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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(17)『ツィン・ソウル』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(17)『ツィン・ソ...
テレビドラマのシーズン2が<栗山千明>主演で、4月11日(土)からBSテレ8で放送されることが決定しています 「行動心理操作感・楯岡絵麻」 シリーズの最新刊「2020年3月26日刊)です。テレビドラマ化の影響もあるのでしょうか。既刊の文庫本の表紙図案が変更されています。

文庫本シリーズとしては、第1巻の 『サイレント・ヴォイス』 にはじまり、本書『ツィン・ソウル』で8巻目になります。

取り調べ中の被疑者の行動・しぐさで、相手の「嘘」を見抜く通称「エンマ様」こと「楯岡絵麻」を主人公に据え、難解な事件を解決してゆくさまが、心理学用語をちりばめながら展開されていきます。

脇を固める「西野圭介」や「綿貫慎吾」や「筒井」ら刑事たちも個性的で、犯人を追及してゆく刑事物とは違う路線のシリーズとして楽しめます。

タイトルの「ツィン・ソウル」ですが、前世では一緒だった魂が、この物理次元に存在をする際、二つまたは複数に別れた存在のことだと言われていることを意味しますが、収録されている4話の短篇の最後の『きっと運命の人』を象徴しているようです。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(16)『フェイク・レセプト』濱野嘉之(講談社文庫)

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今年の読書(16)『フェイク・...
病院内で発生するトラブルに対して危機管理を行う元警視庁公安部の警部「廣瀬知剛」を主人公とする「院内刑事」シリーズとして、 『院内刑事(デカ)』 ・ 『院内刑事ブラック・メディスン』 に次ぐ第3弾が本書『フェイク・レセプト』「2020年2月14日刊)です。

連作短編集として、プロローグに始まりエピローグの間に、8章からなる短篇の構成で、「廣瀬」が勤める川崎殿町病院で起こる様々なトラブルを小気味よく解決していく様が楽しめました。

危機管理の対応に対して、神奈川県警から新しい「院内刑事」として「牛島隆二」と「前澤真美子」の2名の転職者がメンバーに加わり、新しい展開が期待できそうな下地ができています。

女性初の総理候補の出産、引きこもり青年が起こした発火事故、チンピラの医療費未払い事件、中国エステの事件、総理の孫の不登校事件、など社会性のある事件を医療の現場としての現実感あふれる内容で、また著者自身が元公安部出身という経歴を生かし、他の作品と同様に中国・韓国等の社会背景を詳しく分析される場面も登場、楽しめた一冊であり、第4弾が待ち遠しいシリーズです。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(15)『雲奔る』藤沢周平(中公文庫)

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今年の読書(15)『雲奔る』藤...
初出としては、1982年と古い作品ですが、中公文庫版として読みました)『雲奔る』です。

幕末の隠れた米沢藩の下級志士「雲井龍雄」の物語です。「雲井」は著者の<藤沢周平>さんと同じ山形県出身です。江戸末期から明治へと転換してゆく時代も大きな流れに隠れた亡くなった同郷の志士に共感するものがあったのでしょう。

主人公「雲井龍雄」は、米沢藩の極貧の士分に生まれた彼は学問だけはよくできました。望んで江戸詰になり閑職の合間を縫って三計塾の「安井仲平」に師事、塾頭まで上り詰めます。

さらに藩に嘆願して京都詰めになりますが。ときあたかも幕末の煮えたぎっている時期であり、「龍雄」が悲憤慷慨している間に薩長は官軍となり会津藩は賊軍となり会津は征伐を受けることになります。「龍雄」は討薩の表を掲げて会津を救おうとしますが、薩長を結ぶ統幕連合の動きを見誤り、27歳の若さで処刑されてしまいます。

「坂本竜馬」や「勝海舟」・「西郷隆盛」といった著名人の陰に隠れた悲劇の武士に光を当てた物語として楽しめました。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(14)『森光子 百歳の放浪記』川良浩和(中公新書ラクレ)

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今年の読書(14)『森光子 百...
2012年に死去した女優<森光子>(1920年(大正9年)5月9日~2012年(平成24年)11月10日)の生誕100周年を記念する書籍『森光子 百歳の放浪記』が中央公論新社から、(中公新書ラクレ)として3月9日に発売されています。

著者<川良浩和>(72)には、遺された1500通の手紙をたどり、知られざる大女優の素顔煮迫った『忘れられないひと、杉村春子』(2017年6月30日・新潮社刊)の著書があります。

