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くまごろうのひとりごと

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鯛のお造り

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鯛のお造り
わがやは何かにつけて家族みんなで集まって食事をすることが多い。11月1日にはわがやでディナーパーティー、9日には孫娘のバースディパーティで長男宅に集合、そして13日には行きつけのマーサーアイランドの日本料理屋はるこで鯛のお造りを囲んでのパーティーがあった。

実はしばらく前にはるこに行った際、オーナーと鯛がおいしいという話で盛り上がり、それならということで東京の魚河岸より1匹入れてもらった。洋子さんと二人でいただいたが、これが美味で鯛の好きな息子や娘たちにもご馳走してやりたい、という話からこのパーティーとなった。

鯛は両面ともお造りにしてもらい、一家揃っておいしいさかなを賞味した。皮は湯引きして大根おろしを添えて出してくれたが、酒呑みにはたまらない肴だ。頭と骨は持ち帰り、後日潮汁にするつもりだ。予想外だったのは孫息子で、日頃はハンバーガーやピザが大好きなのに鯛がとても気に入ったようだ。もっとも寿司も好きなのでやはり血筋だろうか。

それにしても便利な世の中だ。前もって依頼しておけば、鯛のおつくりがシアトルでも食べられるのはありがたい。

寿司など日本の食文化の海外進出によりまぐろは値上がりし規制も強化される傾向があり、いずれ中国で大量消費されて中トロなどはわれわれには縁遠くなってしまう恐れがある。おなじようなことが鯛について起こらないように、この魚がおいしいということは日本人だけの秘密にしておいた方が良いかもしれない。もっとも中国人は鯛を下等魚として扱うとか、また鯛のような淡白な味は外国人の好みとは異なるとも思えるのでそれほど心配する必要はないかもしれない。
#グルメ #バー #レストラン

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窓の話7『断熱性その1』

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歴史的に見ると日本の住宅は亜熱帯地域の住宅を原点としており、夏の蒸し暑い気候に対応することが基本で、外部からの通気を重視した構造となっていた。

現代の日本における快適な住宅としては寒い時期には暖房が、また暑い季節には冷房が必須となるが、折角暖冷房を行っても気密性や断熱性が低いと、住宅から屋外に熱が逃げて暖冷房の効果が期待出来ない。そのため省エネルギー住宅を目指した国土交通省は1999年の住宅品質確保促進諸法(通称は品確法)に住宅建材の断熱基準を定め、省エネルギー住宅の普及を促している。

住宅各部からの熱の放散を測るのに熱貫流率と呼ばれる尺度を使うが、これは室内外の温度差が摂氏1度の時、1 平方メートルの面積を貫流する熱量をワットの単位で示したものである。窓やドアの熱貫流率については北海道および東北北部3県では2.33、その他の東北と新潟、長野、栃木では3.49、沖縄を除く他の都府県では4.65、沖縄では6.51としている。この基準は寒冷地ではフランス、ドイツ、アメリカの中北部における基準と同等である。

窓の話4『ガラス』で既に述べたが、2003年の(財)建築環境・省エネルギー機構資料によれば、日本の在来型のモデル住宅では窓やガラス戸などの開口部からの冬の暖房中の熱損失は住宅全体の48%に達する。

従来広く使用されてきた1枚ガラスの窓では熱貫流率は約6ワットであるのに対し、ペアガラスの窓では約3 ワットまで低減する。すなわちペアガラスの窓を使用すれば、北海道および東北北部3県以外では省エネルギー住宅基準を満たす。窓の話6『ローイーガラス』で述べたように、ローイーコーティングを施したペアガラスでは、室内側からの輻射伝熱による熱貫流が大幅に削減されるため、熱貫流率は更に1.5ワット程度まで大幅に低減して北海道および東北北部3県の基準を満たし、断熱効果はきわめて高い。

なお、ここで述べている熱貫流率はガラスパネルそのものの数値であり、窓の中心部熱貫流率と呼ばれるものである。窓はガラスパネルをサッシュにはめ、このサッシュが窓枠に取付けられているため、窓全体の熱貫流率は窓枠の材質によって大きく変わる。熱を伝えにくい木製、塩化ビニル製、FRP製の窓では熱貫流率がガラスパネルそのものの数値よりやや低減する程度であるが、熱の良導体であるアルミ製の窓では窓全体の熱貫流率はガラスパネルの熱還流率よりも大きくなる。

