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風に吹かれて【カラスムギ】の穂が、揺れていました。
あまり見向きもされない、イネ科カラスムギ属の越年草です。
日本では、縄文時代の史前帰化植物として存在、ヨーロッパから西アジアが原産地だと言われています。
野菜の【カラスムギ】を栽培化した穀物が「エンバク(燕麦)」であると言われています。
面白い実の形状ですが、穎果(えいか)をおおう穎には屈曲した長い芒(のぎ)があり、穂から落ちますとこの芒が乾湿運動を起こし屈曲点を軸にして回転を繰り返します。
この回転運動により穎果は土壌に押し込まれ、発芽の準備を整えるという、面白い形態を見せてくれます。
チラリホラリと【ダンチョウゲ(段丁花)】の花が、咲きだしています。
アカネ科ハクチョウゲ属に属する、「ハクチョウゲ(白丁花)」の園芸品種です。
「ハクチョウゲ」は沖縄・中国・台湾・インドネシアに分布する常緑低木種で、刈込にも丈夫なため剪定もしやすく、生け垣などによく利用されています。
【ダンチョウゲ】は、「ハクチョウゲ」に比べて幹が細く、真っ直ぐに伸び、葉も小さめで葉の色も濃い緑をしています。
花径は7~8ミリと小さく、秋口まで白色の花で楽しませてくれます。
写真の【ダンチョウゲ】を見て、何か感じませんでしたでしょうか。
花のコメントには、花弁の枚数をいつも列記していますが、あえて書きませんでした。
正確な「ダンチョウゲ」の花弁は5枚ですが、写真の花は、左から「5枚」 ・「3枚」 ・「4枚」という具合に、変異種が並んでいました。
じっくりと観察していますと、花たちが語りかけてくれるのか、面白い場面に遭遇いたします。
昨日紹介した 「イソトマ」 と同様に、こんもりと茂って咲いている【トレニア】です。
原産地は東南アジア・アフリカ、ゴマノハグサ科トレニア属の植物です。
一般的に「トレニア」という品種で出回っているのは、インドシナ原産の「トレニア・フルニエリ」の編集や園芸品種を指しています。
花径は3センチ程度、草丈20~30センチで、ほふく性があるのか、横に伸びるように枝分かれし、こんもりとした株形を作ります。
別名として、「ナツスミレ(夏菫)」 ・ 「ハナウリグサ(花瓜草)」 ・ 「ツルウリグサ(蔓瓜草)」などと呼ばれています。
花の中心にある「雌しべ」の先端は二つに分かれていますが、触れるとぴたりと閉じる面白い性質をもっています。
こんもりと生い茂った【イソトマ】を見つけました。
原産地はオーストラリア・ニュージーランド・西インド諸島で、細長い5弁花で星型の花姿がはっきりとしています。
キキョウ科ラウレンティア属の半耐寒性の多年草ですが、2年目以降には花付きが悪くなるクセがあるようで、1年草として扱われています。
有毒植物として有名、葉や茎からの液汁でかぶれないように気を付けなければいけませんし、花言葉も「猛毒」です。
花径は4センチ程度、草丈30センチばかりで、葉はギザイギザの切れ込みがある羽根状複葉、小葉は細い線形で伸びています。
これからの暑い時期に清涼感のある涼しげな花を咲かせ、秋までと開花期間が長い花です。
アカネ科ペンタス属の半耐寒性多年草の【ペンタス】の花で、<パニックタワー>と言う園芸品種です。
原産地はアフリカ~マダガスカルで、30数種が分布しています。
きれいな星型の花を密集させて、ボール状の房になり咲いています。
名称の【ペンタス】は、5弁花ということで、ギリシャ語の「Pente=5」の意味に由来して名付けられています。
和名では、花の形が日本の「サンタンカ(山丹花)」に似ており、こちらは常緑低木種ですが、【ペンタス】は草ですので、「クササンタンカ(草山丹花)」の名称で呼ばれてています。
桃色の花弁の【ペンタス】も見かけましたが、熱帯性の花としては真っ赤な色合いが、お似合いです。
