福島第一原発の燃料デブリ取出し計画延期
Dec
24
1年程度遅らせる事にしたと発表した。
理由はイギリスで開発中の、核燃料デブリを取り出すための新型ロボットアームが、
新型コロナウイルスの影響で完成が遅れたためとしている。
世界の新型コロナが原因と言えば仕方がないとなるのだろうが、
もともと東電の発表する計画を、真に受けている人は殆んどいない。
もしロボットアームで核燃料デブリを拾えたとしても、石ころ程度だったに違いない。
超高放射能下の中、何トンもある核燃料デブリは、そう簡単には引き出せない。
福島第一原発の後片づけは、今世紀中には終わらないだろう。
まだ原発を進めたいという人は、人の手に余るこの巨大な遺物を前に何を思うだろうか。
もう二度とこんな事故を起さないと言うのであれば、全ての原発は廃炉にすべきなのだ。