この4月28日は、日本初ブラジル移民船「笠戸丸」が、1908年(明治41年)781名の移住者を乗せ、神戸港を出港して100年目に当たります。
市内では、多くの記念行事が100年の節目にということで開催されています。
1928年(昭和3年)には、諏訪山のふもとに「国立神戸移民収容所」(のちの神戸移住センター)が建設され、1週間程度の準備期間を過ごし、坂道を下って神戸港を旅立ちました。
石川達三の芥川賞受賞作『蒼氓』では、「赤土の坂」と表現されていたかな?
その坂道に隣接するように建っているのがこの「JR元町駅前交番所」です。JR元町駅のすぐ前にありますが、ため息の出るような外観をしております。
赤いとんがり屋根に六角形の建物は、ブラジルの建物をイメージしているとか。その下のステンドグラスは、港に辿り着いた移民たちがまず目にする海の色と、新天地への希望をたたえる海の輝きを表現しているとか。
人通りの多い場所の交番ですが、ブラジル移住にこじつけたデザインで、わたしは好きではありません。
神戸港の第一便は、6月18日、サンパウロ州のコーヒー農園グァタバラに着きました。
多くのご苦労があったと思いますが、その重さ・苦しみにくらべると、なんて単純な言葉だけのデザインかと、この前を通るたびに悲しくなります。
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Posted at 2008-04-27 21:00
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Posted at 2008-04-28 10:07
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Posted at 2008-04-28 02:39
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Posted at 2008-04-28 12:01
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Posted at 2008-04-29 01:57
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Posted at 2008-04-28 16:07
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Posted at 2008-04-29 02:02
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