舞台『放浪記』やテレビドラマ『時間ですよ』シリーズ、映画『乱れ雲』(1967年・監督: 成瀬 巳喜男)・『川の流れのように』(2000年・監督:秋元康 )、アテレコ『もののけ姫』(1997年・監督: 宮崎駿)などへの出演で知られる<森光子>です。本書では生前の<森光子>と関わりが深かった人々の言葉から、彼女の波乱の生涯や女優としての姿が紐解かれていく構成です。

<浜木綿子>、<黒柳徹子>、<奈良岡朋子>、<石井ふく子>、<東山紀之>、<堂本光一>らのインタビューが収められています。
#ブログ #新書 #読書

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今年の読書(13)『アンカー』今野敏(集英社文庫)

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今年の読書(13)『アンカー』...
本書『アンカー』は、 『スクープ』、 『ヘッドライン』 と続くジャーナリズとしての報道番組を舞台とした「スクープ」シリーズの第4作目になります。

報道番組『ニュースイレブン』のスクープ記者「布施恭一」は、10年前に起きた未解決になっている大学生刺殺事件に興味を持ちます。

未解決事件の捜査を継続する警視庁の特命捜査対策室の「黒田裕介」部長と組む「谷口勲」巡査の二人も、この事件に関心を寄せていました、

一方番組の視聴率が思わしくないということで、関西の系列局からテコ入れとして「栃本治」がサブデスクとして『ニュースイレブン』のデスク「鳩村昭夫」の下につきますが。「鳩村」は、ジャーナリストとしての理念と気概で番組構成で「栃本」と対立、キャスターの「鳥飼」は降板するとまで言い出します。

ジャーナリズムとしての報道の本質とは何かを主体に据えながら、「黒田」と「谷口」事件の真相に迫るけいじとしての捜査過程が楽しめ、10年前の殺人事件の思わぬ展開を絡め、またもや「布施」のスクープとして一件落着となります。
#ブログ #文庫本 #読書

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児童書207冊の無料公開@総合電子書籍ストア「BOOK・WALKER」

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児童書207冊の無料公開@総合...
新型コロナウイルスの拡大防止策として、、3月2日(月)より全国的に臨時休校が要請されたことを受けて、集英社は、 『週刊少年ジャンプ』の2020年1号~13号を無料公開 を実施していますが、ブックウォーカー(東京都千代田区)でも、全国的に臨時休校が実施されることに対応し、総合電子書籍ストア「BOOK・WALKER」で児童書207冊の無料公開を2020年4月5日まで実施します。

「BOOK・WALKER」は出版社直営の総合電子書籍ストアで、人気電子書籍を、スマートフォンやタブレット端末、パソコンで楽しめます。

シリーズ刊行10巻以上の人気作『怪盗レッド』や『五年霊組こわいもの係』をはじめ、KADOKAWAの「角川つばさ文庫」作品や、小学生に絶大な人気を誇るという『どっちが強い!?』シリーズ、『習まんが 日本の歴史学』、ジャンル4年連続売上No.1『日本の歴史』などの角川まんが学習シリーズなど、合計207冊を全ページ無料で閲覧できます。

閲覧方法は、 「キャンペーンページ」 で読みたい作品の「試し読み」ボタンをタップ。また、同ページの「~~読み放題作品一覧」のボタンから、キャンペーンページには載っていない対象作品も確認できます。会員登録(無料)は不要。
#ブログ #書籍 #読書

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今年の読書(12)『尼崎ストロベリー』成海隼人(幻冬舎)

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今年の読書(12)『尼崎ストロ...
『尼崎ストロベリー』は、落語作家・構成作家の<成海隼人>さんが、自身の体験と母親をモデルに書き上げた小説です。阪神尼崎駅や尼崎センタープール前駅エリアが舞台となっています。

表紙のイラストは阪神尼崎駅の西側にあります、日本一早い<阪神タイガース>のマジック点灯式で有名な「尼崎中央商店街」の東側のアーケードの入口のイラストで、おもわず手に取ってしまいました。

主人公は、周囲から「博士」と呼ばれるほどのお笑いマニアな母親から、たっぷりの愛情と笑いの英才教育を受けて育った高校生「駿一」です。親子2人で貧しいながらも幸せな生活を送っていますが、ある日母親がスキルス胃がんを患い、余命宣告を受けてしまいます。

