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<ハイビスカス>も、代表的な「赤色」以外に、 「黄色」 ・ 「桃色」 と取り上げてきました。
今回の花は、基調色は赤紅色ですが、花弁の縁が黄色の<ミセスユミ>という品種です。
花の品種名に個人的な名前が付くのは、「バラ」や「ユリ」の花に多いと思いますが、きっと素敵な「ユミ」さんに捧げられた花なんだとおもいます。
残念なことに、<ハイビスカス>はアオイ科フヨウ属の<一日花>ですので、短命です。
「ユミ」さんの人生に似ているのでしょうか、気になりながら眺めておりました。
和名の【ヤブガラシ(藪枯らし)】は、藪を覆って他の植物を枯らしてしまうほど繁殖力が旺盛なところから名づけられた野草ですが、ブドウ科ヤブガラシ属のつる性植物です。
別名、「ビンボウカズラ(貧乏葛)」と呼ばれています。
花は葉と対生する散房状の<集散花序>に付き、6~8月頃徐々に開花します。
花径は5ミリほどで、薄緑色の花弁4枚と雄しべ4本、雌しべ1本の花姿です。
花弁と雄しべは、開花後半日ほどで散ってしまい、白色の雌しべが中止に立った直径3ミリほどの橙色の花盤(盤状の花托)が残り、甘い蜜を貯めています。
多くの昆虫が、この甘い蜜を吸うために集まりますが、昆虫好きとはいえ、さすがに我慢して待つ時間はありません。
つやつやとした光沢のある小さな葉を密集させ、茎の先に青紫色や白色の直径1~2センチの小さな花を、たくさん咲かせる【エキザカム】です。
リンドウ科エキザカム属の植物で、【エキザカム】の仲間は,
東南アジア・アフリカに約20種分布しています。
その中でも、園芸で好まれているのは、「エキザカム・アッフィネ」とその園芸品種です。
アッフィネ種は、アラビア半島の南にありますソコトラ島原産で、日本には1920年代に導入され、夏の鉢花として人気があります。
和名としては、「ベニヒメリンドウ(紅姫竜胆)」と呼ばれています。
芳香性がある花で、八重咲きの品種もあります。
花の中心部分に黄色の<葯(やく)>を持ち、青紫色との対比がかわいらしく、丸っこい5枚の花弁も、優しさを感じさせる花姿です。
花径2ミリほどの小さな花が、かたまるように咲いています【シャク(杓)】です。
セリ科シャク属の植物で、多年草です。
大きなものでは草丈1メートル程になり、数回枝分れをして花序を出していきます。
コンパクトデジカメでは、花径2ミリの撮影は限界のようで、5弁花ですが、外側に向く花弁が大きい特徴が写しだせません。
花が咲く前の茎や葉は、食用になりますし、根は「山人参」として、これまた食用になります。
「葉」の形が、ニンジンに似ていますので、別名「ニンジンバ」とも呼ばれています。
この花径2ミリの所に、体長8ミリほどの小さな蜂が蜜を吸いに止まり、運よく画面に取り込めました。
よく観察できませんでしたが、体型の特徴から「ニホンチュウレンジ」だとおもいます。
名前に「セイロン」と付いていますので、原産地はスリランカの花だとすぐに分かります。
キョウチクトウ科ラティア属の常緑低木種で、高さは2メートルほどになります。
スリランカの標高600メートル付近に自生する植物で、日本の高温多湿に適しており、白色の3~4センチの5弁花を咲かせ、夏場の清涼剤になる純白さが目立ちます。
花弁の付け根の部分にも細かい花びら状が見受けられますが、これは<副花冠>が発達した形状で、個性的です。
キョウチクトウ科の植物の多くは、蕾の状態の時に花びらの巻き方が、上から見ますと右巻きが多いのですが、この本種は逆の左巻きで、これまた個性的な花です。
北向きのお庭ですが、全面に【ヒメヒオウギ(姫檜扇)】が咲いていました。
アヤメ科アマノテカ(ラベイルージア)属の植物で、原産地は南アフリカ、正式名称としては「アマノテカ・ラクサ」です。
