- Hashtag "#花" returned 2107 results.
世界的に有名な牧草として、明治時代に導入されました【カモガヤ(鴨茅)】ですが、今では空き地や土手などに広く野生化している帰化植物です。
イネ科カモガヤ属の多年草で、園芸業界では「オーチャードグラス」として流通、別名「キヌイトソウ(絹糸草)」とも呼ばれています。
葉は10~40センチほどの長さで幅は5~15ミリ程度、茎の先の節々から枝を出し、その先に小穂を多数つけ、円錐花序を形成しています。
小穂は長さ5~9ミリで平たく、3~6個の小花からなり、花色は淡い緑色もしくは淡い茶色をしています。
花期は5~7月頃で、花粉症を引き起こす花粉が飛散しますが、「スギ」や「ヒノキ」に比べて飛散距離は数10メートルと短いため、局所的に症状が現れます。
園芸の流通では「アイリッシュモス」との名で流通していますが、「モス」とは「苔」の意味です。
以前にも「クッションモス」と呼ばれる 「セラギネラ」 を紹介しましたが、こちらも「苔」ではなく「イワヒバ」の仲間です。
地面を這うようにマット状に広がりながら生育していきますので、見た目は苔っぽいですが、ナデシコ科サギナ属の植物です。
葉は小さく、線状披針形で草丈は10センチ程度、花は花径2ミリと小さくて5枚の花弁ですが、花を観賞するよりもグランドカバー的な利用が多いかもしれません。
写真の大部分は、淡い色合いのライムグリーンですが、左下には濃いグリーンの【サギナ】が見え、2種類の色があります。
歩道の割れた隙間から、【ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)】が顔を出していました。
キキョウ科キキョウソウ属の一年草で、北アメリカを原産とする帰化植物の野草です。
花は初夏に咲き出し、花径15ミリ前後、伸びた茎の先端に付き、可憐な青紫色の5弁花です。
同じ仲間の「キキョウソウ」とよく似ていますが、こちらの葉は丸く、本種の葉は細長く先が尖っていますので、すぐに見分けることができます。
ソフトボール大の球形の散形花序を形成する面白い花姿の【アリウム・ギガンチウム】が、植え込みに咲いていました。
ユリ科ネギ属に分類される多年草で、中央アジアを中心に「アリウム」は約700種の野生種が分布、「ニンニク」や「ネギ」も同じ仲間です。
「アリウム(Aliium)」は、「ニンニク」の古いラテン名で、「匂い」という意味を持ち、別名「ハナネギ(花葱)」と呼ばれています。
葉のない長さ1メートルほどの花茎の先に、花被片が6枚ある小さな花が集合したボール状の花姿は、多の草花にない面白さがあります。
玄関前においてあるプラントボックスに、どこから種子が飛んできたのか、草丈10センチばかりの 【ハキダメギク(掃溜菊)】 が何本か咲いています。
キク科コゴメギク属の一年草、道端や空き地などに生えている野草で、熱帯アメリカを原産地とする帰化植物です。
植物学者の <牧野富太郎> が、世田谷区の経堂の掃き溜めにて発見したことにより名付けられていますが、なんだかかわいそうな名称です。
葉は対生し卵型、縁は浅い鋸葉で、花は枝先に付き花径5ミリと小さく、先端が三裂する白色の<舌状花>と、多数の黄色の<筒状花>から構成されています。
木になる「イチゴ」の総称として、「キイチゴ(木苺)」と呼ばれている仲間のひとつとして【ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)】があります。
バラ科キイチゴ属に分類され、「クサイチゴ」 ・ 「フユイチゴ」 ・ 「ナワシロイチゴ」等を含み、本種は近畿以西・九州迄の西日本に分布、東日本には変種の「モミジイチゴ(紅葉苺)」が分布しているようですが、「葉」の形が違うだけの地理変異が見られるようです。
花期は4~5月頃、花は細い柄で下を向き白い5弁花を単独で枝先に付け、葉蔭に咲いています。
実る果実は「ヘビイチゴ」と違い、おいしく食べれる果実のひとつです。
< 2014年5月31日 >
< 2014年4月30日 >
成長観察記録として 【ノキシノブ(軒忍)】 の(1)回目の報告を初めてから、はや1年4カ月が経ちましたが、この一ヶ月が一番驚きの成長が観察できました。
4月末には、上の写真の<赤矢印>の葉が5センチばかりでしたが、今月はグングンと成長、自然界の【ノキシノブ】の葉長と遜色のない14センチばかりに伸びています。
また、中央<桃矢印>の葉も追従する成長が見られ、こちらも12センチばかりになり、また葉先裏には <胞子嚢群(ソーラス)> らしき痕跡が形作られ始めています。
一番新しい葉は、右側の<黄矢印>で、現在7センチばかりになっています。
横長の写真ではカバー出来ない葉の成長に、ますますこれからが楽しみになりました。
和名では【アケボノフウロ(曙風露)】ですが、学名の「ゲラニウム・サングイネウム」でも流通しているようです。
フウロウソウ科フウロソウ属の多年草で、ヨーロッパからコーカサス地方に分布している多年草です。
葉は付け根の部分まで深く切れ込んだ形で特徴があり、花径は30~35ミリ程度の5弁花、花色は写真の白色をはじめ、濃桃色・青紫色・赤紫色などがあります。
種小名の「sanguineumu」は<血紅色の>という意味がありますので、原種の色は白色ではなさそうです。
実は熟すると下部が裂け、種子が散布される<さく果>で株を広げ、花期は初夏の一季咲き、草丈は50センチ前後に育ちます。
下向きにかわいげな花姿で長期間咲いているのが魅力的な<アブチロン>ですが、 「チロリアンランプ(浮釣木)」 と呼ばれる種類と、 花弁の幅広タイプ の両方を指しています。
アオイ科アブチロン属に分類され、ブラジルを中心に熱帯~亜熱帯に約100種ほどが分布していますが、割と耐寒性がある植物です。
半つる性の「メガポタミクム」と低木の「ストリアツム」を交配して、多くの園芸品種が作出され、花色も白色・赤色・桃色・橙色・黄色と多彩です。
花は葉脇にひとつ、多くは下向きに咲き、花径は3~5センチ、花弁・蕚共5枚です。
北アメリカを中心に約250種が分布する【ペンステモン】で、本来は多年草(もしくは低木)ですが、日本においては夏場の多湿に弱く一年草扱いになっています。
オオバコ(以前はゴマノハグサ)科イワブクロ属に分類され、別名「ツリガネヤナギ(釣鐘柳)」と呼ばれています。
開花期は6~9月、花茎を直立させて先端に開いた袋状の釣鐘に似た花をたくさん咲かせます。
花の咲き方や花姿は、同じ科の 「ジギタリス(=キツネノテブクロ)」 の小型版といったイメージで、花色は、赤色・桃色・黄色・紫色などです。
ギリシア語の「ペンテ(5)」と「ステモン(雄しべ)」からなり、本来の雄しべは4本ですが、花の内側に<仮雄しべ>と呼ばれる器官があり、合わせて学名が付けられています。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account