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鴨鍋・鴨南蛮・治部煮等、脂ののった鴨肉料理はどれも好物ばかりです。
今宵の肴は「合鴨ロース」(300円)を、「焦がしたらあかんで」と念を押し、<かずちゃん>に軽く炙っていただきました。
野生の「マガモ」と家禽化された「アヒル」との交雑交配種が「合鴨」で、鴨肉と比べますと一般的に脂身が多く、赤い身は癖が無く柔らかいのですが、旨みはやや劣る感じです。
農薬をあまり使用しない「合鴨農法」が、ここ20年ばかり伸びてきていますが、人間が造り出した雑種の家禽ですので、働いて稲作が終わりましたら、他の鳥と交配が進まないように食用にされる運命が待ち受けています。
「鴨鍋」は合鴨肉と白ネギが一般的ですが、江戸時代には「セリ(芹)」が使われていました。
江戸時代の川柳の句集『柳多留』には、< 芹の上 鴨昼寝して うなされる >というのがあり、当時の食べ方が表れています。
ラップ越しに見たときには、ピザかなとおもいましたが、お好み焼の「スジネギ焼き」(350円)でした。
スジ肉がたっぷりと入っており、ボリューム満点です。
地元長田の名産<バラソース>をかけ、一味を振りかけていただきました。
板宿駅から【えっちゃん】のお店まで歩いてくる間に、「お好み焼き屋」さんが何軒かあり、落ち着いた造りのお店が気になっていましたので、「・・・の味はどうですか?」と<えっちゃん>に聞けば、お客さんも同時に「んん~」というご返事です。
それではこの辺ではどこがいいのかなと問えば、板宿西部市場の東側にある「徒々路(ととろ)」というお店を紹介していただきました。情報源として、立ち呑み屋さんは貴重です。
「山芋のお好み焼が、おいしいよ」と、<えっちゃん>と<みずきちゃん>のご推薦ですので、また覗いてみたいと思います。
少し早目になりましたが、【吉野家】は午前11時まで(「すき家」は午前10時まで)が朝定食の時間帯ですので、ギリギリの時間に飛び込みました。
いつもなら 「納豆定食」 (350円)を選び、B級グルメらしくご飯の上に具材をすべて盛り付けていただくのですが、「納豆牛小鉢定食」(400円)が気になり、(50円)の差で牛丼の具が付くのならと選んでみました。
納豆を混ぜようとして、このセットには「生玉子」が無いのに気付き、がっかりです。
仕方ありませんので、パックの中で納豆を混ぜましたが、器の中で「生玉子」とかき混ぜるようにはいきません。
牛小鉢がありますので、贅沢な感じはしましたが、ズルズルと「生玉子」で溶いた納豆をかけ込む食べ方はできませんでした。
いつもはドリンクが付いてお得な 「日替りカレー」(690円) 頼んでいますが、おいしい「チーズナン」が食べたくて、アラカルトでのお昼ご飯です。
ビールを頼みますと、インドのおせんべい「パーパド(パパド)」が出てきました。パリパリと歯ごたえも良く、生ビールの肴としておいしくいただきました。
前回聞き忘れた赤色のスープ、トマトベースだと分かりましたが、香辛料がたっぷり効いた味で、トマトだとはおもいつきませんでした。
ホットな「チキンカレー」と、とろけるような「チーズナン」の相性は抜群で、「タンドリーチキン」を交互に食べながら、至福のお昼ご飯になりました。
昨年、鉢植えの 【章姫】 を見つけて紹介していますが、そのイチゴを食べることが出来ました。
この【章姫】は、静岡県のイチゴ栽培家の故萩原章弘さんが、1992(平成4)年に完成させた品種です。
まさか地元の神戸市北区の農家が、この品種を栽培されているとは、いままで知りませんでした。
北区には二郎(にろう)地区や大沢地区に多くのイチゴ農園があり、<二郎(にろ)イチゴ>や、兵庫県が開発した<夢甘香(ゆめあまか)>(2002年)が栽培されているモノとばかり思っておりました。
縦長の形ですが、ほんのりとした甘味を持ち、酸味が弱くて食べやすいイチゴでした。