地際から平べったくて細長い葉を出し、葉の間から細い花茎を出して、花径2センチほどの赤紅色の花を咲かせます。
花は元の部分が3センチほどの筒状をしており、先端に6枚の花弁を広げ、花弁の下の3枚の付け根には黒みがある濃紅色の斑紋が入ります。(写真では、斑紋の出ている花弁が4枚の変異種を撮影しています)
「葉」が平安時代の正装時に用いられた檜でできた扇に似ていることからの由来です。
よく似た花の名前に 「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」 があります。
秋植えの球根で花を咲かせますが、種子からも発芽することのできる、繁殖力旺盛な【ヒメヒオウギ】ですので、このお庭の花も、きっと種子が散らばったものだと眺めておりました。
すぐにキク科だと分かる花姿をしていましたが、花壇に花名の札がなければ、【ジニア・ザハラ】だとは分かりませんでした。
キク科ジニア属、メキシコ原産の花です。
和名の「ヒャクニチソウ(百日草)」と言えば、「あ~あ」と分かる方が多いと思います。
初夏から晩秋にかけての長期間花を咲かせますので、(百日草)と名付けられ、親しまれています。
野生種は一重咲きのおとなしい花姿が多く、19世紀に八重咲きの品種が発見されてから、さまざまな品種が育成されています。
一重咲き、八重咲き、絞り咲き、ダリア咲き、ボンボン咲きと、思いつく咲き方はすべてあり、色も多彩で、一目で【ジニア】種だと見分ける自信がないキク科の花です。
一重咲きは6月中旬ごろから咲き出すようですが、ようやく八重咲の【クチナシ(梔子)】が咲き出しました。
アカネ科クチナシ属の常緑低木種で、原産地は日本をはじめ、中国・台湾・インドネシアに分布しています。
葉脇から短い柄を出し、一個すつ花を咲かせ、花弁は基部が筒状で、一重咲きでは6枚の花弁です。
ジャスミンと同様、強い芳香性がありますので、咲き誇りますと思わず足を止めたくなる香りが漂います。
残念ながら八重咲きには実ができませんが、10~11月ごろに赤黄色の果実を実らせ、果実の先端には<蕚片>の名残りが6本、針状に付いている特徴的な姿を見せてくれます。
果実は漢方薬の「山梔子(さんしし)」と呼ばれる漢方薬になり、乾燥させた果実を煮出した汁は、「タクアン」や「きんとん」を染める着色料としても有名です。
先に紹介した 「アブチロン・メガポタミクム」 も、この<アブチロン>も、花の形状は随分と違いますが、同じアオイ科アブチロン属の花です。
熱帯から亜熱帯にかけて、約100種程度が分布しています。
園芸品種も色々とあるようですが、その多くは「ショウジョウカ(猩猩花)」と「ウキツリボク(浮釣木)」の2つの原種と、これらの交配から生まれた交雑種です。
5枚の花弁を傘状に開き、花は横から下向きに咲き誇ります。
花の色も、赤色・桃色・橙色・白色をはじめ、斑入りや覆輪斑が入るものまで多彩な花姿を見せてくれます。
ネットフェンス一面に、<アブチロン>の品種、【メガポタミクム】が咲き誇るお庭に出会いました。
アオイ科アブチロン属で、原産地はブラジルのつる性植物です。
釣鐘形の赤い<蕚>と黄色の花弁の組み合わせが、形と共に印象に残る花です。
一般的には学名の「メガポタミクム」は用いられず、花の形から「チロリアンランプ」、和名では「浮釣木」と呼ばれています。
5枚の花弁の中心から雄しべを筒状に突き出し、その先端に花粉が出ています。
<アブチロン>は、否定を表す「a」、牝牛の「bous」、下痢の「tilos」からなる言葉で、家畜の下痢止めとしての効用から名づけられました。
良く似た形の花に、 「フクシア・レギア」 がありますが、こちらはアカバナ科です。
和名としては「釣浮草」と、これまたよく似た名前が付けられています。
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