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<クリント・イーストウッド>が自身の監督作では10年ぶりに銀幕復帰を果たして主演を務め、87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事をもとに、長年にわたり麻薬の運び屋をしていた孤独な老人の姿を描いた『運び屋』が、2019年3月8より全国で公開されます。
家族をないがしろに仕事一筋で生きてきた「アール・ストーン」でしたが、いまは金もなく、孤独な90歳の老人になっていました。商売に失敗して自宅も差し押さえられて途方に暮れていたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられた「アール」は、簡単な仕事だと思って依頼を引き受けましたが、実はその仕事は、メキシコの麻薬カルテルの「運び屋」でした。
脚本は、『グラン・トリノ』の<ニック・シェンク>。<クリント・イーストウッド>は,
『人生の特等席』以来6年ぶり、自身の監督作では『グラン・トリノ』以来10年ぶりに俳優として出演も果たしています。
共演は、「アール」を追い込んでいく麻薬捜査官役で『アメリカン・スナイパー』の<ブラッドリー・クーパー>のほか、<ローレンス・フィッシュバーン>、<アンディ・ガルシア>が出演。<クリント・イーストウッド>の実娘<アリソン・イーストウッド>も出演しています。
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 (2017年・監督: クレイグ・ガレスピー)の<マーゴット・ロビー>が、16世紀の英国を生きた2人の女王を演じた『ふたりの女王 メアリートエリザベス』が、2019年3月15日より全国で公開されます。
16歳でフランス王妃となりながら、フランス王フランソワ2世崩御により18歳で未亡人となった「メアリー」は、故郷のスコットランドに帰国。再び王位の座に就きますが、当時のスコットランドではプロテスタント教徒の勢力が増しており、彼らは女性君主は神の意に反すると、女王「メアリー」の存在を快く思っていませんでした。「メアリー」は家臣の陰謀や内乱などによって何度も王座を追われそうになり、厳しい運命に翻弄されていきます。
一方、イングランドを統治する「エリザベス」は、自分と違い美しく、結婚もして子どもを産んだ「メアリー」に、複雑な思いを抱いていました。王位継承権をめぐりライバルもである「メアリー」と「エリザベス」は、複雑な感情を抱きながらも互いに魅了されていき、男性社会の中で孤軍奮闘する女性として激動の時代を駆け抜けていきます。<ケイト・ブランシェット>主演の『エリザベス』(1998年・監督: シェーカル・カプール)を手がけたプロデューサー陣が、「エリザベス」と同時代に生きた「メアリー」に着目して製作しています。
「メアリー」役を<シアーシャ・ローナン>、「エリザベス」役を<マーゴット・ロビー>がそれぞれ演じています。監督は、ロンドンの演劇界で活躍する女性演出家で、映画監督は、これがデビュー作となる<ジョージー・ルーク>が務めています。
3月1日(金)より全国公開された『映画ドラえもん のび太の月面探査記』が、2日・3日の土日2日間で動員58万6000人、興収6億9600万円をあげ、映画興行成績で初登場1位を飾っています(興行通信社調べ)。初日から3日間の累計では動員64万5000人、興収7億5700万円を突破。昨年3月に公開された前作 『のび太の宝島』 は興収53.7億円、動員470万人を突破し、1989年公開の『映画ドラえもん のび太の日本誕生』の動員記録を29年ぶりに塗り替えるなど、シリーズ最高の大ヒットを記録。そんな波に乗ってシリーズ39作目も好スタートを切っています。
本作は『ドラえもん』の大ファンを公言する 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』で直木賞受賞の<辻村深月>氏が脚本を担当。監督に『新・のび太の日本誕生』などの<八鍬新之介>氏。ゲスト声優に<広瀬アリス>、<中岡創一>(ロッチ)、<高橋茂雄>(サバンナ)、<柳楽優弥>、<吉田鋼太郎>らを迎え、「月」を舞台にしたドラえもんたちの新たな冒険が描かれています。
2日・3日の興行成績上位作品は、先週1位スタートを切った <魔夜峰央> のギャグ漫画が原作の『翔んで埼玉』が、土日2日間で動員20万5000人、興収2億8100万円をあげ、2位。動員、興収共に1週目を上回る快挙を成し遂げています。学生からシニア層まで幅広い層を集客しており、平日の稼働も好調ということで、配給元では最終興収30億円を見越しています。
3位は、先日発表された「第91回アカデミー賞」で、5部門にノミネートされ、作品賞・脚本賞・助演男優賞を受賞した 『グリーンブック』。土日2日間で動員15万4000人、興収2億円。3月1日からの累計では動員23万4000人、興収2億9000万円を突破しています。
