高校を卒業して「アヒルバス」の観光バスガイドとして5年目の<高松秀子>を主人公に据えた、いわゆる業界モノです。
色々な企画ツアーの添乗員として事故もなく無事に見送るまでの裏方としての気苦労を知ると共に、居ながらにして東京の街のガイドブックとしても楽しめました。
新人研修担当の<三浦先輩>は、ヘッドハンティングで北陸の鉄道会社に転職、後任はできちゃった結婚で、新人5人のの研修役が<秀子>に回ってきます。
「鋼鉄母さん」こと<戸田夏美>の厳しい上司を中心に、同期の<中森亜紀>達と織りなす、笑いあり感動ありのバスガイドの裏部隊が楽しめる一冊でした。
あろうことか、カバンの中身を入れ替えるときに、財布を入れ忘れたのを、お昼ご飯を食べる前に気が付きました。
あるのは、小銭入れだけ。
中身は240円だけしかありません。
キャッシュカードも財布の中ですので、銀行から引き出すこともできず、しばし思案。
1・・・お昼ご飯を抜く
2・・・マクドナルドで、マックバーガー(100円)とコーヒー(120円)を頼む
3・・・立喰の駅そばにする
というわけで、【山陽そば】の「かけそば」(210円)に落ち着きました。
七味をたっぷりとかけ、頂いてきました。
開店当時は、夜の部だけで居酒屋的なお店でした。
落ち着いた頃にお昼の定食を始められ、はや1年が経ちました。
「家庭料理」とあるように、お母さんと娘さんで切り盛りされているお店です。
日替わりで替わる4,5種類あるメインのおかずからひとつ選び、小鉢ものを自由に組み合わせします。
小鉢1個で600円、2個で700円、3個で800円という料金システムで、ご飯・みそ汁・漬けものはお替りできます。
本日選んだのは、「とろかつおの刺身」と「里芋のそぼろ煮」・「納豆」で(700円)のオリジナル定食の出来あがりです。
魚や野菜ものが充実していますので、お客さんも年齢が高めですが、落ち着いた雰囲気で食事ができるのが気に入っています。
久しぶりに、板宿の台湾料理【仙草】さんに顔出しです。
なんだか最近はカレーばかりの食事内容で、野菜や海鮮を求めて覗きました。
餃子で一杯やっていますと、座敷のグループ客が<甕入り紹興酒>をキープされたようで、ママさんが床にビニールシートを広げての作業が始まりました。
熟成の間、空気が入らないように蓋の部分は石膏で固く密閉されていますので、これを割らなければいけません。
手なれたママさんの破壊作業で、無事に開封されました。
甕から出した最初の上澄みはまさにいい香りがするんですよね。
つられて、私もビールをやめ、紹興酒のロックを頼んでしまいました。
「ハウス」、「グリコ」、「MCC」と名の通ったメーカーのレトルトカレーを食べてきていますが、老舗の「S&B」の紹介がまだでした。
本日のカレーは「ディナーカレー:フオン・ド・ボー」と、なにやら豪華な商品名です。
2種類のフォン・ド・ボーを使用しているとかで、上質なコク、濃厚で香り豊かな味わいが売りのようですが、確かにカレールーというよりは、ビーフシチューに近い趣きがありました。
マッシュルームも味わい深く、ご飯ではなくパンに適しているかもしれません。
隠し味にバナナも入れてありますので、スパイシーなカレーを求める方には不向きかもしれません。
ギャンブル好きの家から出て行った父親の借金を母は勤めながら返済している家庭から小学校の教師になるべく大学に進んだ大学3年生の<宮瀬恵介>ですが、学費が払えなくなり一年休学して実家に戻ってきます。
弟<春人>とよく子供の頃に観に行った映画館「銀映館」に出向くと、自給二千円の映写技師のバイトを見つけ応募しますが、支配人の<南川>からは、技師長<杉本ルカ>に関して、「過去については質問をしてはいけない」・「月曜日はそっとしておく」・「恋愛はご法度」の3つの言い渡しがあり、21歳の<ルカ>は3年間一歩も映画館から出ることなく、閉じ込まったままの生活を続けていました。
やがて<ルカ>の高校時代に閉じこもりの原因があるとわかり始めますが、その原因となる<レイジ>が<恵介>に接してきて、<ルカ>の悩みの核心へと突き進んでいきます。
映画館における裏方の映写の現状を横糸に絡ませながら、<ルカ>を守るべく情緒不安定なストーカー気質の<レイジ>と対峙する<恵介>に、閉ざされた<ルカ>の心もやがて開かれ、感動のラストシーンを迎えることになります。
JR元町駅の高架の南側を歩いていて、一瞬足が止まりました。
鉢植えの植物に、見慣れぬ花が咲いているではありませんか。
母体は観音竹の葉なのですが、こんな花が咲くものかと、我が目を疑いました。
近づいてよく見てみますと、あろうことか造花の花を結びつけているではありませんか。
新しい品種の植物かと驚いたのですが、幽霊見たり枯れ尾花の世界でした。
それにしても道行く人は、誰一人この花に無関心の様子で、せわしく通り過ぎる姿にも驚かされます。
生活様式の洋風化にともない、住宅の中から和室がなくなりつつあります。
よしんば、畳の部屋として確保されていても、床の間までの設えは期待できません。
蒸し暑い日でも、素足に感じるひんやりとした畳の感触は、日本人ならではの楽しみですし、高温多湿の日本においては天然の湿度調整機です。
残念ながら国産の<イグサ>は高級品となり、庶民の住宅では使えない価格になってしまいました。
需要と供給の経済活動ですが、1丁(約300坪)の田んぼから10帖分しか取れない<イグサ>で作られた畳は、6万円を超えています。
よほど余裕がない人でないと手が出せないと思いますが、せめて寝ころぶ1畳分だけでも、買い換えたい気分です。
本日のお昼は、辛さ20倍の【LEE】です。
高温で深煎りした焙煎唐辛子と蛾焙煎黒胡椒をブレンドしたルーで、辛さとコクを引き出しているとか。
私の場合、レトルトカレーはご飯と一緒に食べることはあまりなく、スープ扱いでパン等と食べています。
レトルトカレーに辛さの追求はヤボな事だと割り切っていますので、これも平均的な辛さだと思いながら食べておりました。
以前は【LEE30】という、唐辛子の「ジョロキアソース」が付録に付いたレトルトカレーがありましたが、万人受けでないのか店頭で見かけなくなりました。
主人公の<ザンティピー>は38歳、ニューヨークのマンハッタンで探偵稼業をしている元警官で、語学が堪能という特技を持っています。
ある日13歳離れた妹<サンディー>から、日本人の<笠島隆一>と結婚して北海道留萌小平にある温泉旅館「ゆーらっくの湯」に嫁いでいる旨の手紙を受け取り、休暇を兼ねて遊びに出向きます。
小平の町には、海岸近くに「オンジョ岩」があり、浜辺は「「御浜(おんはま)」と呼ばれていますが、どちらも足を踏み入れてはいけないという風習がありました。
愛犬<タロー>がこの「御浜」に紛れ込み、追いかけた<サンディー>は<タロー>が人骨を掘り出したのを見てしまいます。
<ザンティピー>は<サンディー>から骨の話を相談され、ひとり捜査を始めていきます。
北海道の片田舎にある伝説的な風習に絡むミステリーですが、<ザンピティー>の<ふうてんの寅さん>口調の台詞が爽快で、楽しめながら読み終えました。
いいキャラクターの<ザンティピー>ですので、続編を望みたいところです。
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