帝都大学医学部を優秀な成績で卒業した<青山吾郎>は、意に反して帝都大学附属病院の本館ではなく、医療設備も古い分院にて内科研修が始まりました。
同期研修の3人<哲也>・<のり子>・<皆川>(著者と同様に脱サラ後、37歳にて医者になった人物)は皆優柔不断で、<吾郎>は深夜の中庭でひとり愚痴をこぼしていたら、この病院で6年前に亡くなった<菊池ゴロー>という幽霊と遭遇してしまいます。
彼は急性骨髄性白血病のためわずか13日の入院で亡くなった患者ですが、「心に残る未練」があり、<吾郎>に対して「医者とは何か」を諭すように毎夜現れてきます。
遺伝子の分野で世界的に権威のある医者を夢見ている<吾郎>でしたが、<ゴロー>との出会いを通して、改めて「医者とは?」・「医療とは?」を考え直し、「心に残る未練」をも解決に導き、人間的に成長する<吾郎>の姿に共感を覚えながら読み終えました。
収められているのは11わの短篇で、大上段に構えたものではなく、どこにでもある日常生活をとらえて、著者のするどい目線で切り込む作品が詰め込まれています。
どの作品も特別なドラマが展開されているわけではありませんが、登場する人物たちの立ち居振る舞いや台詞に、妙に「にやり」と苦笑いが出てしまいます。
特に『パパイヤと五家宝』の笑える結末には、してやられたという感があり、してやったりとした著者の顔が浮かんでしまいます。
さりげない日常生活に浮かび上がる出来事を、ていねいな文章で綴られ、小気味よい読後感が残る一冊でした。
長野県の片田舎にある県立佐久沼高校の野球部を舞台に繰り広げられる、痛快野球小説が本書です。
ニューヨーク在住から東京大学を卒業、今でははITビジネス界の新進実業家となった30歳の<小金澤結子>はプロ野球球団のオーナーになろうとしますが、<百川勘太郎>に拒否され、彼の孫が通う甲子園出場常連校の「長野光陵学園」を倒す執念のため、金銭にモノを言わして「佐久沼高校」の野球部長に納まります。
指導方法は<結子>がビジネス業界で培ってきた経験と知識を駆使して、キャプテンの<菊池昇平>やエースの<熊谷辰雄>、マネージャーの<池野あずみ>などを巻き込みながら、県大会へと進んでいきます。
スポーツマン根性と真っ向から反するような指導方針が続きますが、やがて<昇平>たちは<結子>の考え方に同調、見事決勝戦まで登り詰め、ユーモアと人情味を交差させながら、優勝候補の「長野光陵学園」との手に汗握る試合展開にのめり込める一冊でした。
ここ数年、夏の暑さ対策として、「ゴーヤ」の緑のカーテンが定着した感があります。
「ゴーヤ」料理としては、「ゴーヤチャンプル」が一番多いのでしょうが、変化技として楽しむのには、難しい素材かなと思います。
いつもの立ち呑み屋さんで、オネイサンから「ゴーヤで作ってみたんだけど」と、炒め物をサービスで出していただきました。
チリメンジャコと鰹節、ゴマを醤油で味付けしています。
炒め物ですので、少量だけで作るわけにもいかず、お店のまかない料理のときにみんなで食べてもらおうと、持ってきた惣菜のおすそわけでした。
<やまちゃん>、おいしかったです。アテをあまり食べないので、いつも気を使っていただき、ありがとうございます。ごちそうさまでした。
久しぶりに【あぶり屋:鈴ぎん】さんにて、お昼ご飯です。
本日はあっさりと、サービスランチの「ネギトロ丼」(500円)に決まりました。
ほどよいご飯の量に、たっぷり詰め込まれたネギトロ、ワサビ醤油をかけて、おいしくいただきました。
地デジ対応と言うことで、お店のテレビも液晶に変えられていました。
画面が以前のテレビよりも小さくなり、野球中継も見ずらくなった感があります。
「一般販売用ではなくて、特別仕様のテレビなんですよ」と店長さんの返事でしたが、部品の良し悪しは別として、やはり画面が大きい方が客側としてはありがたいなと思いながら食べておりました。