参考までに言うと、品確法の省エネルギー住宅では外壁の熱貫流率については北海道および東北北部3県では0.35ワット、その他の地域では0.53ワットを基準値としており、ローイーコーティングを施したガラスパネルを使用したハイテク窓でも外壁の3倍以上の放熱があるため、断熱性だけの見地からは窓は少なく小さい方が良い住宅ということになる。しかしそれでは採光に問題を生じ、また外の美しい景色を楽しむことが出来なくなるので、断熱性のより高い高性能の窓を使って妥協することになる。
#PC #テクノロジー #ネット

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ノーベル平和賞と中国

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今日のNew York Times電子版によれば、中国政府がオスロにあるヨーロッパの複数の大使館に、外交ではもっとも高度なレベルの書簡であるデマルシュによってノーベル賞受賞式典をボイコットするよう働きかけているそうだ。またその書簡では、ノーベル平和賞を受賞した劉曉波氏を支持し祝福するような声明を発表しないよう圧力をかけているという。

中国は金融危機で大きな被害を受けたスペインやギリシャの国債や港湾施設を購入するなどして資金援助し、また胡錦涛主席は今週フランスを訪問しエアバス110機を中国の航空会社が購入することを正式に表明するなど、EU諸国は中国に対する経済的依存を深めており、一部の国は正面から中国にたてつくことが困難なようだ。

劉曉波氏は中国共産党が政治・経済・軍事・司法・情報などを独占していることをやめるよう提案した08憲章の起草者のひとりであり、中国共産党としてはこのような反共産党の動きを何としても阻止したいのであろう。

先月中ごろ、毛沢東主席の秘書であった李鋭氏など23名の中国共産党元幹部が、共産党中央宣伝部は言論や出版の自由をうたっている憲法35条を無視し、温家宝首相の政治改革発言さえも封じていることをやめるべきだ、とインターネットに発表したが、中国国民がこのようなメッセージを見る前に中央宣伝部は削除したことだろう。

言論や出版の自由を満喫出来る日本人は幸せだ。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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中国人高校生のアメリカ留学

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今日のNew York Times電子版に、メイン州のMillinocketという州都ポートランドから300キロ以上離れた、人口2,000人のカナダ国境に近い豪雪地帯にある過疎の町の教育長が、地元の高校に中国人留学生を勧誘している記事が掲載されている。この教育長の計画によれば、年間$27,000の授業料と寮費で10人程度の中国人留学生を受け入れるとの事だ。

地元の高校には2000年には約1,000人の生徒が通っていたが、製紙会社が倒産したことで人口は半減し、現在は生徒数も500人程度となって学校運営が経済的に厳しくなり、中産階級の中国人なら子弟の教育にこの程度の投資をいとわないだろうという中国に詳しいコンサルタントの助言により、中国人生徒を勧誘することにしたようだ。教育長は1週間の予定で北京、上海などに勧誘の旅に出発した。

既にアメリカの私立高校では多くの中国人留学生が学んでいるが、最も近い映画館やショッピングモールまで1時間もかかる寒村にある、設備も時代遅れの公立高校の魅力として、教育長はすぐそばにメイン州の最高峰があるので登山が出来、ハンティング、フィッシング、スノースポーツにも適していると強調するものの、留学する中国人生徒がどれくらいいるか興味深い実験だ。

この記事を読んで如何にも現代の経済情勢を反映していると思った。一昔前なら中国ではなく日本からの留学生を募集したのではないかと思う。日本の国際的評価が高くないことを示しているように思える。

中国の未来を担う若者がアメリカに留学して、中国政府の行っていることや言っていることが国際的にどう評価されているのかを知る点では良い企画と言えなくもない。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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定例ゴルフ

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今日は気温が15度程度、朝のうちは雨、その後降ったりやんだりの雨模様であったが土曜定例ゴルフをラウンドした。

前半は2パー、2ダブルボギーで45、後半は5パー、1ダブルボギーで41、合計86は最近ご無沙汰の好スコアだ。他のメンバーも39/37、41/39、46/50で皆好スコア。ゴルフは天候には無関係であることを示すようなラウンドだ。

今日はドライバーが比較的良かったことと、最近手に入れたロフト58度、バウンス8度、レーザーによるグルーブのClevelandサンドウェッジによる寄せがうまくいったのが勝因だ。特に16番パー5では4打目がグリーンをややオーバーしたが、返しの寄せがチップインしてパーであがれたことも大きい。

今日はことさらに19番ホールでのビールが美味く感じられる。
#スポーツ

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柚子

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柚子
日本の兄の家でたくさん花柚子が採れた、との知らせで今年はじめに発心したわがやの柚子プロジェクト。入手するに当たりいろいろと曲折があったが8月に最初の木を入手したことは以前のブログルに書いた。

秋も日一日と深まり、わがやに到着した時は緑色だった柚子がだいぶ黄色く色付いてきた。いつまでも実をつけたままにすると来年の収穫が少なくなる、との情報もあり、数日のうちに収穫して柚子大根にして味わってみよう。

