三井記念美術館へ特別展「東山御物の美 -足利将軍家の至宝-」展を見に行った。こちらも、国宝、重要文化財のお宝、満載。
まあ、室町の足利将軍家は、中国大陸の唐物にあこがれていたということが良くわかる。ほとんどが、中国もの。お茶をやっている人は見に行くべき展覧会でしょう。
私は、お茶はやらないけど、やはり、天目茶碗はサイズ的にもいいな。
大好評だったネコ展に続き、リニューアル記念特別展第2弾、「御法に守られし 醍醐寺」展を松涛美術館へ見に行きました。
すごい、お宝満載!
国宝「過去現在絵因果経」(リーフレット左上の絵)の色鮮やかなこと!黄色、赤、ピンクなど、いっぱい色を使って、とてもカラフル。1200年以上前、8世紀、奈良時代ですからね。
国宝、空海直筆の「大日経開題」は、書ききれないと思ったのか、行が狭まっていき、とても人間味があって面白い。
信長、秀吉、そして、家康の書状や、俵屋宗達の舞楽図屏風など、見どころ満載です。
来週の月曜日までです。是非、見に行くことをお勧めします。
RANDENの嵐山駅である。和の雰囲気がほんわりと展示されていた。
名古曽の滝址側から見た大沢池。奥は嵐山。
嵐山を背景に、大覚寺本殿。
大覚寺の庭園にある大沢池である。とても、美しい。毎年秋に、この池に船を浮かべて、観月会が行われる。水面に映る中秋の名月を楽しむのである。しかし、この観月会のおかげで、大沢池の環境は一時とても危機に見舞われた。この観月会を行うために、蓮が邪魔になり、ソウギョ(草魚)を放した。その結果、蓮はもちろん無くなり、大沢池の環境は最悪になった。そして、この大沢池の環境を元に戻すために、大覚寺大沢池景観修復プロジェクト、ソウギョバスターズが結成された。詳しいことは、
「大覚寺大沢池 景観修復プロジェクト―古代と現代をむすぶ文化遺産―」
出版社:世界思想社
に記述されている。今回、この本の編集者であり、このプロジェクトで中心的な活動をしている河原司さんに、大覚寺の広間でレクチャーして頂いた。とても、面白かった。
名古曽の滝址
ちょっと、ひいて。
大覚寺の庭園内にある名古曽の滝址である。
”滝の音はたえて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ”
訳)滝の流れる水音は、聞こえなくなってから、もうずいぶんになるけれども、その名声だけは流れ伝わって、今でも人々の口から聞こえていることだよ。
平安時代、三十六歌仙の一人 藤原公任(ふじわらのきんとう)が、大覚寺を訪れたとき、すでに水が流れていない古びた滝を詠んだ歌である。この歌から、名古曽(なこそ)の滝と呼ばれるようになったらしい。
音のない滝に音を聴く感性が、すでに平安時代に完成していたのではないか。
無音の滝石組みを愛でる感性。枯山水の布石ではないか。
今回、京都嵐山にある大覚寺で行われた日本サウンドスケープ協会例会「大覚寺・名古曽の滝と嵐山サウンドウォーク」は、とても、こころ豊かなイベントで、日本人の音に対する感性を再認識する旅でした。
無響室です。
残響室です。
平成26年11月22日(土)の20時から放送される千葉テレビ番組「キャンパストーク」に出演します。タレントの延時成美さんと対話形式で、うちの大学の施設、残響室と無響室を紹介しています。お時間のある方、見てください。
我が家のベランダで勝手に花を咲かしている。これ一輪ではない。他の植木鉢にもたくさん咲いている。その他、松葉牡丹も勝手に生えている。あと、よくわからない木。だんだん紅葉してきている。屋根にスズメが住んでいるから、鳥かな..
この前の日曜日、スカルジュプンのガムランを聴いてから、右の耳がまだ少し変である。スカルジュプンのゴングクビャールはいつも使っている音の森のものより音が半音高いので、慣れない倍音成分が結構強いのかもしれない。歳かな。突発性難聴になっている仲間もいるから、少し気を付けないと..
学生と一緒に、足場用の鉄パイプでフレームを作り、ゴングを吊ってみました。叩いてみたら、とてもいい音でした。よかった! やはり、吊らなければだめですね。しかし、叩き方によっても音が変わるので、なかなか難しい。学生たちも、ゴングを見るのも聴くのも初めてだったみたいで、どうしたら、いい音が出るか、熱心に叩いていました。
また、このゴングの音高は、私が持っているジェゴガンのプングンバンにおけるdengの音とだいたい同じ高さで、スペクトルも基音(85.5Hz)と1.5倍音、そして、2倍音のピークがきれいにたっていました。いつか、このゴングを使って、ガムランを奏でてみたいな..
ピエトロクローン(上、油彩画)とアーノルドクロー(下、写真)
今年6月に発売された別冊太陽の「デンマーク家具」である。本屋さんで見つけて購入した。デンマーク・デザイン・ミュージアムに所蔵されている家具、主に椅子がたくさん載っている。その中に、ジャポニズム・コレクションについて述べられており、なんと、1885年にB&Gの芸術監督に就任したピエトロクローンやRCのアーノルドクローのことについて記載されている。
デンマーク・デザイン・ミュージアムは、昔の工芸美術館のことで、初代館長はピエトロクローンである。であるから、ピエトロクローンについての記載も多く、彼がエミールガレに送った手紙なども紹介されており、まさに当時の北欧アールヌーヴォーが垣間見える。すばらしい!
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