午後七時前でもまだ明るさが残っていますが、夕闇に浮かぶように花壇の中で咲いている、【ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)】に目が止まりました。
「ツキミソウ」は夕方からの開花ですが、この花は昼間から開花していますので、「ヒルザキ」の名がつけられています。
長い茎の先端に、花径2センチばかりのかわいい花を付ける 「モモイロヒルザキツキミソウ」 もありますが、この【ヒルザキツキミソウ】はほふく性があり、草丈は高くありません。
原産地は北アメリカで園芸品種として渡来しましたが、すでに帰化植物となっているようです。
アカバナ科マツヨイグサ属で、8本の雄しべと先端が十字型をした雌しべという、マツヨウグサ属の特徴が見て取れます。
少し角ばった、薄桃色の広釣鐘型の4枚花弁で、花径は4~5センチの大きさです。
2枚の花弁(正確には「苞葉」)ですので、見たときには【ハナキリン(花麒麟)】の印象を持ちましたが、かたまって咲いていますので、 「ハナキリン」 の花姿と違い悩んでおりました。
写真ホルダーに入れたままでしたが、これは<㈱ジッポー>の園芸品種の「八福神シリーズ」だと、判明いたしました。
<㈱ジッポー>は、新しい品種改良に取り組まれているようで、「白雪姫(スノープリンセス)」 を、商品化した会社です。
従来の「ハナキリン」と比べ、花径も大きく、1カ所に多くの花が咲きますのでとても豪華な趣きがあります。
<八福神>ということで、花の色合いで神様の名前が与えられているとおもいますが、この桃色の花は、さしずめ女性の神様「弁才天」あたりでしょうか。
日差しの暑い中でも元気に咲いている【ハナスベリヒユ】ですが、朝方に開き、夕方にはしぼんでしまう<一日花>です。
スベルヒユ科スベリヒユ(ポーチェラカ)属の植物で、属名の「ポーチェラカ」と呼ばれる場合が多いかもしれません。
茎は赤紫色でほふく性で分枝してゆきます。「スベリヒユ」は害草としてのイメージが強いのか、園芸品種名としては「ポーチェラカ」の方が印象がいいようです。
同じヒベリヒユ属の「マツバボタン」よりも大きな花径で2~3センチ、花の色は白色・黄色・桃色・薄紅色と多彩で、一重咲きと八重咲があるようですが、写真の一重咲きの方が花姿はいいように思えます。
<一日花>ですが、夏場の炎天下において鮮やかな色合いで、次々と咲き続けてくれる花です。
ツリフネソウ科ツリフネ属の「インパチェンス」の仲間は、19世紀にはアフリカ原産の植物が知られていました。
1970(昭和45)年、アメリカの探検隊によって、ニューギニア島で自生しているインパチェンスの植物を見つけ、園芸品種に改良されたのが、この【ニューギニア インパチェンス】です。
花径が5~7センチと 「インパチェンス」 に比べて大きく、大株ですので、花壇に植えられるよりは鉢植えで楽しまれている方が、多いようです。
花色も、赤色・白色・紫色・黄色等多色で、存在感がある花姿だと思います。
本来の<ニチニチソウ(日々草)>は、花弁が5枚です。
赤い花が目につき見ていましたら、ポツンと4枚花弁の花があり、驚きました。
原産地はマダガスカル、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草です。
本来は初夏から秋にかけて次々に咲き出し、花としては3~5日程度は開花していますが、「日々草」と名付けられました。
花径は3~4センチあり、花弁は5裂、白色・桃色・赤色・赤紫等があり、中心部の色が違う品種も見かけます。
キョウチクトウ科の花ですので、「ビアンカアルカロイド」と称される10種以上のアルカロイドを含んでおり、「ビンクリスチン」や「ビンブラスチン」などの成分は<抗がん剤>として用いられています。
青色の花を咲かせる 「ツルニチニチソウ」 は、同じキョウチクトウ科で近縁種です。
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