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今宵の【しゅう】さん、なにやら山形県づいていて、先ほどは山形名物の 「玉こん串」 をいただきましたが、〆としても山形名物の「芋煮汁(牛肉入り)」(250円)です。
東北地方では「芋煮会」と称して、野外で汁物を作り歓談する催しが広く普及しています。
主たる材料の「里芋」は貯蔵が難しいので、冬を前にして親しい仲間が持ち寄り、河原などで会食をしたのが事の起こりで、山形県で始まったと言われ、味付けは醤油・味噌ともにあるようですが、地方色があり特定の味付け方法は決まっていません。
具材として<里芋・こんにゃく・牛蒡・シメジ・ねぎ・牛肉>等がたっぷりと入り、コクのある汁仕立てでおいしくいただいてきました。
山形県では郷土料理といいますか、ソウルフード的な「玉こんにゃく」ですが、なぜか【しゅう】にて「玉こん串」(120円)としてメニューに出ていました。
四角い「板こんやく」や「糸こんやく」は関西でも一般的ですが、この「玉こんにゃく」は秋田県限定です。
山形県は「こんにゃく」の消費量が日本一の地域で、人が集まる行事等には必ず提供される「玉こんにゃく」ですので、かなりの貢献度です。
醤油だけで煮る、あるいは出汁で割るようで、隠し味に裂いた「スルメ」などを入れるとうま味が増し、辛子を付けておいしくいただきました。
今宵の一杯は 「エイヒレ」 で始まりましたが、<大将>のおすすめの「枝豆の醤油漬け」(200円)を、二品目の肴としました。
茹で揚げただけの「枝豆」もおいしいのですが、<大将>特製の「枝豆の燻製」もおいしく、この「枝豆の醤油漬け」もビールの肴としてはまる味わいでした。
見た目は単純な姿ですが、一度枝豆を茹でなければいけませんし、<だし汁>をベースに<にんにく・醤油・酒・味醂・鷹の爪>等の下準備したタレでに漬け込み、味が浸透するまで寝かさなければいけません。
手間のかかる調理時間とは裏腹に、ピリ辛味が美味しくて、すぐに無くなってしまいました。
久しぶりに、肉厚の「エイヒレ」(150円)を瓶ビールの肴にしました。
ほとんどの「エイヒレ」は、「ガンギエイ」か「アカエイ」を乾燥させた加工食品ですが、居酒屋の酒の肴として人気がある一品です。
古い世代としては故<河島英五>が唄っていた『野風増~お前が20才になったら~』(1984年)に出てくる歌詞、<ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ>(作詞:伊奈次郎)を、つい口ずさんでしまいます。
マヨネーズにたっぷりと七味を振り掛けて、焼きたてのアツアツを千切りながら、おいしくいただきました。
関西ではよく知られた【おにぎりせんべい】で、本社が三重県伊勢市にある<マスヤ>が、1969(昭和44)年より製造・販売しています。
一般の煎餅は四角形や円形ですが、この【おにぎりせんべい】は三角形をしています。
現在販売されている2枚入りの【おにぎりせんべい】には、(47+3)種類で全50種類あり、47都道府県の現地に出向いて調査した<おにぎりせんべい認知度調査>が楽しめるパッケージデザインになっています。
てっきりその都道府県においての【おにぎりせんべい】の認知度だと思っていたのですが、各都道府県での有名どころの認知度調査でした。
ちなみに手元にあるのを確認してみますと、島根県:石見銀山=88%、茨城県:筑波宇宙センター=65%、宮崎県:高千穂峡=99%でした。
テナントとして入店されている【五郎】さんのビルの改修工事も終わったようで、明るい白の色合いが冴えていました。
本日の「日替わり定食」(800円)は、「豆腐の野菜あんかけ」でした。
もう歩くだけで汗の出る蒸し暑さですので、席に着くなり<ママさん>に「いつもの」の一言で、キリンビールが出てきます。
生姜味の効いた野菜あんかけ、さっぱりとした味わいで、小鉢物として「マカロニサラダ」と好物の「牛蒡のきんぴら」もあり、おいしくいただいてきました。
今宵は新しいおすすめ料理として「インゲン・エリンギの玉子とじ」(300円)が出ていましたので、迷わずに注文です。
「エリンギ」はヒラタケ花ヒラタケ属の「キノコ」で、イタリアや南フランスの地中海気候の地域を中心に分布していますが、「エリンギウム」というセリ科の植物が枯れた根部に生えるため「エリンギ」と呼ばれ、和名はありません。
1990年、愛知県林業センターにて初めて人工栽培が成功、日本では柄が太くて大きい品種が育成され、今では長野県・新潟県で日本の三分の二の栽培量を誇っています。
食べ始めには玉子に隠れて気が付きませんでしたが、「豚ばら肉」も一緒に炒められており、「インゲン」がこれでもかとたっぷりと入っておりました。
【松屋】のお店の前を通りますと、「生ビール」一杯(150円)が目につき、これはとお昼ご飯です。
選びましたメニューは、7月21日(火)から販売されている「山かけネギトロ丼」(並:530円)です。
「生ビール」、中ジョッキの大きさではなく、値段通りのグラスビールに近い大きさで少しばかりがっかりですが、値段的に許せる範囲です。
醤油に付いている「練りわさび」の量が少なくてがっかりしましたが、しっかりと具材を混ぜておいしくいただいきました。
「クルミ(胡桃)」の形を模しているのでしょうか、パンの表面自体がゴツゴツとした凸凹感がある「くるみチーズ」(186円)です。
「クルミ」を練り込んだ調理パンは、 「くるみパン」 (POMPADOUR)や 「クルミブレッド」(マックスバリュ)などを食べてきていますが、「クルミ」のコリコリとした歯ごたえが旨み感を増すようです。
この「くるみチーズ」もい、たっぷりの「クルミ」が練り込まれていて、「チーズ」の風味ともども、おいしくいただけました。
今宵の肴は、「枝豆」と同様に夏の定番の「冷奴」(200円)です。
お店として正式な「冷奴」の薬味は、<生姜・刻み葱・かつお節>なのですが、ファルコン流はあっさりと<生姜>だけを大盛り、醤油をかけていただきます。
江戸時代(1782年・天明2年)に発行された『豆腐百珍』では、「冷奴」は「一般的に知られているので料理法は記すべきほどでない」と、「焼き豆腐」と同じ<通品>扱いされています。
「冷奴」の語源は、大名行列の先頭で槍や挟み箱を持つ役目の「槍持奴」が着ていた半纏の「釘抜き紋」と呼ばれる四角い大きな紋が豆腐の形に似ているので「奴豆腐」と呼ばれ、冷やした物が「冷奴」となりました。
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