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早くても9月ごろから付き始める【むかご】ですが、早くもできていました。
「塩ゆで」 ・ 「煎る」 ・ 米と一緒に焼きこむ「むかごめし(零余子飯)」などとして、秋の山の幸が楽しめますが、たしか「零余子」も「零余子飯」も秋の季語だったはずです。
【むかご】の葉もまだまだ緑色ですが、黄色くなりかける頃が熟した目安です。
誰かに先を越されて採られる心配がありますが、これからの収穫が楽しみです。
金平糖のような <蕾> から、お椀型の白い花弁に赤い斑点の <花> と取り上げてきましたが、いま実りつつある【カルミア】<実>です。
花後に出来る<実>は、五つの丸いでっぱりがあり、熟しますと下部が裂けて種子を散布する<さく果>となります。
別名として原産地より「アメリカシャクナゲ(亜米利加石楠花)」、またインディアンがこの木の根を用いてスプーンを作っていたことにより「スプーンの木」とも呼ばれています。
高さ3メートルほどに成長した大きな<ムクゲ>の花たちを眺めていましたら、前回 とはまた違った内弁の形の「半八重咲き」の品種でした。
アオイ科フヨウ属の仲間の<フヨウ>とよく似た花姿ですが、一番の違いは<ムクゲ>の葉は花よりも小さいことです。
また<フヨウ>の雌しべは上を向き、雄しべが柱頭の下に付いています。
開花時期も<ムクゲ>は<フヨウ>に比べて早く、梅雨頃から開花しています。
写真の<ムクゲ>は「半八重咲き」ですが、内弁が10片以上あり外弁よりも小さく、「八重咲き」は内弁の大きさが外弁と同等以上の花姿になります。
夏の暑い時期、清楚な白色の<バラ>として涼しさを漂わせてくれる【つるサマー・スノー】は、1936(昭和11年)年アメリカにて作出されました。
波打つ花弁が美しく、花径5~6センチの小輪ですが、半八重咲きの気品のある姿で咲き、この品種、枝に棘が無いことでもよく知られており、葉も独特で細長く光沢がありきれいです。
本種【つるサマー・スノー】は四季咲き性の「サマー・スノー」から「つる性」の枝替わりではなく、「Tausendschön」という品種の実生で、逆に【つるサマー・スノー】の枝変わりが、四季咲き性の「サマー・スノー」に枝変わりしたという珍しいタイプです。
つる性で樹高も3メートルほどになり、房咲きの花姿は、見事としか言いようがありません。
昨日紹介した 「ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサーヌ」 も濃い赤色の豪華な花弁でしたが、この【クリムゾン・スカイ】も、名称「クリムゾン」通り濃く明るい赤色です。
つる性のクライミング・ローズ系で樹高は2~3メ-トル、花径は9センチ前後で波状弁平咲き、香りはあまりなく、2007年フランスの<メイアン>にて作出されています。
「クリムゾン」といえば、2005年から神戸を本拠とするプロサッカーチーム「ヴィセル神戸」のユニホームが、白黒からこの「クリムゾン」の色に変わりました。
神戸市から「楽天」社長<三木谷浩史>が個人的に所有する「クリムゾングループ」に譲渡されたことによりますが、「楽天」カラーということで神戸市民の間で一時問題になりました。
エンブレムのロゴも「KOBE」の文字が消え、「VISSEL」だけになっています。
とってつけたように神戸市に誕生させたサッカーチームの運営は先が見えていましたが、42億円の負債で民事再生法を適用されての譲渡では、オーナー側の意向は仕方ないかなと見ています。
花径10センチばかりのカップ咲で、豪華な花姿の【ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサーヌ】を、花壇の中で見つけました。
樹高2メートルほどの高さに、数輪の花が咲いていました。
2002年、フランスの<メイアン>社が作出、日本には2008年頃に導入された品種です。
<ピエール・ドゥ・ロンサーヌ>は、フランス・ルネサンス期を代表する詩人で、「プレイヤード派」の中心人物として「詩人たちの君主」とたたえられた人物です。
詩人の名称のままの「ピエール・ドゥ・ロンサーヌ」という品種がありますが、遺伝子上のつながりはなく、まったく別系統の<バラ>です。
昨日の 「オオマツヨイグサ」 の花が、<一日花>としてしぼみだす頃に、元気に開花するのが【アサガオ】です。
日本で最も発達した園芸植物の【アサガオ】は、ヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属の一年草で、世界的に見てもこれほど多種多様な形態に変化した園芸植物は見当たりません。
特に江戸時代に流行り育成された品種は<変化朝顔>と呼ばれ、他の園芸植物とは異なり一代限りの種が多く、品種名が付けられていません。
<田牧大和>著の 『花合せ 濱次お役者双六』 の物語の中心はこの<変化朝顔>で、江戸時代当時における趣味人たちの【アサガオ】にかける行状が、よく描かれていました。
7月頃から咲き出しています【オオマツヨイグサ(大待宵草)】ですが、夕方に咲き朝にはしぼんでしまう<一日花>ですので、早起きしないと大きく開いた花姿を眺めることができません。
花径6~8センチ程度、花弁は4枚あり柱頭が4裂した<雌しべ>があり、その周りに8本の<雄しべ>がとりついています。
アカバナ科マツヨイグサ属の2年草ですが、この【オオマツヨイグサ】は文献によると、同じ属の仲間である「オニマツヨイグサ」や「コマツヨイグサ」のように花がしぼんだあとでも赤くならないとありますが、朱色をしているしぼんだ花もあり、これは少々疑問に感じています。
これからの暑い夏場、よく花壇で見かけるのが「ニチニチソウ」ですが、この<ミニナツ>はその園芸品種です。
キョウチクトウ科ニチニチソウ属の1年草、花は短命ですが、次々と花を咲かせますのであまり気になりません。
花径2センチばかり、中心部に赤色の目が入り、花弁は風車の形をしています。
小さい花を株一杯に咲かせ、草丈10~20センチ程度です。
この<ミニナツ>シリーズは何種類かあるようで、「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2013」の苗部門で、「ストロベリー」という品種が最優秀賞を受賞、本種は花形に合わせてか【カザグルマ】と名付けられています。
< 2015年7月30日 >
< 2015年6月29日 >
「クスノキ」の幹から剥がれ落ちた【ノキシノブ】を持ち帰り、当初は1センチばかりの葉が2枚から成長観察を記録してきました。
園芸指導書もなく手探りで育ててきましたが、なんとかりっぱな景色を見せてくれるまでになりましたが、やや成長の進捗度が遅くなりつつと感じるのは、「根」を張る余裕がなくなってきたのかもしれません。
先月(下)顔を出した赤矢印の「葉」が少しばかり伸び、今月は黄色矢印を含んで裏側に2ヶ所、新しい「葉」が頭をのぞかせています。
一応来月の切りの良い(30)回目を一区切りとして、【ノキシノブ(軒忍)】の報告の最終回にしようと考えています。
新人の「葉」が、この一ヶ月で大きくなることを期待して、また明日から水やりの毎日です。
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