洋子さんは収穫後、日当たりの良い風の強くない場所を選んで庭に植え替えたほうが良いのではないか、との意見だが、シアトルでは冬に気温が−10℃程度まで下がることがあるので、柚子がいくら寒さに強いかんきつ類とはいえ少し心配だ。もう少し調べて鉢植えのまま育てることも考えてみよう。
#園芸 #花

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窓の話6『ローイーガラス』

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冬の寒い日にガラス越しに差し込む日差しは暖かく猫の昼寝には最適だが、真夏の強烈な太陽が差し込む時は辟易とする。太陽の日差しによる熱は輻射熱であるが、ガラスの性質としてその一部は反射されて室内に侵入しない。窓に使用される通常のフロートガラスでは輻射熱の15%程度が反射される。この反射率を高めたガラスが低輻射ガラス(ローエミッシビティガラス、約してローイーガラス)であるが、はじめは溶融した錫の薄膜をガラス表面に溶着させて生産していた。この薄膜は硬く傷が付きにくいが、輻射熱の遮熱率は20-40%程度とあまり高くない。

現在ローイーペアガラスに広く使用されている低輻射ガラスは銀、金属酸化物などのきわめて薄い膜を真空蒸着させて生産するが、このコーティングは機械的強度が低く、そのため外部からの接触がないペアガラスのエアスペースに施すことにより保護されている。

アメリカの窓業界ではペアガラスの表面を屋外側から順に屋外側ガラスの外側を第1面、その内側(エアスペース側)を第2面、室内側ガラスの屋外側(エアスペース側)を第3面、その内側、すなわち室内から触れることが出来る面を第4面と呼ぶ。

ペアガラスに銀、金属酸化物などのコーティングを施した低輻射ガラスは、本来は夏の太陽からの輻射熱を防ぐことを目的に開発されたものであるが、冬期の室内からの輻射伝熱による放熱を防ぐにも大きな効果がある。屋外側-18℃、室内側20℃の条件では、単なるペアガラスの窓では伝導伝熱による放熱を削減することは出来るが、輻射伝熱による放熱を削減することが出来ない。ローイーガラスのペアガラスでは輻射伝熱による損失が大幅に低減するため、総熱損失が単なるペアガラスの約半分、すなわち単なる1枚ガラスの25%程度となる。このような熱損失低減効果はローイーコーティングが第2面であるか、第3面であるかによらない。窓の話その4『ガラス』で述べたように、4重ガラスの窓のガラスを通しての熱損失量は単なる1枚ガラスの25%程度であるが、ローイーガラスのペアガラスはそれと同等の断熱性能がある。

夏の太陽からの輻射熱を防ぐ点については、ローイーコーティングが第2面に施されている場合は輻射熱を屋外にはねかえすため大きな遮熱効果があるが、第3面に施されている場合には内側ガラスにおける室内側への再輻射現象のため、第2面である場合よりも遮熱効果が大幅に劣る。そのため一般的な地域では第2面にローイーコーティングを施したガラスパネルが一般的であるが、北欧などの極寒冷地で夏の太陽の遮熱は重要でなく、むしろ冬の太陽からの輻射熱を積極的に室内に取り入れたい場合には第3面にコーティングを施したガラスパネルが使用される。
 
一口にローイーペアガラスといってもその性能は同じではない。窓のガラスにとって重要な性能は、透視性、断熱性、遮熱性、紫外線防止性などである。ローイーコーティングを行うと、コーティングを行っていないガラスに較べ透視性が低下するが、他の性能は格段に良くなる。透視性をあまり犠牲にせずに他の性能を高めることがローイーガラス技術の見せ所となる。アメリカCardinal社のLoE3-366と呼ばれるローイーガラスは最先端の真空蒸着による3層の銀・金属酸化物コーティング技術を採用しており、透視性をあまり犠牲にせずに高い断熱性、遮熱性、紫外線防止性を誇っている。透視性は1枚のガラスでは90%、単なるペアガラスでは80%、通常のローイーペアガラスでは70%であるのに対し、LoE3-366は66%を確保している。

因みに色付きガラス(Tinted Glass)も夏の太陽からの輻射熱をある程度防ぐことが出来るが、サングラスをかけているのと同じで窓の透視性が45%程度まで低下する。

また昔ながらの方法として屋外にすだれを垂したり、にがうりなどを植えて夏の太陽からの輻射熱が室内に侵入することを防ぐこともそれなりに効果があるが、高遮熱のローイーペアガラスの窓ならそのような手間をかけずに、また屋外の景観を楽しみながら夏の暑さをしのぐことが出来る。

