮っていましたら、家人の方がおられ、「種をまくのが遅れたんです」ということでした。

以前にもアップしています〈曜〉の部分が白くなる「曜白アサガオ」ですが、前回の「青色」とは色違いの花が撮れました。

「曜白アサガオ」は、近年の育種の大きい成果とされています。作出は静岡大学名誉教授の<米田芳秋>によります。<米田芳秋>は「マルバアサガオ」とアフリカ系のアサガオを交配させ、日本の園芸アサガオを掛け合わせました。その過程で花弁の曜の部分が白くなる系統が発見され、「曜白アサガオ」作成に繋がっています。後に大手種苗会社から発売されたことにより一般に広く普及しています。

遅れた種まきの影響でしょうか、いつもより小さな花になっているとも、言われていました。
#ヒルガオ科 #ブログ #植物 #花

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ファルコン植物記(2146)【イタドリ】(4)

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ファルコン植物記(2146)【...
山野部の周辺や荒れ地などでこの時期よく見かけますタデ科ソバカズラ属の【イタドリ】ですが、珍しく住宅地の庭に咲いているのを見かけました。風に乗り〈種子〉が飛び降りたのでしょうか。雌雄別株で、夏から秋に細かい白花を咲かせます。

和名の【イタドリ】の由来は、傷薬として若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられたというのが通説になっているようです。

漢字では「虎杖」と表記され、軽くて丈夫な【イタドリ】の茎が杖に使われ、茎の虎斑模様から「虎杖(こじょう)」と呼ばれたことによります。

19世紀にイギリスに輸出された際、在来種を駆逐してしまう恐れがあることから、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています。【イタドリ】を駆除するには、【イタドリ】を吸汁して育つ虫、〈タドリマダラキジラミ〉を増やすことが効果的といわれています。もともと、〈イタドリマダラジラミ〉は日本に自生しているため、【イタドリ】の爆発的な繁殖被害は抑えられています。
#タデ科 #ブログ #植物 #花

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ファルコン植物記(2145)【アキメネス】

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イワタバコ科アキメネス属に分類される【アキメネス】は、原産地はメキシコ・コロンビアなどの中南米で、約30種類ほどが分布しています。大きさは種類により違いますが、矮性の15センチから80センチほどになります。

「アキメネス・ロンギフロラ」と「アキメネス・エレクタ」、そのほかの種から多くの園芸品種が作出されています。現在は豊富な花色をもち、花形は一重のものから八重のものまであります。

多品種で様々な花姿がありますが、園芸書でも詳しい記載は不明で品種の同定は困難です。最近では、市場に出回ることが減り、貴重な植物となっているようです。

春に球根から萌芽し、夏に柔らかい茎の葉腋から次々に花を咲かせます。小さい松かさのような根茎をもち、冬に地上部が枯れて休眠する球根植物です。
#イワタバコ科 #ブログ #植物 #花

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ファルコン植物記(2143)【キバナコスモス】(3)

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ファルコン植物記(2143)【...
近年、外来種【オオキンケイギク】が強い繁殖力で空き地や路傍を占領しています。 よく似た花姿で肩身の狭い思いをしているのではと思われる【キバナコスモス】が咲き出していました。

【オオキンケイギク】は、花期が6~7月の黄色い頭状花で、たくさんついた舌状花の先端は4~5裂しています。平成18年に「特定外来生物」に指定され、栽培、販売、移動などが禁じられています。北アメリカ原産で台湾、オーストラリア、サウジアラビアなど世界各国に移入して分布し、日本各地でも見られるキク科オオキンケイギク属の宿根草です。

【キバナコスモス】は、メキシコ原産のキク科コスモス属の一年草で、花期は6~11月ですが、特定外来生物の指定はなく、栽培しても問題にはなりません。

花色は黄色か橙色などで、花は直径3~5センチ、舌状花は幅広で、数は8枚ほどで、先端に2か所の切れ込みが入っています。この花は、細い茎の先に一つの花が咲いています。
#キク科 #ブログ #巣奥物 #花

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ファルコン植物記(2141)【キレンゲショウマ】

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ファルコン植物記(2141)【...
生い茂る葉の間から花茎をのばして下向きに咲いていますミズキ目アジサイ科キレンゲショウマ属の【キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)】です。

草本であり高さは120センチから150センチほどに育ち、光沢のある掌状の葉は対生です。葉の腋から円錐花序を出し、そこに黄色の5枚の花弁の花を咲かせます。おしべは15本、めしべは3本。8月が開花期時期です。

NHKの連続テレビ小説『らんまん』での先週のサブタイトルは『キレンゲショウマ』でした。夏に鮮やかな黄色い花を咲かせ、希少価値があることで注目を集めている山野草です。

ドラマでは主人公の「万太郎」と東大の「田邊教授」が同時期に【キレンゲショウマ】を発見。わずかの差で「田邊教授」が新種発見者として認められました。

【キレンゲショウマ】の学名は「Kirengeshoma palmata Yatabe」。1860年に東京大学の初代植物学教授<矢田部良吉>によって発表されたことから、学名にも<矢田部>の名前が記されています。
#アジサイ科 #ブログ #ミズキ目 #円錐花序 #植物 #花

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ファルコン昆虫記(1023)ブルーサルビアに【ヤマトシジミ】(38)

