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初代眞葛香山と並ぶ明治の名工、加藤友太郎の月昇風景文花瓶である。やっと手に入れた。本当は、陶寿紅で描かれたものが欲しかったが、私が買えるものはこのくらいかな。ちなみに、世の中、というか日本の明治期における陶磁器の研究者は、加藤友太郎の陶寿紅を釉下彩としているが、私はイングレイズだと思っている。まあ、いつか誰かが明らかにしてくれるでしょう。
おそらく、瀬戸焼の「月夜に狸和尚文花瓶」である。時代はおそらく大正から昭和初期と思われる。呉須の色にも見えるが、どちらかといえば、西洋絵具のブルー、すなわちベロ藍を使った作品かな..
絵柄も月夜に狸和尚が罠に捕まった鼠(リス(栗鼠)かもしれない)を頂こうかなという不気味な情景であるが、何かの物語なのであろうか。よくわからない。何かご存じの方がいれば、教えてください。よろしくお願いします。
三代井上良斎の白うさぎ置物である。ちょっと、ウサギらしくない白ウサギである。もしかしたら、擬人化して作っているのかもしれない。先日、ニ代の鷺の置物をアップしたが、意外と代々フィギャリンを制作しているのかもしれない。
お世話になっているロムドシンのブース
マイセンがいっぱい
帰りに撮った久しぶりの東京タワー
東京プリンスで行われているザ・美術骨董ショーに行ってきました。毎年行っている骨董ショーですが、初日にしてはお客さんが少ないような気がしました。着いた早々に、セーヴルのコレクター二人と遭遇して、コーヒーを飲みながら骨董について話しましたが、みな、定年を迎えて、そろそろコレクションをどうするかいろいろと考えていますね。
ピエトロ・クローンのデミタスC&Sがありましたが、すでに持っている物だったので、今年も特に何も買わずに帰宅しました。5月5日までやっていますので、ゴールデンウィークにお時間のある方は是非行きましょう。面白いですよ。入場料は無料です。
龍野焼は松山雅英さんの窯変孔雀釉湯呑茶碗である。孔雀釉の花瓶は結構もっているのだが、湯呑茶碗を見るのは初めてだったので、購入した。これから、お茶を飲むときに使おうかな..
ロイヤルコペンハーゲンの「角砂糖と鼠の置物」である。作家はエリック・ニールセンで、1911から22年の間に製作された。エリック・ニールセンは、これと511番の「胡桃と鼠の置物」を1890年にすでに制作している。これら作品は人気があり近年まで作られているが、古いものはなかなか出てこない。特に19世紀に作られたものは見たことがない。
角砂糖の部分には釉薬がかかっていなく、ビスキュイである。小さいけど、なかなか凝った作りとなっている。
ビング&グレンダールのパンジー文ボウルである。時代は1902から3年で、作家はファニー・ガルデ、ワーク番号851番のユニカである。実はこのボウル、1週間程前にヤフオクで落としたものである。おそらく、B&Gのユニカがヤフオクに出品されるのは初めてだと思う。ロイヤル・コペンハーゲンのユニカは何回かあるけど..
それなりに値は上がったが、何人かのコレクターさんと業者さんが適当なところで下りてくれたので、思っていたほどではなかった。まあ、高台内に窯傷があるし、浮彫の技術もそれほどまだ上手くないので、日本では妥当な値段かな..
なぜ、すぐにアップしなかったかというと、まず時代を調べていたからである。そして調べているうちに、いろいろな疑問が出てきて、それも調べていたからである。B&GはRCみたいに資料があまりないので、新たな作品が出てくるたびに新しい発見があり、とても面白い。ということで、なかなかレアな作品である..
二代眞葛香山の青磁読書文大皿と思われるが、三代の可能性もある。うらの高台内がギザギザになり、眞葛香山製ではなく、眞葛香山作となっているものは三代の作品だということを聞いたことがあるが、定かではない。最近は、このような香山作となっているものも、二代という触れ込みで売買されている。
そもそも眞葛香山製とは初代の時代から眞葛窯のブランド名であるので、香山本人がすべて直接製作したというわけではない。古い写真等をみても、眞葛窯には絵付師が何人かいたし、ロイヤルコペンハーゲンやビング&グレンダールのように、ユニカ作品とプロダクト(量産)製品を区別していたわけでもない。
すなわち、二代あるいは三代眞葛香山時代に制作された青磁読書文大皿であるということである。まあ、どちらにしろ、このような人々の生活を題材にしたデザイン作品は眞葛窯では珍しい。ほとんどないと思う。
どうやら眞葛のコレクターはこういう作品はあまり興味ないらしい。実はこの作品、昨年末からネットオークションに1か月以上だれもビットせずにぐるぐるとまわっていた。私は時代を反映しており、資料的な価値もあるし、とても面白い作品だと思っているのだが..
二代井上良斎の「鷺と竹型花瓶」である。時代は1875年から1885年くらいの間に作られたものだと考えられる。実は宮永東山の似たような作品を京都の骨董店で見たことがある。それを見たときに、ビング&グレンダールのピエトロ・クローンが制作した鷺のシリーズが頭が浮かんだ。おそらく、ピエトロ・クローンはこれらの日本の作品を見て鷺のサービスの発想を得たのではないかと。
そして、鷺のサービスは1888年にコペンハーゲンで行われた産業博覧会に出展するために、1886年から1888年の間に制作されたので、それ以前に作られた日本の鷺の作品を探していたのである。この時代は、眞葛香山や井上良斎が制作した高浮彫が海外へ輸出された全盛期だったので、何かあるのではないかと思っていたのだが、とうとう見つかった。いずれも里帰り品らしい。まあ、もう少し、いろいろと判ればよいのだが..
伊万里の桃ノ木文花瓶である。購入したときは、確か柿の木ということだったが、ヘタがないので桃にした。実は、この花瓶、一番最初に購入した伊万里の釉下彩作品である。おそらく、もう20年位前かな。B&Gのようにデコレイティブな釉下彩作品だったので購入したのである。この稚拙で大胆に描かれている桃ノ木がとても気に入っている。なかなかできない技だと思う。
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