既存作品では、先週3位でスタートした2月22日公開の『僕の彼女は魔法使い』(清田英樹監督・千眼美子(清水富美加)主演)が4位、同じく2位スタートの<銃夢>原作の『アリータ:バトル・エンジェル』( ロバート・ロドリゲス監督)が5位にランクイン。公開17週目を迎えた 『ボヘミアン・ラプソディ』 は、アカデミー賞で主演男優賞を含む最多4冠を果たし、先週の9位から7位へと順位をあげています。累計では動員879万人、興収121億5000万円を突破。『風立ちぬ』(宮崎駿監督)を抜き歴代興収ランキング19位となっています。
1974年11月1日誕生から今年45周年を迎えるサンリオの人気キャラクターの<ハローキティ>が、ハリウッドで映画化されることになりました。
<レディー・ガガ。や、ケイティ・ペリー。ら有名セレブたちも夢中にさせた<ハローキティ>が、ついにハリウッドに本格進出を果たす。サンリオ、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作などで知られるニュー・ライン・シネマ、映画製作プロダクションのフリン・ピクチャーズの3社がパートナーシップを結び、映画製作を行ないます。
日本ではこれまでに、『キティとミミィのあたらしいかさ』 (1981年)などをはじめ数本の映画が製作されたことがありますが、海外での映画化は初めてになります。
音声は英語で、実写版、アニメ版、CG版、またはそれらを組み合わせたハイブリッド版のどの作品形式になるのか、公開時期は未定です。
直木賞作家<西加奈子>の同名小説『まく子』(福音館書店2016年2月25日刊行)を映画化し、3月15日(金)からテアトル新宿他全国ロードショー公開されます。
小さな温泉街に住む少年が転入生の不思議な少女との出会いを通して成長していく姿を描いた人間ドラマ。温泉街で暮らす小学5年生の「南雲慧」は、子どもと大人の狭間で戸惑っていました。
そんなある日、彼の学校に不思議な魅力の美少女「コズエ」が転入してきます。「コズエ」が抱える大きな秘密を知ることで、「慧」が今まで見てきた世界は優しく塗り替えられていきます。
『真夏の方程式』(2013年・監督: 西谷 弘)の<山崎光>(15)が「南雲慧」役で映画初主演を務め、物語のカギを握る謎の転入生「コズエ」役には本作が2度目の映画出演となる<新音(にのん)>を抜擢。
「慧」の父「南雲光一」役を<草なぎ剛>、母「南雲明美」役を<須藤理彩>が演じます。監督・脚本は、ベルリン国際映画祭をはじめ、世界10ヶ国以上で上映され好評を博した長編第1作『くじらのまち』(2015年)、続く『過ぐる日のやまねこ』(2015)が第15回マラケシュ映画祭で審査員賞を受賞するなど今まさに活躍を期待される若手監督の新鋭<鶴岡慧子>です。
時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍する〈スパイダーマン〉たちが集められた世界を舞台に、主人公の少年「マイルス」が〈スパイダーマン〉として成長していく姿を描いた長編アニメーション『スパイダーマン:スパイダーバース』が、2019年3月8日より公開されます。
中学生の「マイルス・モラレス」は、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通っています。実は彼は〈スパイダーマン〉でもあるのですが、まだその力をうまくコントロールできずにいました。
そんな中、何者かによって時空が歪められる事態が発生します。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまな〈スパイダーマン〉たちが「マイルス」の世界に集まります。そこで長年スパイダーマンとして活躍する「ピーター・パーカー」と出会った「マイルス」は、「ピーター」の指導の下で一人前の〈スパイダーマン〉になるための特訓を開始します。
<ボブ・ペルシケッティ>、<ピーター・ラムジー>、<ロドニー・ロスマン>の3人が監督を務め、第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞s他作品です。
2015年から2018年まで『週刊ヤングマガジン』で連載され、ヤクザが性転換してアイドルになるという斬新な設定が話題を呼んだ<ジャスミン・ギュ>原作による人気コミック『Back Street Girls』を実写映画化した『BACK STREET GIRLS ゴクドルズ』が、2019年2月8日より全国で公開されます。
犬金組に所属する「山本健太郎」(白洲迅)、「立花リョウ」(花沢将人)、「杉原和彦」(柾本玲弥)の若きヤクザ3人組は、社会のつまはじきものだった自分たちを拾ってくれた組に強い恩義を感じ、組のために働くことを心に誓っていました。
しかしある事件で不始末を起こしたことから、組長の思いつきで性転換&全身整形をさせられ、女の子としてアイドルデビューすることになります。しかも思いがけず人気急上昇してしまったため、3人はアイドルとしての自覚と本来の自分との間で葛藤することになります。
