神戸に住んでいますので、本書の舞台となる阪急今津線もよく知っており、「西宮北口駅」から「宝塚駅」までの8区間(起終点駅含む駅数は10駅:今津・阪神国道・西宮北口・門徒厄神・甲東園・仁川・小林・逆瀬川・宝塚南口・宝塚)は、馴染のある沿線です。
この時間にして片道20分ばかりの距離(9.3キロ)ですが、それぞれの駅名がタイトとなる連作短篇として16話が組まれています。
どの登場人物が主人公とは言えませんが、物語のキーマンは、入社以来5年間付き合っていた彼が、突然同僚の女の子と結婚することになり厭味として結婚式当日に新婦以上にきれいな白いドレスで出席する<翔子>かなと思えます。
この<翔子>を中心に、いろんな人が乗り合わせている電車の中で起こる出来事がユーモアを持って語られ、笑いあり感動あり、ちょっぴり涙ありの連作に仕上がっています。
どこの電車の中でも起こり得る日常的な電車の中の会話や行動に目線が向く、著者の観察眼はさすがです。
同じ兵庫県内の豊岡市ですが、特別な用事がないと出向くことはありません。
今回、「建築士定期講習」を日本海側でも開催してほしいとの要望で、前日より泊まりがけで行ってきました。
夜の会食、地元建築士会のメンバーに無理を言い、【祭】さんに予約を取って頂きました。
6時開店に合わせ、講習会をお手伝いしてくださる裏方メンバー達とお店に突入。
【祭】さん、目立つこともない古びた外観なのですが、人気店なんでしょう、予約客ばかりですぐに満員、顔出しされるお客さんを皆断わられておりました。
ふぐの付きだしに始まり、刺身の盛り合わせ、アジのタタキ、クジラのユッケ等、どれも取り合いになるおいしさでした。
安くておいしいお店は、やはり地元の方に聞くのが一番いいですね。
『ジョニーは戦場へ行った』と、江戸川乱歩の短編小説『芋虫』をモチーフにしたオリジナルストーリーで、戦争に翻弄された1組の夫婦の姿を通して戦争がもたらす愚かさと悲劇を描く『キャタピラー』が、2,010年8月14日より全国で公開されます。
第2次世界大戦中の日本。「シゲ子」の夫「久蔵」にも赤紙が届き、勇ましく戦場へと向かいましたが、戦争から戻った「久蔵」の顔は無残にも焼けただれ、四肢を失っていました。
村中から奇異の目で見られながらも、多くの勲章を得た「久蔵」は「生ける軍神」として崇められ、「シゲ子」は戸惑いながらも「久蔵」の尽きることのない食欲と性欲を埋めていきます。
やがて日本に敗戦の影が色濃く迫り、「久蔵」は自ら戦場で犯した悪行に苦しみ始めます。
第60回ベルリン国際映画祭(2010年2月21日)で、<寺島しのぶ>が最優秀女優賞を受賞した作品です。
朝からの「建築士定期講習」、午前中の講義が終わりました。会場の但馬生活科学センターは、昭和38年建設の建物で、講習会場には後付けのクーラーが設置されていますが、受付作業を行うホールには、クーラーがなく、暑さでうなっておりました。裏方としての楽しみはお昼ご飯の仕出し弁当、名前も地域柄か「こうのとり弁当」でした。一休みして、昼からもうひと踏ん張りしなければいけません。
「建築士定期講習」が、9時30分から始まりました。
片付けの終わる夜6時まで、暑くて長い一日になります。
なんとも奇妙な展開で楽しませてくれた、『有頂天家族』です。
登場するのは、今はすっかり神通力が消え去り、空を飛ぶことができない天狗<如意ケ獄薬師坊>こと「赤玉先生」、人間でありながら「赤玉先生」の指導を受け、天狗と同じ能力を持つようになった<鈴木聡美>こと「弁天」、そして本書の語り手である狸の<下鴨矢三郎>を中心とする<下鴨一族>と、対抗する<夷川一族>です。
京都の町を舞台として、狸界をたばねる「偽右衛門」の地位を争い、<矢三郎>の長兄<矢一郎>と<夷川早雲>の跡目争いが賑やかに繰り広げられ、ファンタジーな世界に引きずり込まれます。
「狸柄=人柄」・「狸の情け=人の情け」・「狸格=人格」などの擬人化した言葉も面白く、楽しく読み終えれました。
明日の土曜日は、但馬生活科学センターにて、「建築士定期講習」が行われます。
どうしても、講習会とか試験会場は県庁所在地近辺に偏りがちですが、兵庫県は日本海を含む広い圏域です。
幅広く建築士の方に研修を受けてもらうためにも、こちらから出向くのも大事な事ですね。
いつも通り受付作業に始まり夕方まで、講習会全般の責任者として一日缶詰め状態です。
朝早くからの講習会ですので、前夜から一泊しなければなりません。
手間のかかる事業に、気心知れた委員会メンバーが協力してくださるのは、ありがたいことです。
JR豊岡駅に近い「ホテル大丸」が今夜の宿泊先。
冬場ですと、カニすきなどで楽しめる地域なのですが、さて今夜の自腹の晩飯はどうなることかな。
朝早くからクマゼミの合唱で、目が覚める今日この頃です。
クマゼミに圧倒されている鳴き声の中、珍しく<ムクゲ(木槿)>の木の枝にとまっている「アブラゼミ」を見かけました。
2~3日で散り落ちる<ムクゲ>の花と、1週間の命の「セミ」を同時に見ますと、諸行無常の言葉が浮かんでまいります。
暑いこの時期には、不思議とカレーが食べたくなります。辛さが強烈なカレーが好みなのですが、なかなか「これだ」というのには当たらないですね。
長い間「辛さ」だけにこだわって食べてきましたが、カレーそのものの歴史までを考えることはありませんでした。
数多くのレトルトパックの製品が出ていますが、今回初めて新宿【中村屋】さんのレトルトパックを手に取り、日本のカレー(カリー)の発祥のお店だと知りました。
インド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボースが、日本への亡命を手助けしてくれた新宿中村屋創業者<相馬>夫婦に心をこめてふるまった祖国のカリーが、「純印度式カリー」の始まりだとか。
レトルトパックのカレーのお肉、ほとんどのメーカーさんのはジャーキーみたいに固くて小さくて、食べようとは思いません。
今回の「インドカリー」は、箱のイラスト通りで、大きくて柔らかい角切り肉でした。
昭和2年から受け継がれている味、なるほどなと感じながら頂きました。
真夏日や猛暑日が続く毎日、お昼ご飯を決めるのも難題です。
暑い日は、辛いものか冷たいものに限りますが、両方をかねてのメニューを思い出し、ハーバーランドのモザイクまで出向きました。
この【陳麻家】、全国展開をしている担々麺専門店と聞いていました。
選んだメニューは「冷やし担々麺」(680円)です。
ゴマだれにラー油が加わった味なのですが、これまた予想に外れて、期待したほど辛くはなく、万人向けの味付けでした。
ここも、この前の甘いタレの焼肉丼屋さんと同じで、追加で辛く出来るような調味料がなく、我慢して甘いゴマだれと戦っておりました。
担々麺専門店と謳うのであれば、辛さに対して「山椒」なり「一味」なりで個人的に対応出来るように考えてもらいたいと感じました。
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