がんに打ち勝つ手だてを探る中、元々人間の体内にあり、がん細胞を攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の存在を知った「駿一」は、笑うことで活性化するといわれるNK細胞に望みをかけ「僕は、僕の笑いでオカンを救う」ことを誓い、友人と共に漫才コンテストに挑みます。
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今年の読書(11)『映画の名言』品川亮(三才ブックス)

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今年の読書(11)『映画の名言...
STUDIO VOICE元編集長の<品川亮>(1987年生まれ)が選・文を担当した、映画の名言を集めた『映画の名言』が2020年2月18日に発売されています。

「名言(セリフ)」と監督名・制作年・映画の要約が、1ページにまとめられていますので、どこから読んでも楽しめる体裁です。

ただ、「名言・(セリヅ)が、縦書き・横書きとあり、統一感がなく少しどうかなぁと感じました。

本書には、『七人の侍』(1954年・監督: 黒澤 明)の「他人(ひと)を守ってこそ自分も守れる。おのれの事ばかり考える奴は、おのれをも亡(ほろ)ぼす奴だ」、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年・監督: ロバート・ゼメキス)の「道だって? これから行くところに、道は必要ない」、『ゴーストワールド』の「人間関係でつまづかない人って、バカなんだと思う」、『ムーンライズ・キングダム』(2012年・監督: ウェス・アンダーソン)の「人は誰でも過ちを犯すんだ。歴史が証明している」、『アメリカン・ギャングスター』(2007年・監督: リドリー・スコット)の「弱い奴ほど派手なことをする」、『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年・監督: ロバート・ワイズ)の「あなたにふさわしい人生を生きなさい」といった、映画の名ゼリフが収録されています。
#ブログ #単行本 #映画 #読書

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今年の読書(10)『レモンサワーの教科書』(枻出版社)

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今年の読書(10)『レモンサワ...
枻(エイ)出版社は、サワーカルチャーが学べるムック本「レモンサワーの教科書」(1,000円・税別)を、2020年1月29日に発売しています。

戦後間もない物資が不足していた頃、東京の「とある酒場」で偶然誕生した「レモンサワー」です。焼酎の炭酸割りにレモンをしぼって加えただけというシンプルな飲み物は、いつの間にか大衆酒場の定番となり、酒好き達に昭和・平成・令和と時を経て長年愛されてきました。

同書では、そんなサワーの歴史と変わりゆく「今」を徹底的に解明しています。「レモンサワーにダイバーシティを!」をと題し、元祖・氷結・すりおろし・シャリシャリなど、タイプ別に名店を大きな写真で掲載されています。また、サワーの歴史においてエポックメイキングとなった店舗や出来事を、全4回のコラムで紹介。最先端のクラフトサワーの制作秘話も知ることができます。

「レモンサワー解体新書」の章では、「マツコの知らないレモンサワーの世界」に出演した「レモンザムライ」が登場。レモンサワーを構成するレモン・お酒・炭酸水の3要素を徹底解説しています。
#ブログ #ムック本 #読書

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今年の読書(9)『垂れ込み』堂場瞬一(ハルキ文庫)

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今年の読書(9)『垂れ込み』堂...
第1巻目の 『交錯』 に始まる、足で稼ぐ強行班種l瑠真の行動は刑事「沖田大輝」と警視庁随一の捜査分析能力を持つ知性派刑事「西川大和」を主人公とする「警視庁追跡捜査係」シリーズとして、前作8巻目 『脅迫者』 に次ぐ第9巻目となるのが本書『垂れ込み』です。

捜査が終わった未解決事件を追い続けている「追跡捜査係」ですが、15年前に発生した上野駅での通り魔殺人事件の犯人を知っているという「垂れ込み電話」が「山岡」という男から入り、電話を受けた「沖田」は待ち合わせ場所に出向くのですが、現れませんでした。気になる「沖田」は電話の会話の内容から、高級住宅地に住む大手食品メーカー勤務の「山岡卓也」の住居を突き止めますが、「山岡」は他殺死体で発見されます。

手順通り「山岡」の近辺調査から始めますが、彼は家のローンがありながら高級車「アウディー」に乗り、プレミアムな高級腕時計を持っているということが判明、「沖田」は、山岡の殺人捜査班とは別行動をとり、真実に近づいていきます。

後半は読者も犯人らしき人物に辿りつきますが、結末のつけ方が楽しみになりながら最終の422ページを迎えることになります。
#ブログ #文庫本 #読書

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