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ファルコン昆虫記(1023)ブ...
昨日のきれいな赤紫色の翅のチョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の【アメリカピンクノメイガ】の幼虫の食草がシソ科とのことで、再会を期待してプランターに植えられていますサルビア類を眺めておりましたら、今度はチョウ目・シジミチョウ科・ヒメシジミ亜科の【ヤマトシジミ】が吸蜜に訪れ、花の中心部に頭から突っ込んで、横向きに姿勢を保持しています。

シソ科サルビア属【サルビア・ファリナセア】は〈ブルーサルビア〉とも呼ばれる青い花がきれいな植物で、北アメリカおよび中央アメリカが原産の多年草ですが、寒さに弱いので日本の気候では冬越しはできない1年草扱いです。

サルビアだけで見ると世界中に数百種類という数が存在します。よく見かける赤いものは「スプレンデンス」という品種。ブルーセージもサルビアの仲間ですので品種のひとつと数えられます。

花弁には白色のスポットが入り、スポットは花蜜標識として、蝶々や花蜂を引き寄せる働きがあります。そのため、開花期間中は蜜を求めて花の周りを花蜂や蝶々がよく飛び回っていますので、昆虫撮影には楽しみがある花たちです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #植物 #花 #鱗翅目

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ファルコン植物記(2140)【ハナカンザシ】

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ファルコン植物記(2140)【...
「ヤマトシジミ」の飛翔を見つけ、見守っていましたら、プランターに咲く白い花(左手前)に留まった瞬間をとらえることができました。黒い斑点模様の翅の側面を移す余裕はなく飛び立ちましたが、白い多弁の花も気になりました。

花姿や葉や蕾の形状から、キク科ロダンテ属の【ハナカンザシ】だと同定しました。花径は20ミリほど。花弁は八重咲きですが、花弁に見えるのは「総苞片」であり、中央に見える黄色い部分が「筒状花」です。

原産地はオーストラリア西南部、乾燥を好むので、砂地ではよく成長します。雨に当たると茎が細く倒れやすいです。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、気温と湿度の高い環境が苦手なことから、日本では一年草として育てられます。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #植物 #花 #鱗翅目

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ファルコン植物記(2139)【カボチャ】の雄花

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ファルコン植物記(2139)【...
【ウリハムシ】【クロウリハムシ】を見つけました【カボチャ】の株に、花が咲いていました。

訪問時は炎天下のお昼過ぎで、花はすでにしぼんでいる状態でした。普段見かけない野菜の『カボチャ』だけに、「朝顔」のように開花時間が早いのかもしれません。

【カボチャ(南瓜)】は、ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称です。原産は南北アメリカ大陸ですが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカで、皮を含む果実を食用とし若葉や茎、花は「ズッキーニ」と同じ食用花(エディブルフラワー)として可食可能です。

ウリ科植物として「スイカ」「ヘチマ」などと同じ黄色い花を咲かせます。黄色い5枚の花びらが途中まで筒状にあわさった合弁花で、一株に雄花と雌花が混在して咲く雌雄異花の単性花です。つるや葉ばかり繁るいわゆる「つるボケ」になると雄花が多くなる傾向があります。

雄花と雌花の見分け方は簡単です。雌花には、蕾のうちから花の下にまるい子房がついています。このふくらみが、受粉によってかぼちゃの実になります。雄花の下にはついていません。写真のようにガクの下には花柄(茎)が伸びているだけです。
#エディブルフラワー #ブログ #単性花 #植物 #花

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ファルコン植物記(2138)@【ヘクソカズラ】(2)

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ファルコン植物記(2138)@...
とある住宅の壁面の「ツタ」の枯れ枝に、蔓性の【ヘクソカズラ(屁糞葛)】が巻き付き、花を咲かしていました。

【ヘクソカズラ】は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草で、やぶや道端など至る所に生える野草です。7~9月に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせます。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がつけられています。

原産は日本の在来種で、ほぼ日本の全土、東アジアに分布しています。花は葉腋から短い花序を出し、2出集散花序を形成して、花弁・花冠が白く、内面中心が紅色の花を多数咲かせます。花形は漏斗形で、花冠は浅く5裂しています。花の色や形には微妙に個体差があり、花びらが広がるタイプや後方へ反り返るタイプがあったり、赤い部分の面積にも大小が見られます。

葉や茎を傷をつけなければ悪臭はありませんが、チョウ目(鱗翅目)スズメガ科の「ホシホウジャク」の幼虫が大好きな食草です。
#アカネ科 #ブログ #植物 #花

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神戸ご当地(1488)【ヒメアジサイ】

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神戸ご当地(1488)【ヒメア...
NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公ということで、植物学者<牧野富太郎>の話題が目立ちますが、六甲高山植物園では、鮮やかな六甲ブルーの【ヒメアジサイ】の群落が見頃となっており、7月下旬ごろまで楽しめます。

 【ヒメアジサイ】は、「エゾアジサイ」の花序全体が装飾花になったもので、1929年に<牧野富太郎>が長野県戸隠付近で見た「エゾアジサイ」の品種に命名しています。

花が女性的で優美なので「姫アジサイ」と名付けられました。六甲山は花崗岩で土壌が酸性なので、鮮やかな青色に発色し「六甲ブルー」と呼ばれ、「神戸市の市花」として親しまれています。
#ブログ #六甲山 #植物 #花

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