肝心のローイーペアガラスの遮熱性能については後述するが、第2面に蒸着膜を形成したローイーガラスでは約62%であり、更に高性能なローイーガラスでは70%程度削減出来るものもある。
#PC #テクノロジー #ネット

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ランニング

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今日は上天気で気温も16℃と快適なので、帯状疱疹を発症後、初めて7.5キロのコースを走ってみた。先週は足慣らしに5キロほどのコースを2回走ったが後遺症もなく、自信を持って走ることが出来る。

相変わらず上り坂はきつく、少し息が上がってくるがピークを過ぎれば落ち着き、呼吸も整ってくる。7.5キロを走り終わるとタイムは46分33秒。目標の43分台には程遠いが約1ヶ月ぶりの7.5キロランなのでこんなものだろう。

これからは気温も下がり天気も良くない日が増えるが、来年3月のマーサーアイランド10キロランに備え、週に2、3回の7.5キロランは続けよう。
#スポーツ

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ランニング

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帯状疱疹を発症してから約10日過ぎたので、今日は久しぶりに走ってみた。もっとも今日まで寝ていたわけではなく、薬を飲むこと以外はいつもと変わらぬ生活をし、週末にはゴルフも歩いてラウンドしている。しかしいつもの7.5キロのコースはちょっと自信がなかったので、約5キロ走ってみた。

最初の上り坂は久々のランニングのせいかいつもより少しきつく感じたが、左足や膝に痛みはない。ピークを過ぎてからの下り坂は快調でいつもと同じ位のスピードで走れる。少しづつ息も整い、後半は楽に走ることが出来た。

走り終わってから既に2時間ほど経つが、左足や膝に痛みはない。これならまた以前のように7.5キロのコースを走ることが出来そうだ。
#スポーツ

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模型遍歴

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子供の頃から模型が好きで、小学校4年生の時に初めてHOゲージの鉄道模型を手にした。社会人になって経済的制約が少し緩くなると主に蒸気機関車を組み立てて走らしていたが、線路は走る時だけ組み立てていた。1971年にカリフォルニアに留学した時、アパートから大学に行く途中に大きな模型屋があったため、そこでアメリカのHOゲージの豊かさに接し、いろいろな文献やパーツを買い込んで日本に帰国してから約2メートル四方のレイアウトを作って、同時に2列車を走らせたりして楽しんでいたものだ。

子供が成長するにつれ部屋の中にレイアウトを組んで列車を走らせるのは住宅事情のよくない東京では極めて贅沢であることを切実に認識し、屋外で走らせるものとしてグローエンジンで駆動するラジコン模型に転向して、12分の1スケールのサンドバギーを組み立て、多摩川の河川敷で走らせるようになった。このサンドバギーは実に精巧に出来ており、メカ好きには垂涎の模型である。遠心式クラッチ付のためエンジンがアイドリング状態では車は停止しており、エンジンの回転を上げるとクラッチが接続して走り出す本格的なものであり、幼かった長男と一緒にずいぶん遊んだものである。1978年にアメリカに移住した時は2台目のサンドバギーを持参し、会社のピクニックで走らせたので、特に子供たちには人気があった。

その後グローエンジンで駆動するラジコンヘリコプターに興味を持ち、アメリカの通販でヒロボーのヘリコプターを購入し、多忙な駐在員生活の合間に組み立て、自宅のバックヤードで飛行訓練を行った。今から30年前のラジコンヘリコプターは安定性があまり良くなく操縦は難しく、消耗品であるメインローターを地面にぶつけてたくさん壊した。ラジコンヘリコプターの本には完成した模型を目の高さまで持ち上げ、そこから床に落して壊れるようでは飛行に適さない、と書いてあったが、一所懸命完成させた高価な作品を落すにはかなり勇気が必要だったことを今でも覚えている。

芝生のバックヤードで練習し、どうにか目の高さくらいでホバリングさせる程度の技術は身についたが、仕事に加えて長男のボーイスカウトのための活動や、ヨット、スキー、釣などのアウトドアアクティビティが増えるに従ってヘリコプターはガレージで眠ることが増えてきた。その上ゴルフまで始めてはラジコンヘリコプターの出番はない。

最近では電動の室内用小型ヘリコプターが手軽に買える。インターネットで見つけたものを衝動買いし、暇になったら飛ばしている。グローエンジンのラジコンヘリコプターは飛行準備に1時間もかかるが、これは電池で飛ぶから飛ばすための準備が何もない。最初は飛ばすのに少し練習が必要だったがすぐに慣れ、今ではベッドルームでの飛行を楽しんでいる。
#趣味

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