ファルコン植物記(1125)紫紅色の花【モチツツジ】<花車>
Apr
16
江戸時代からの改良品種で、花弁が細長い特徴があり、風車の姿に似ているところから、<花車>と名付けられたのではないでしょうか。
ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、葉は秋になると紅葉し、芽を囲む一部を除き、大きく成長した葉は落葉します。
花弁は5枚あり漏斗型、明るい紫紅色の花弁に濃い紅色の斑点が上部の裂片に見られます。
花の<蕚・葉柄・葉の両面>などに腺毛が多く生えており、底から分泌される液滴によって粘着性があり、花粉媒介をする昆虫以外を捕殺し、花への害を守っており、この粘りが「鳥もち」などと似ていることが、名称の由来になっています。