池波正太郎の短編に『梅雨の湯豆腐』というのがありますが、やはり寒いこの時期に「湯豆腐」は似合う一品です。
久保田万太郎の名句、「湯豆腐や いのちのはての うすあかり」(1963年:昭和38年) は、人生の紆余曲折を経てきた冬の晩年の憧憬が目に浮かびます。
【鈴ぎん:福寿】の「湯豆腐」(350円)は、昆布出汁ではなく、寄せ鍋と同じ出汁を使い、豆腐が入っていますので「湯豆腐」となっているようですが、具だくさんの野菜で体が暖まります。
20日の<大寒>も過ぎ、これから春に向かう日々が続きますが、まだまだ「湯豆腐」の人気は続きそうです。
今宵の肴は、「ポテトサラダ」(200円)を肴に、キリンビールです。
隣のオネイサンが、「男の人は、ポテトサラダが好きやねぇ~」とのお声掛けがあり、とりとめもない会話が続きました。
オネイサン、徳之島出身で今年還暦を迎えられます。「オネイサンとそんなに歳は変わりませんよ」と言えば、「兄ちゃん、若く見えるやん」と返され、苦笑いです。
以前にいただいた、徳之島の「みかん(クニン)」がおいしかった話しをしましたら、送ってもらうクニンやニンニクの葉は、おいしいから誰にも分けないとのことで、「それなないやろ」と横合いからチャチャが入ります。
ニンニクの芽は知っていましたが、ニンニクの葉を食べるとは知りませんでした。
次回オネイサンにお会いした時、忘れずに料理方法などを教えていただくつもりです。
阪急神戸三宮駅西口側の階段を下りた向かえにある、細い通りの中にお店があります。
店名通り、大きなじゃがいもと人参・茄子が入った「やさいカレー」(500円)が名物ですが、あまりにもじゃがいもが大きすぎて、敬遠していました。
お昼ご飯をとブラついていましたら、「辛口カレー」が新メニューとして登場していました。<ピリピリ刺激、汗と涙の狂想曲>というキャッチフレーズに、辛党としては見逃すわけにはいきません。
辛口メニューとしては、「辛口かつカレー」・「辛口エビフライカレー」(700円)と「辛口チキンかつカレー」(600円)があり、「チキンかつ」にしました。
んん~、残念ながらキャッチコピーの期待とは程遠く、コップのお水も口を付けることなく返却です。
このレベルで<辛口>とすれば、普通のカレーではとてもわたしには甘すぎるとおもいます。
久し振りに「スモークチキン」(250円)が、おすすめメニューとして張り出してありました。
以前の「スモークチキン」 は、切れはし的な感じで量もありましたが、今回はきれいなスライスだからでしょうか、量が少ないように感じます。
辛い物好きと知っている<かずちゃん>が、たっぷりと辛子を盛り付けてくれました。
気遣いしてくれた<かずちゃん>には悪いのですが、せっかくのスモークの香りと味を楽しむには、多めの辛子は不要でした。
偶然に、立ち呑み「鈴ぎん:福寿」の酒呑み仲間の<ち~ちゃん>と遭遇、近くで一杯ということで、【おでぶ】まで足を伸ばしました。
<ち~ちゃん>、女性・推定年齢45歳・身長140センチ台と小柄ですが、大型トラックの運転手さんとして、忙しく日本各地を走り回っています。
<ち~ちゃん>が、かわいい名前に似合わずいつも呑んでいるのは「芋焼酎ロック」です。
当初、お店のオネイサン達も呑み方と容姿(顔)を見て、「男」だと思っていました。
今宵はわたしも「芋焼酎ロック」でお付き合い、「富乃宝山」に始まり、「喜六」・「海」・「愛子」と杯を重ねながら、<バサの天ぷら・おでぶ餃子・明太子入りオムレツ>などをいただいてきました。
お客さんが落ち着いた頃、女将さんに「<おでぶ>は、なにか意味があるのですか?」と聞けば、「昔太っていたんで、亡くなった主人から<おでぶ>と言われていたんです」とのこと。
今の女将さんの体型からは、とても想像ができません。
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