広島お好み焼き【がんぼ】さんでママさんとご一緒になり、これもまた縁かなと思い スナック【あーばぁん】 に顔出しです。
今月はママさんのお誕生月でもあり、先のことは分かりませんので、前祝いと言うことにしました。
前回は切りよく呑み上げ、新しいボトルを頼んでおりました。
「ジョニ黒」、あまり飲まれる方が少ないのか、お店は余分にキープされていません。
ボトルのネームホルダーに「緑のツタの葉」らしき模様があり、「なに?」と聞けば、「ハートマークやないの」と言われてしまいました。
「ハートマークなら赤色でしょうが」と言い返そうと思いましたが、先程の <生ビール> のイラストを見たあとですから、黙ってロックグラスを傾けておりました。
チェイサーは、もちろんビールです。
「チーズカリカリ」 を食べようと、広島お好み焼きの【がんぼ】さんに顔出ししましたら、スナック【あーばぁん】のママさんが先客としておられました。
なにやら大将と話しているのは、どうやら黒板に描かれた大将の<生ビル>が、「らしくない」という会話。
それではとサウスポーのママさんが、<生ビール>を描いたのですが、どちらもどちらで、ドングリの背比べです。
ここで口を挟みますと、「それではファルコンさん描きなさいよ」となりますので、素知らぬふりをしておりました。
日本で初めて国産カレー粉を作ったことで有名な「ハチ食品」さんの【たっぷりビーフカレー】(105円)を買ってきました。
以前同社の <カレーうどんの素> を期待して食べてみたのですが、大阪本社の割には関西風の味付けでなく、ガッカリしました。
レストランなどの業務用に強いと聞いておりますが、一般受けする味なのか興味がありました。
「3種類のカレー粉を使用し、・・・」とありますので、スパイシーなイメージを持ちましたが、残念ながら期待外れでした。
わたしには「塩味」が強すぎるルーの味付けで、「原材料名」を確かめますと、「食塩」が「カレー粉」よりも前に書かれています。
「3種類のカレー粉」よりも「食塩」の分量が多いとは、不可思議な成分割合です。
ただ、一般のカレールーは200グラムが多いのですいが、250グラムと量があり、牛肉も存在感がありますので、若い人には向いているかもしれません。
日本では1973年6月30日より公開の<チャールズ・ブロンソン>主演の同名アクション・スリラー『メカニック』を、<ジェイソン・ステイサム>主演でリメイクした『メカニック』が、2011年8月13日より公開されます。
いかなる殺しも事故に見せかけて遂行する凄腕の暗殺者「ビショップ」(ジェイソン・ステイサム)の親友「マッケンナ」が殺害されます。
ビショップは親友の死を静観し、次の仕事にとりかかりますが、「マッケンナ」の息子「スティーブ」が暗殺者として弟子入りを志願してきます。
共演に<ベン・フォスター>、<ドナルド・サザーランド>、<トニー・ゴールドウィン>、監督は「トゥームレイダー」の<サイモン・ウェスト>が務めています。
早や本日は立秋ですが、神戸の最高気温は33度でした。
明日からは、残暑見舞いの時期となりますが、まだまだ暑い日は続いています。
元気を付けようと好きな 「豚足」 を求めてきたのですが、本日はなく、同じ豚の「煮豚」(380円)がありました。
「豚足」のときと同じ辛しだれを出してくれますが、一味を足していただきます。
今日は「パチンコの日」だとかで、お隣のお客さんたちは、パチンコ談義に余念がありません。
競馬、競輪、パチンコ等をするわけではありませんが、門前の小僧をよろしく、居酒屋さんの耳学問でどなたとでも話題にできるほど知識は身に付いてしまいました。
ギャンブルの話題についていけることも、居酒屋さんにおいては必要な会話の潤滑油かなと感じています。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account