監督は、『小川町セレナーデ』の<原桂之介>が務め、「アイリ」役に<岡本夏美>、「マリ」役に<松田るか>、「チカ」役に<坂ノ上茜>が扮しています。
東日本大震災を背景に、災害で被災した障害者と支援者たちの活動を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ『星に語りて~Starry Sky~』が、2019年3月10日より全国で公開されます。
障害者向け共同作業所の連絡会である「きょうされん」が結成40周年を記念して製作されました。2011年3月11日に発生した東日本大震災。岩手県陸前高田市の高台にある共同作業所「あおぎり」では、津波の直接的な被害は免れたものの、仲間のひとりを失い、落胆する利用者たちを女性所長が励ましながら、日常を取り戻すため奮闘していました。
一方、福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされた福島県南相馬市では、避難できずに取り残されている障害のある人の存在を知った共同作業所「クロスロードハウス」の人々が、自らの手で調査に踏み切ろうとしていましたが、そんな彼らの前にさまざな困難が立ちはだかります。
監督はこれが初の商業映画デビューとなる<松本動>が務め、<要田禎子>、<竹内大>、<大迫一平>、<森恵美>、<生島ヒロシ>、<赤塚真人>、<植木紀世彦>、<大賀太郎>、<佐藤しのぶ>らが出演しています。
『ゼロ・グラビティ』の<アルフォンソ・キュアロン>監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたメキシコ・アメリカ合作Netflixオリジナルのヒューマンドラマ『Roma ローマ』が、2019年3月9日より全国で公開されます。
<アルフォンソ・キュアロン>監督が脚本・撮影も手がけ、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出しています。
1970年代初頭のメキシコシティ。医者の夫「アントニオ」と妻「ソフィア」、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性「クレオ」は、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていました。
そんな中、「クレオ」は同僚の恋人の従兄弟である青年「フェルミン」と恋に落ちます。一方、「アントニオ」は長期の海外出張へ行くことになります。
2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む同年度最多タイの10部門でノミネートされ、外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した作品です。Netflixで2018年12月14日より配信されています。
映画 『アクアマン』 (<ワイルド・スピード>監督)が、公開2週目で興行収入10億円を超えています。同作は、海底帝国アトランティスの王女と人間の間に生まれ、地上人として育てられたアーサー・カーリー<ジェイソン・モモア>がアトランティスの地上侵攻の企みを察知し、争いを止める戦いへ身を投じていくというDCコミック(アメリカの漫画出版社)の実写映画化作品です。
同作は、海外69カ国で上映され、世界興行収入は1251億円を突破、ワーナー映画作品全体の世界興収ランキングでも、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」(2011年、1486億円)を追い越す勢いです。
日本では、2019年の洋画で最速の10億円超えで、2週連続興行収入1位をキープ、3週目で12億円を突破しています。世界的大ヒットを受け、すでに続編制作も決定され、2022年12月に全米公開予定です。
「アクアマン」は、日本ではあまりメジャーとは言えないDCコミックに登場するヒーローが、なぜヒットしているのでしょうか。
まず、話が非常にシンプルな冒険活劇で分かりやすく、他の作品を見なくても楽しめることが挙げられます。次に、映像の素晴らしさが挙げられます。潜水艦映画などで、海中の戦闘シーンが映ることはありますが、たいてい地味です。同作は、海中でのシーンが多く、水の動きや水の表現が繊細で流麗に演出され、終盤は、海中で大迫力の戦闘シーンが映し出され、同作で使われている映像技術は最新のもので、5年前には撮れなかったシーンも多いそうです。
また、普通のスクリーンではなく 「4DX」 と呼ばれる、上映中に椅子が動いたり、水や煙が出たりして全身で体感できるスクリーンが人気です。海中が舞台のアクション映画で、水しぶきや椅子の揺れで臨場感が増すため、4DXで見る人が多いと想像できます。
アクションシーンに興奮するのはもちろんですが、普遍的な家族の物語などあらゆる人が共感できる要素がテーマに盛り込まれていることも、ヒットの要因のようです。
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