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伊東翠壺の柿浮彫文花瓶である。おそらく戦前のものと思われるが定かではない。深川製磁に同じようなものがある。ひとつ持っているのだが、だいぶ前に購入したものなので、どこに仕舞ったのかわからなく、一緒に撮りたかったのであるが断念した。ちなみに深川製磁のものは、青磁釉ではなく透明釉で、柿の実も上絵で赤く塗ってある。どちらが先に制作したのであろうか..
7代錦光山宗兵衛のおそらく狼のフィギャリンである。京都から出てきたので、おそらく時代は1910年頃に試作されたものと思われる。カイに似ているかなと思ったが、イヌではなく、オオカミだと思う。尻尾の形からキツネも考えられる。
錦光山の磁器の釉下彩における動物のフィギャリンはネコ2匹に続いて、3個目であるが、なかなか珍しいものだと思う。おそらく、ロイヤル・コペンハーゲンに影響されて制作されたものと思われるが、白い眠り猫と同じく、耳に赤紫系の色を使用している。
最近、写真を取っても、HPにアップする暇がないので、とりあえず、ブログにアップしておく。
九谷焼は石野竜山の「雉と松文花瓶」である。もしかしたら、石野竜山の弟子の作品かもしれない。石野竜山の赤はイングレイズ技法で描かれる。この雉のバックに描かれている太陽の赤もイングレイズである。石野竜山の赤を手に入れたいなと思っていたが、なかなか購入する機会がなく、やっと手に入れた。他の色は、すべて上絵(彩釉)で彩色されている。やはり、イングレイズ技法の彩色は一色しかできないのかな。まあ、どうやって彩色したのかじっくり調べてからHPにアップしたいと思う。
久しぶりに三井記念美術館へ「絵のある陶磁器 仁清・乾山・永楽と東洋陶磁」展を見に行きました。実は昨年の9月から改修のため休館していたので、リニューアルオープンの第1弾です。私はお茶はやりませんが、仁清や乾山の釉下彩陶器をじっくり見ることができました。最後の方に出てきた中国陶磁器も良かったですね。やはり、三井はすごいな....とても、勉強になりました。
ビング&グレンダールの男性家事使用人(召使い)である。造形作家は、Jens Jakob BregnoとHans Tegner Christian Harald。上絵付であり、絵付け作家はなんとEmma Kongsbollである。上絵付だったので当初買うつもりはなかったが、作家がEmma Kongsbollだったので購入した。実は、Emma Kongsbollの上絵付によるボンボン入れをひとつ持っている。いずれアップしたいと思う。
この男性家事使用人には、コートを着ているものと、着ていないものがあるようで、こちらは、コートを着ていないバージョンのようだ。
先週末の朝日新聞に掲載されたマイセンの記事である。EUのエネルギー脱ロシア化計画で、天然ガスが値上がりして、マイセンも困っているらしい。イングレイズ(釉中彩)をやめて、コペンハーゲンみたいにアンダーグレイズ(釉下彩)にすれば、高火度の焼成1回で済み、省エネなのにね。お勧めです!
先日の東京プリンスの骨董ショーで購入したロイヤルコペンハーゲンのコマクサ文鶴首花瓶(左側)です。時代は1896年から1898年の間に製作されました。昔、新横浜アリーナで行われていた骨董市で、ノルウェーのポシュグルン窯の蛇蛙茸文花瓶を購入した業者さんでした。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/porsgrundsnakefrog.html
実はこの鶴首花瓶の型番は43cであり、同じ型の蜻蛉文鶴首花瓶(右側)をひとつ持っていたので、帰って見たら、いずれも同じペインターでSchacke-Andersen さんでした。なんとも偶然..。ということで、蜻蛉文鶴首花瓶のHPも写真を撮り直してリニューアルしました。http://home.h00.itscom.net/shiokawa/rc_43c.html
こうふたつ並べてみると、絵付けの技術が上達していることが良くわかります。素晴らしい!
深川製磁の竹文花瓶である。時代は明治後期で、竹の部分がパート・シュル・パートで描かれている。セーヴルの影響かな.. 似たようなもので、錦光山窯のものがある。http://home.h00.itscom.net/shiokawa/japanesekinkozan4.htm
パート・シュル・パートは色地に液体状の白のスリップ(泥漿)を何回も塗り重ねてレリーフ状にするものなので、とりあえず、泥漿にしておいた。
ビング&グレンダールの浮彫檸檬文沈香壷です。作家はファニーガルデで1919年に制作されたユニカです。大きさもちょうど良いし、ひさしぶりに名品と巡り合えました。
松山雅英さんの窯変孔雀釉大花瓶である。高さが60cmもあり、とても大きい。実は40㎝くらいの同じ形の花瓶をすでに持っていたので、当初スルーしていたのだが、よく説明を見ると高さが60㎝と書いてあったので、悩んだ末、買ってしまった。もちろん、入れる場所もないので、床に置いたままである。もう大きい花瓶を買うのはやめようと思っていたのに..
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